ジグザグ山歩き

山歩き、散歩、映画など日々、見たこと、聴いたこと、感じたことなどつれづれに。

三ツ頭から権現岳

2015-12-30 22:12:32 | 山歩き
今年の10月に権現岳に登った。前夜に「ロッジ山旅」に宿泊。今回は、2,3日前から天気が崩れるという予報であったので、雨プロを考えなければと思っていた。しかし、雨の降り始めが早く、天気の回復が思ったより早そうで、次の日は、山に登れる様子になってきた。夜中は大雨が降っていたが、朝は雨が止んできた。権現が登れるのではと「ロッジ山旅」の長沢さんからも言われた。急遽、天女山から権現岳を目指して、行けるところまで登ろうということになった。このコースは8年前に、同じようにロッジ山旅で泊まって、登っている。その時はガスっていて、ほとんど眺めはなかった。今回は天気がよくて、リベンジ登山にもなった。最初は樹林帯をゆるやかに歩き始めたが、前三ッ頭の登りにかかると急登になってきた。前夜大雨が降ったので、ところどころで水浸しになっていたり、笹がぬれていたりした。前三ッ頭までは、急坂が続く。下りもここを歩くとなると、下りられるかなという声も出る。展望は開けて、三ツ頭も見えた。きつくなってきたので、前三ツ頭で下りたいという声もあったが、とにかく、三ツ頭までは行きましょうとなる。三ツ頭では、権現岳に登る人と下りる人と別れる。権現岳に登った人は、上に登っていくごとに、少しずつ展望の見え方が変わってきて、山頂も登ってみないとわからない眺めですねと口に出す人もいた。三ツ頭から権現岳までは、岩場や鎖場があったりしたが、思ったより早く登れて、コースタイムより早かった。前日の天気予報で、雨だったためか、登る人は我々以外はいなくて、往復ともに誰も合わなかった。山頂標の上に鉄剣と「金毘羅大権現」と刻まれた石板があった。山頂は狭く、東面は断崖絶壁となっている。下山は往路を下る。三ツ頭で振り返ると、ギボシ、権現岳、阿弥陀岳、赤岳と連なっている稜線がくっきり見えた。三ツ頭から天女山までの距離が非常に長く感じられ、なかなかつかない。下り方向に、富士山が見えて、富士山を眺めながら下っていく。一日富士山がみえ、展望を楽しむことが出来た。帰りは日帰り温泉「パノラマの湯」に立ち寄って、汗を流す。