東京絵の具

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医王山 毛越寺

2010年10月09日 | 東北
所在地:岩手県西磐井郡平泉町字大沢58

毛越寺は、天台宗の別格本山で、四寺廻廊のひとつ。
奥州藤原氏二代基衡によって造営され、全盛期には堂塔四十余、
禅房五百余あったといわれます。平安時代の庭園がほぼ完全に
残っており、特別史跡・特別名勝の二重指定を受けています。


常行堂。享保17年(1732)に仙台藩主・伊達吉村の再建。
嘉祥寺、講堂、金堂円隆寺、常行堂、法華堂、鐘楼、経楼、
南大門は、礎石や土塁などの遺構が残るのみである。


大泉が池。塔山を背景にした典型的な浄土庭園。龍頭鷁首(りゅうとうげきしゅ)の
船を浮かべ、管絃の楽を奏したという。


出島石組と池中立石。荒磯の趣を表した出島。


遣水(やりみず)。山水を池に取り入れるための水路で、水底には玉石を敷詰め、
蛇行する流れに水切り、水越し、水分け等の石組を配し、水辺に咲く四季の草花と
相まって景観を造っている。平安時代の完全な遺構としては日本唯一のものである。

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