東京絵の具

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勝鬨橋

2011年06月27日 | 東京23区
所在地:東京都中央区築地6~東京都中央区勝どき1
備考:国指定重要文化財

勝鬨橋(かちどきばし)は、隅田川に架かる橋で、1940年(昭和15年)に竣工した。

日本で現存する数少ない可動橋(跳開橋)で、橋の中央が開閉する構造であるが、
隅田川を航行する船の減少、交通量の増加などによって、昭和45年11月29日の
開閉を最後に、現在では開かずの橋となっています。

週刊少年ジャンプで連載している「こち亀」の単行本71巻「勝鬨橋ひらけの巻」を、
子供の頃に見て、物語に感動したのもあり、この橋は特に思い入れがあります。
余談ですが、私の生まれた徳島にもかちどき橋があります。

近年、再び跳開させようと市民団体などにより動きがありますが、約10億円近い
費用がかかることや、警視庁がこの道路を封鎖するのを許可しないので、ほぼ
不可能ではないかとの見解です。



開閉する箇所。約40年近く開いていないんだなぁ。


ギザギザ部分はシャーロックという。


橋脚内見学ツアーは、事前に往復ハガキでに申し込む必要があります。
毎週木曜日1日4回(10時~11時~13:30時~、14:30時~)あり、所要時間は
概ね50分程度で、1回に約5名が参加できます。

橋の資料館に集合して、ヘルメット、軍手、垂直梯子を上り下りするので、
事故防止にハーネスも装備する。そして、橋についての動画を見ました。

その後、橋を歩き、運転室に行きます。当時の面影を伝える信号機も残っています。
橋梁の歩道の上部には、4つの小屋が設けられており、それぞれ運転室、見張室、
宿直室などとなっています。


運転室の操作パネルと配電盤。こち亀の両津が侵入したところ。


そして、地下にある機械室に向かいます。


2基の125馬力直流電動機があり、平常時は1基で、強風時や積雪時は2期を利用するように
されている。万が一、電気系統が故障した場合でも手動で上がられ、ある程度開けば重りの
重さで自動的に持ち上がるようにできている。


ラック(大歯車の一部)と主ピニオン(小歯車)


リーフ(可動葉)はトラニオン(回転軸)を中心に回転して跳開する。


こちらは資料館にあった開いている勝鬨橋の写真。最大角度70度で、約70秒で跳開した。


隅田川と東京湾(海)の境は、築地市場付近が境界線になるようだ。

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