百の無念、嗚呼..運命..!!

いろんな意味で無念なブログ。
ガンダム、特に百式やデスティニーガンダムに魅せられた男の日記?です・・。

デスティニーガンダムの性能などの私的考察

2005-10-21 21:34:55 | デスティニーガンダム 私的考察

今更ですが、僕のデスティニーガンダムへの想い?を墓地墓地と書いていきたい・・・と思っております。
あと、かなり長いです。

 「ZGMF-X42S デスティニーガンダム」 

あの、どこからか胡散臭さが漂うデュランダル議長によって開発された・・らしいガンダム史上、究極のパク・・失礼、インスパイアMS。まさにインスパイアのオンパレードな機体。
しかし、悲しいかな・・個性がありすぎて逆に無個性となってしまっている感が強い
二本の雄雄しい角を持ち、そして顔には赤い傷のようなものが付いている。これは「の涙」だと僕は勝手に思っている。ある意味、この哀しさを感じさせる「の涙」はその後のデスティニー自身の運命を物語っていたのかもしれない。
背部に真っ赤な翼を持ち、カラーリングはガンダム主人公機の伝統?である、白、赤、青のトリコロールである。それらのおかげか、どこか・・・悪魔っぽい雰囲気を醸し出している。
そして、この機体は核とミラージュコロイドを搭載しているため、普ッ通にユニウス条約とかいうものに違反している。まぁ、そんな条約知ったこっちゃないが、その事実を型式番号で秘匿しているらしく、なんともセコイ。どうせなら堂々と条約違反したほうが清清しい気がする。
武装面では、遠・中・近、それぞれの距離に対応する専門的かつ特化的な武装が装備されており、どのような戦局にも対応可能。だが、パイロットであるシン・アスカのパイロットとしての特性・クセなどが考慮されているためか、どちらかといえば中・近距離戦が得意であり、1on1向けと言える。
ZAFTをその背に背負うに相応しい、まさに史上最強の「コンプリートMS」と言えるはずだった・・。

 「特殊能力」
この機体はミラージュコロイドを使って、自機の光学残像を形成することが可能。効果は自機のスピードを実際以上に速く見せることや、一種のジャミング機能も持っていると言われている。
だが、劇中ではこの能力はほとんど役に立っていないと言っていい。もっと言えば、ただのハッタリと言っても過言ではないかもしれない。 更に言えば、結局は小細工にすらなっていないという哀しい現実がある。

「エンジン」
この機体のエンジンは、核エンジンとデュートリオンをハイブリット(複合)させた新型エンジン「ハイパーデュートリオン」である。ハイブリットと言えば聞こえはいいかもしれないが、SEEDの世界において核エンジンを搭載しているMSは半永久的な稼動を実現しているのだが、その核エンジンの強化発展型であるはずの新型エンジンを、デスティニーは搭載しているにも関わらず、劇中では半永久的な稼動は不可能である、といった感じの描写がある。まぁ、である。ただ、従来の核エンジンの数倍もの出力を持っているらしく、とりあえず凄まじい。でも、やはり曖昧な感が強い。
本来ならEN切れはありえないらしいため、あの描写は撤退の口実である・・と個人的には考えている。

「武装」
■高エネルギービームライフル
基本中の基本の武装。取り回しに優れている武装である。従来のものよりも連射性と出力が向上しているらしいが、劇中ではその違いは確認できない
■シールド
左手にチョコンと付けられた小型の実体シールド。小型であることから、取り回しの良さを重点に置いた格闘戦向きのシールドといえる。だが、デスティニーはビームシールドを装備しているためか、まともに防御手段として使われたことはほとんどない。そのため、存在意義が薄い。備えあれば憂いなし・・という感じか。
■17.5ミリCIWS
早い話、バルカン砲。17.5ミリという、なんとも微妙な口径を持つ。牽制が主な用途だろう。だがこの武装は、一度も使われていない。
■ソリドゥス・フルゴール
ややこしい名前だが早い話、ビームシールドである。そして実体シールドの存在意義を奪った張本人。手甲部に搭載されており、その「堅固な輝き」の名の通り、実体シールドなんてメじゃねぇぜ!!!!といった感じの凄まじい防御性を持っている。さらにビームの展開面積を変えられるため、状況に応じて形状を変えられるなどのオールラウンドさも持っている。劇中においてもその防御力をいかんなく発揮。デストロイの化け物じみたビーム砲すら弾くという、さらに上をいく化け物っぷりを見せている。これでは実体シールドに出る幕がなかったのも無理はないな・・・
■フラッシュエッジ2ビームブーメラン
両肩に装備されたビームブーメラン。ソードインパルスのものの強化型らしい。サブウエポンといった感じではあるが、「飛ぶ斬撃兵器」としての能力を劇中でも地味に発揮している。あと、凄まじく地味な能力だが、このビームブーメランはビーム刃の出力を調整することにより、ビームサーベルとしても使用できる。だが、劇中では一回しか使われておらず、描写も地味地味であったために忘れられがちな能力である。ある意味、デスティニーの中で一番の隠し武装(能力)と言える・・・かも。ぶっちゃけこの能力はパルマよりも、よっぽど隠し武装っぽい
まぁ、結局のところ・・やっぱ地味な武器なのである。
■高エネルギー長射程ビーム砲
背面左部のウエポンラックに取り付けられている、普段は折りたたまれている緑色の大型ビームランチャー。その精度・破壊力は凄まじく、「ケルベロス」や「オルトロス」を遥かに上回る。22Mというその長い砲身を活かしての遠距離狙撃も可能のはず。だが何故か弱いイメージしかない。ビームシールドにあっさりと防がれているからだろうか??
ヴェスバーのように、ビームシールドすらも貫くくらいの威力があれば、印象も変わったことだろう。とはいえ、それではやり過ぎ感が出てくるが。
■アロンダイト ビームソード
背面右部のウエポンラックに取り付けられている、これまた普段は折りたたまれている大型のビームソード。円卓の騎士・ランスロット卿の、刃こぼれしないという最も強くて美しい剣・アロンダイトから名前をそのまま取っていると思われる。そのデカさゆえに、扱うには技量がいるが・・斬馬刀のごとき切れ味を持っており、劇中でもデストロイを一刀両断するなどの破壊力を見せている。だが、MS戦では白刃取りされたり、刃こぼれしない剣のはずなのにそれどころか折られたり・・・と、いい所が全くない。やはりMS戦においては非常に取り回しが難しいようである。こいつも、ビームシールドをぶった切るくらいのことをしてくれれば、欠点も霞むくらいのインパクトがあったろうに・・。それができたらできたでやり過ぎな感じはあるだろうが、主役機特権として・・無敵とも言える硬度を持つビームシールドを唯一突破できる武器としての能力を与えてやっても良かったのではないかと思っている。
デカイだけに使いにくい武装ではあるが、パイロットであるシンの性質上、デスティニーのメインウエポンといっても過言ではない。メインウエポンであるが故に、もし・・こいつを紛失してしまったらデスティニーは、実質的に何もできなくなる。ちなみに、劇中では4回も紛失している。
だが、これは個人的な意見であるが非常にかっこいい武装であると思う
■パルマ フィオキーナ
掌に装備されたビーム砲。名前の意味は、「掌の槍」である。明らかにシャイ○ング○ィンガーのインスパイアであるが、そこは気にしない方がいい。あと・・あれだけ派手?に使ってはいたが一応、隠し武装らしい。
ビーム砲だけにビームを発射できるのかと思いきや、どうやら発射できない?ようであり、その用途は格闘戦に絞られる。その格闘戦の中でも、零距離での格闘戦という、通常ではありえない状況を想定した武器であるらしく、密着した敵機を確実に破壊するための武装らしい。だが、零距離戦に持ち込むこと自体がかなり困難であり、さらにビームサーベルと比べたらリーチも短いがために、使いどころがかなり難しい。未知数の戦術バリエーションを持つらしいが、ぶっちゃけ劇中では突進しか戦術?と言えるものはなかった。個人的には、かめ○め波をやってくれるのかな・・・と思っていたのだが・・。デスティニーの機動性があってこそ、装備できた武器であるといえるかもしれないが、やはり劇中では使い方を誤った・・・というかパルマ フィオキーナが真価を発揮したとは言い難い。
■光の翼(ビームウイング)
ぶっちゃけ武装に入れるべきものではないような・・。まぁ、いいや。設定が明かされてないため、全てにおいて謎。ただ、光の翼を展開することによって残像が発生していると思われるため、ミラージュコロイドを周囲に撒き散らしているのかもしれない。ビームウイングという名称(仮)だけに、上手く使えば巨大なビームサーベルとしての役割も果たせそうな気もするが、そういった描写はない。それどころか、劇中では・・ほぼ飾りだったと言える

 「劇中のデスティニーガンダム」
35話において、レジェンドガンダムと共に初登場。ギルバートデュランダルによって、シン・アスカに渡される。劇的な登場とは言い難いが、背景で流れていた禍々しいBGMの効果と、デスティニーが多くのケーブル?に繋がれた姿での登場は・・・なんだかんだで雰囲気を出していた、と個人的には思っている。
その雰囲気とはもちろん、悪役の。 

37話
レジェンドと共に発進。脱走兵の追撃という任での初出撃である。その脱走兵というのはアスラン・ザラであり、登場機体はグフイグナイテッドである。ガンダム2機で量産機をボコるという、かなりリンチな展開になるかと思われたが、場の空気を読んだ?レジェンド(レイ)がグフ撃墜をデスティニー1機に譲り、そのままデスティニーは圧倒的な戦闘力でグフを圧倒、そして撃墜している。結局のところ、リンチだったのには違いない。
ある意味、この時が初登場にしてデスティニーのピークだったのかもしれない。余談だが、その際アロンダイトを紛失。これ以降も、たびたび紛失することとなる。

38話
ヘブンズベース攻略戦において出撃。公式的には、これが初陣ということになるのかもしれない。デスティニーは、圧倒的な攻撃力と機動力でデストロイを圧倒。アロンダイトでデストロイを一刀両断などの派手なパフォーマンスを見せている。さらには、スティング・オークレーが搭乗するデストロイを、アロンダイトでの突撃(勝手に命名、クライムハザード)によって撃墜。最後もデストロイを1機撃破している。この話によって、デストロイは完全な雑魚機体に成り下がってしまった。また、戦いの合間合間に流れるAAクルーの描写が・・・個人的には酷く邪魔だった

 40話
オーブにいるジブリールの捕獲のために出撃。そしてそのままアカツキ(カガリ)との交戦に入っていく・・・・。

42話
アカツキとの戦闘が開始。アカツキの、ビームを跳ね返す特殊装甲に驚くも、徐々にパワーでアカツキを圧倒。もう一歩でアカツキを撃墜・・というところで、ストライクフリーダムガンダム(キラ)に邪魔をされ、取り逃がす。そしてアカツキは戦線離脱。そしてそのままストライクフリーダムとの交戦へと入ることになる・・・。
デスティニーは力押しの戦いを挑むも、アロンダイトを白刃取りされ、二度目の紛失。その後は互角の戦いを続けていたが、デスティニーのエネルギーが残り僅かとなってしまったために、一時撤退する。これはいわゆる戦略的撤退だと思いたい。
そしてこれが実質的なデスティニーとストライクフリーダムの最後のタイマンになろうとは誰が予想しただろう。
その後、補給が終わったデスティニーはレジェンドと共に再度出撃する。

43話
デスティニー・レジェンドと、ストライクフリーダムとの交戦開始。デスティニーはパルマ フィオキーナで攻撃をかけるも、ストライクフリーダムに蹴り飛ばされてしまう。このシーンには、全国のデスティニーファンが屈辱感を覚えたことだろう・・・。話を戻し、レジェンドがストライクフリーダムをよろけさせ、デスティニーが高エネルギー長射程ビーム砲でトドメをさそうというその時、インフィニットジャスティスガンダム(アスラン)に邪魔される。思えば、デスティニーは邪魔されてばかりである。そのままインフィニットジャスティスとの交戦に突入。デスティニー(シン)はアスランの説得に動揺しつつ突撃。その際に右腕をサーベルで切り裂かれてしまう。そして、アロンダイトの三度目の紛失である。ジブリールがオーブから脱走したため、戦闘継続の必要性がなくなったので、苦杯を飲まされたまま・・デスティニー(シン)は撤退を余儀なくされる。

45話
レクイエムを破壊するために出撃。前回の戦闘での鬱憤を晴らすかのような戦いぶりを見せる。アロンダイトや、パルマフィオキーナなどの武器を駆使して・・・・デストロイや、連合のMS・MAを圧倒。さらには、基地内部に侵入し、戦艦などの戦力も殲滅させ、戦いを勝利に導く。この戦いにより、ロゴスはついに壊滅することとなった。そしてこれが、デスティニーの最後の活躍(戦果)となる。

 49話
メサイヤに襲い来るオーブ軍を迎え撃つために、レジェンドと共に出撃。そしてストライクフリーダム・インフィニットジャスティスとの交戦に突入する。

50話
デスティニーにとっては、まさに「魔の50話」といえる。レクイエムを破壊しようとするインフィニットジャスティスに襲い掛かる。そして持ち前のパワーで押して、月面下での戦いとなる。だが、アロンダイトを折られてしまい、四度目の紛失。そしてアスランの説得で動揺するも、デスティニー(シン)はパルマ フィオキーナで攻撃をしかけるが、止めに入ったインパルスガンダム(ルナマリア)の姿を見てフリーダムの幻を見たのか、デスティニー(シン)は錯乱。インパルス諸共撃墜しようとするが、その攻撃をインフィニットジャスティスに止められる。インフィニットジャスティスから振り下ろされたサーベルをパルマ フィオキーナで受け止めるも破壊され、尚も抗おうと蹴り合いになるが、右足を切り裂かれ爆散、大破する。まさに完全敗北。そのまま月に不時着し、デスティニーは岩にもたれたまま、番組は最後を迎えることとなる。個人的だが・・デスティニーの最後のシーンは儚くも綺麗だった。
そして僕は考えるのをやめた。

「デスティニーの立場」
立場上は主役機のはずである。
さらには番組のタイトルを冠した機体でもある。
だが劇中での扱いは、正直・・酷い。
これは見方の問題ではある。「主役機」というものは、こうでなければならないというものはないと思うから。

だが、個人的には・・やはり主役機としてはこの扱いは不当である気がする。やはりデスティニーの得意分野?である、敵のエース機との1on1の戦いで見せ場がなかったことは痛い。それどころか、インフィニットジャスティスに傷1つ付けられぬまま、二度の完全敗北を喫している。その内の最終回では、そこらへんの雑魚機体のように物語の本筋に絡むことなく撃破される始末。・・・やはり酷い。
まぁ、どんなに嘆いても時、既に遅く・・そういうポジションの主役機だったということで割り切るしかない。もしくは、主役機ではなかったのかもしれない。
主役機ではなかったとしたら、悪役なのだが、正直・・悪役としても中途半端だった。これではデスティニーは主役にもなりきれず、悪役にもなりきれなかった中途半端な機体である。中途半端・・・これは哀しい。
主役になれんというのなら、どうせならデスティニーが持つダークさを活かすべき。それならキラやアスランに立ちふさがる「最強の敵機」として使ってほしかった。そして最大のライバルである、ストライクフリーダムとの死闘で物語を締めてほしかった。力を最大限に発揮し、それでも敗れたのならばデスティニーも本望であるはず。最終回での散り様も、もっと格好良く映ることだろう。
本当ならば、死闘の末に勝利し、そして大破というのが個人的に理想的ではあるが、それは贅沢かもしれない。

なんにせよ、今作での扱いは極めて遺憾。
しかし、これが運命だったということかもしれない。
ただ、これだけは叫びたい。

デスティニーの格好良さは宇宙一ィィィィ!!!!


最新の画像もっと見る

3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (0047)
2008-10-27 23:48:54
たしかに、あの扱いはキング オブ ハート
ではなくまさにキング オブ 不幸
でも、あの下から上を見上げた時の悪人顔
悪魔っぽい翼
対戦艦用ばっかり武器
ゴツイ肢体
ある意味ロマンの塊だったのに
無双ではアロンダイトであの2体を斬りまくりたいな~

もう一回見直してこい (考察好き)
2015-10-16 00:56:08
デスティニーが1on1に特化している? いったいどこを見てそう思ったのか詳しく聞きたい。どこをどう見てもデスティニーはレジェンドを前衛に置いたビーム砲による中・長距離からの支援と光の翼(ヴォワチュール・リュミエール)による圧倒的な超加速からくるシールドごとぶった斬れる威力を持ったヒット&アウェイというコンビネーションを前提とした機体でしょう。武装のほとんどが対MA用の大型火器であることから取り回しが難しく、近接戦なんてできるわけないのですよ。それでも近接戦に持ち込まれた場合の手段としてブーメランがビームサーベルになるのですから。ヒット&アウェイと近接戦は違いますよ。近接戦で使えるのがビームサーベルとパルマだけじゃあ他の機体と比べて手数が少なすぎます。レジェンドの方が近接戦で使える武装が圧倒的に多いのだからレジェンドが前衛なのは当たり前です。ドラグーンは中・近接武器なのですよ。あと戦闘をちゃんと戦闘を見ると分かりますけど光の翼による超加速の恩恵は大きいです。ハッタリでしかないとか一体どこをどう見てそう判断しているのか理解に苦しみます。オーブ戦でアロンダイト失った直後のフリーダムを速度で圧倒したあの戦闘を見てないんですか。デスティニーの特徴は高火力・高出力・超スピードの3点です。作中ではそれらを十全に扱うシンの実力がいかんなく発揮されており、扱い悪いなどということはありません。「考察」などと言って書くのならもう一回ちゃんと全ての、機体の運用、武器の運用、戦闘状況、描写などを考えて見直すことをお勧めします。
まあアニメなので監督脚本家さん胸先三寸次第 (つばき)
2017-05-31 23:28:29
理論上は隣接接近中距離遠距離どの距離でも高いダメージを与える事が出来かつ機動力守備力運用面から申し分ない機体
だけど実際は監督脚本家の意向によりストライクフリーダムとインフィニットジャスティスを中心に描かれたのが原因かもしれません
現実両2機ははっきりと映えると言いますか「強い機体」として描かれてます
たいしてデスティニーはサブキャラや雑魚には戦果を上げてるけどストライクフリーダムとインフィニットジャスティスには勝てていませんし