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高松城

2011年10月06日 | 四国
所在地:香川県高松市玉藻町
備考:国指定史跡

高松城(たかまつじょう)は、別名で玉藻城(たまもじょう)といい、
城跡は「玉藻公園」として整備されている。

豊臣秀吉の四国制圧の後、讃岐1国の領主となった生駒親正によって、
天正16年(1588年)に瀬戸内海に面した地に築城された平城。

現在見られる遺構は、江戸初期に徳川光圀の兄で常陸国から12万石で高松に
移封された松平頼重によって改修されたものである。

海水を取り入れた幅広い水堀が本丸や二の丸・三の丸を巡る本格的な海城であった。
内堀に鳥のように浮かぶ本丸に建てられた天守は、三重四階地下一階で、最上階が
下の階より張りだした南蛮造(唐造)と呼ばれる型式であった。

天守は明治17年に取り壊されてしまったが、城跡には北の丸月見櫓・水手御門・渡櫓、
旧東の丸艮櫓などが残されている。現在、地元では天守の復元計画が進行している。

上記・下記写真は、月見櫓と水手御門と渡櫓 [国指定重要文化財]
月見櫓は、延宝4年(1676年)頃に完成し、出入りする船を監視する役目があった。


海潮の干満による水位調節のために水門が設けられている。
堀には鯛やチヌなどの海の魚がいて、餌付けされています。




天守閣跡(修復中)


披雲閣(ひうんかく)。大正6年(1917年)再建。


旧東の丸の艮櫓(うしとらやぐら)。 延宝5年(1677年)頃に完成。[国指定重要文化財]


艮櫓の背景に琴電の車両が走っている。

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