楽しくて つらくて かっこいい!

ロードバイクとキヨシローと仏像が好き。
2017年春、念願の作業療法士になりました。

新しい相棒

2012-05-29 20:56:50 | 自転車
ブログタイトル、変えてみました。

『楽しくて つらくて かっこいい』

キヨシローの【サイクリング・ブルース】という本の一節です。

 【自転車はブルースだ。クルマや観光バスではわからない。
  走る道すべてにブルースがあふれている。
  楽しくて、つらくて、かっこいい。
  憂うつで陽気で踊り出したくなるようなリズム。
  子供にはわからない本物の音楽。
  ブルースにはすべての可能性がふくまれている。
  自転車はブルースだ。
  底抜けに明るく目的地まで運んでくれるぜ。】

これからの人生、こんな風に過ごしていきたいという思いで
一節、切り取らせていただきました。

*****

5月12日。
ママンを老健に送ったその足で、
新しい相棒に会いに行きましたー
我ながら
「すげー変わりよう・・・」
と思いながらヘロヘロ顔から一転、
ウキウキ~~~



この上からみたトップチューブもカッコいいのよん


RIDLEY(リドレー)のORION(オリオン)
ベルギーから来た子です。

名前は~~~

最近NHKの綾○剛さん(カーネーションの糸ちゃんの愛人)のCM(?)LOVEなので

「ゴウさん」

とさん付けで呼ぶことにしましたん
いや、向○理さんの

「おさむちゃん」

と、5となんの関係もない呼び方と悩んだんだけどね。

あ~、こんなアホなことで悩める私が嬉しい~

相棒と対面した後、ど~~~~~~しても寄らねばならぬ場所が。
【小僧神】が宿る、あの場所、ピコリバイシクルへ。
まず「こんなん乗ります!よろしくお願いします」とご挨拶。
なんてしてたら
また涙が流れてきて
ちょうどいらしたpiccorienaさんに、
「小僧さんに見せたくて・・・」
なんて話していたら、もう止まらない。
一人でドバドバ泣いて泣いて
ピコリさんの前の畑一周して帰ってきました。

自転車の精神的Dr.ストップは解けたので
初乗りは・・・

ママンの訪問リハの病院への支払い
その後、ユキエちゃんの職場に久しぶりに寄り、
同じ職場でスポーツ整体をやっているサウちゃんに
やったら食いつかれ、褒められ、写真まで撮ってもらい
結構ご満悦ゼリー&ゴウさん
今まで絶対ムリだった、ユキエちゃんの職場からの激坂、
イッパツで登り切れた
ゼリーもおだてりゃ坂登る~

その帰りに見た、珍百景(?)



ちょっとわかりにくいか。
散髪屋さんのクルクルでできた棟が二つ。

それから雨だったり、「降る、降る!」って脅されたり、
私の体調が悪かったりで

今日、ようやく
「をを!乗った!」
っていうくらいは乗ってきました。
いや、いつもの134号線、茅ヶ崎の浜須賀なんですが・・・
(ホントは宮ヶ瀬でも行きたいんだけど、オットからまだOKはでてない
50キロくらいかな。







この赤いマジックテープは、ケータイポンプを止めてます。
さんごちゃんで使ってたポンプ、ゴウさんには合わないんだけど
とりあえずないと困るので、無理やり。
でもまー、当分これでいいかな?気分。

私の新しい相棒を組んで下さった
新しい自転車屋さん。
了承して頂きましたので、リンクさせていただきますね。

サニーデイサイクル さんです。
「1ヶ月に32日自転車に乗りたい」
という思いと掛けているそうです。
パーツや小物も可愛いものが置いてあったり、ワクワクするお店です。

*****

というわけで
ブログタイトルと相棒が変わりました。

ママンには入居後、次の日と、リハの説明の日と、誕生日(一週間前)の
3回、会いに行きました。
一人で行った日は、2日とも雨。
テクテク歩いて30分くらいかなー。
でも
その方がいいことに気付いた。
家と近ければ、ママンも来てくれること、期待するだろうし、
私も気になる。
ゴウさんだったら多分10分ちょいくらいだろうけど、
それだけの距離が
まず私の親離れ、子離れならぬ、介護離れを助けてくれている気がします。
それに
今の所、な~~~~んの不満もないゼリー。
顔やシャツがちょっと汚れていても、家でもそうだったし、
ママンが寒そうにしてたら
ちょいとシャツでも出して、着せればいいし、
気づかなくて風邪ひかせても、アチラでなんとかしてくれるし、
とにかく
もう私がアレコレ考えて行動しなくていいのが、ありがたくてありがたくて
先週行った時は
私もママンも落ち着いて、普通の親子の会話ができた気がする。
グッ

*****

ママンが老健にいることは私とは切り離せないし、
そんな話も、こんな話も出るブログになると思いますが、
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

*****

ううっ
テンプレ、自分の写真入れたいのに、
どうしてもできない・・・
がんばる。。。

在宅介護、終わりっ!!

2012-05-15 19:12:20 | カイジョカンケー
先週の土曜日。
今にも降り出しそうなママンを
慰めるでもなく、励ますでもなく、
ただ淡々と老健に送って行って
私の在宅介助生活は終了いたしました。


いやー、手続きが長かった。
ママンを ぽいっ って置いて、
30分くらい手続きがあって、ハイサヨナラ~
って考えてた私とオットは
かなり疲労困憊・・・。
まず事務所で書類上の手続き、その後栄養士さんと食事のお話。
例のアルバムを渡す。
担当介護士さんがお見えになって(栗に似てたからオットと私は「栗の人」と呼んでいる)
部屋に行き、毎日の生活の説明。
この時に私はメモしていった、ママン介助で気を付けて戴きたいことを伝える。
その後、担当医の先生と看護師さんがお見えになり
薬等や、緊急時の対応についての話があり、
最後にリハの主任さんと、ちょっぴりお話。
2時間はたっぷりかかった。
病気と薬でパーの私は、あまりの情報の多さに飽和状態。
前日飲み会だったオットは、立って寝てるし
「もう終わりかな?」
と思って「帰っていいですか?」って聞きに行くと
「あ、今○○が来ますのでもう少々お待ちください。」
あ、そうですか

その間も、不安からだと思うのだけど
ワガママいっぱい、上から目線のママンとバトル数回。
でもさ、さすがあーいう施設の方って慣れてるね。
バトル中は口を挟まず、一区切りついたら
優しくママンに話し出す。
やっぱ他人の方が、一歩引いて見れるんだなー。

そしてすべて終わり、ママンが昼食を摂り、
「ハナシガチガウ!
とか、看護師さんにブイブイ文句言ってるところを一喝し、
ケンカ半分でママンと別れる。

老健出た途端、
オットとハイタッチ
そしてデカい声で万歳一唱

終わったよーーーーーーーーっ!!!!!

と、叫びたいのだけは、ちと我慢。

*****

私が「もう在宅はムリだろう」と思ってから
少しずつママンの事を客観的に見ることができるようになって
今まで無意識に「見まい」としてきたことが
よーく見えるようになってきた。

それは
高次脳機能障害がかなり残ってるんではないか
ということ。

口では「リハビリやりたい」「頑張る」とか言ってるくせに
自主的にはあまりやらない。
それに、動くようになってきた左手や、失調の右手を使って
少しでも使えるようなるように、いろいろ挑戦してみようとしない。
フツーするっしょ、そーいうこと。
文字の練習も自主的にやらないし、
パソコンもいつの間にかやらなくなる。
どんなに勧めてもダメね。
意欲低下ってやつかな。

それから空気が読めない。
私がどんなに弱っていても、自分がしてもらいたいこと
(トイレやその他)は主張する。
それだけじゃなく、どこ行っても、
今、ここで、その話かい?大人としてどうよ?
って発言がいっぱい。

でもコロッと
「アンタ、少し寝なさい。」
とか
親らしい言葉をかけてきたりする。

それらの障害に正面切って向き合ってきたんだもの、
気持ちも崩れるわなー、私。

でもさ、
親だもん。
「認知症ではない」「長谷川式免除」っていう隠れ蓑がブ厚くて見えなかったの。
それで私がぶっ壊れて、ママンが辛い目にあっていた毎日は、
本当に申し訳なく思うよ。マジで。

老健の看護師さんがおっしゃってた。
「右の出血ですよね。そういう高次脳の方、多いんですよ。だから心配しなくて大丈夫。」

ホッとしたよ。

次の日は母の日だったので
オットと二人でお花のアレンジを持って出かける。
きっと
「お花に水あげてください」
とか言ってない(というか、思いついていない)と思うから
枯れちゃってるかなー。

そこでもケンカ。

でもそれは帰り道、オットに叱られる。

「昨日の今日で、ママに何て言わせたかったの?「どう?」って聞けば
 嫌なんだから、気に入らないこというの当たり前じゃないか。
 ゼリは何て言わせたかったの?
 「まあ楽しくやるわ」とでも言ってほしかった?
 そんなこと言うワケないじゃん。
 それでケンカになるのは当たり前だよ。ケンカ売ってどうするんだよ。
 ケンカしたくなくて離れたんだろ?
 もう当分行くな!」

しゅん・・・
その通り・・・。

今週の金曜日にリハの打ち合わせに行かないといけないのだけど、
私の病気が少しよくなって、自転車に一人で乗っていい許可が出て
いろいろサイクリングでもして
私が落ち着くまでは
行かないようにしようと思います。
「なるべく面会に来てください」って書いてあったけどね。
ママンも腹をくくって、あそこで楽しく人生を生きていくための覚悟をしてもらわなくっちゃ。

*****

今日、ベッド、車椅子、テーブルなんかのレンタル品の撤収があって
ママンが使っていた部屋が空きました。
でも!
ママンがいる間、ロクに掃除なんかしなかった家、
押入れに物が突っ込まれて、どこに何があるのやら。
いらないものが絶対たくさんある。
というワケで
昨日から少しずつ
家の中の物、半減計画実施中。
今は捨てて捨てて捨てて捨てて捨てて捨てまくって
いるものをしまうスペース作ってる最中。

なんか引っ越ししてきたばっかりの頃思い出して
ちょっと楽しい気分。

*****

明日は訪問リハの先生の病院にお金払いにいかないとならないから
オットに許可取って
少し自転車乗ろうかな。

*****

在宅介護は、全然楽なものではなかったです。
楽しいものでもなかったです。
『頑張らない介護』なんて絵空事です。
頑張らないとできません。
そして、長い時間、真剣じゃなくても向かい合ってると
心と体のバランスが崩れます。
自分の限度を決めないとダメです。
「できる」と思ってる方が、エゴイズムというか、傲慢かもしれない。
今、辛い思いをして介護されてる方、沢山沢山いらっしゃると思います。
「やーめた!」
って言え!!!!
誰もあなたを責めないし、もし責められたって自分の人生を大事にしてほしいです。
責めるヤツには、最後っ屁かまして逃げちゃえば勝ちです。
それは相手の人生。
後悔しても、在宅を諦める道を選んで欲しいです。
辛いなら・・・。
抜け出す努力をしてほしいです。
勇気を出して!


これが6年半、在宅介護生活を送った私の偽らざる気持ちかな。
沢山の、本当に沢山の方の手を借り、頭を借り、行動を借り、優しさを貰い、
それでもつぶれちゃった。
最後は笑って終わろう。アハハハ!

最後の最後にこんな優しさを貰いました。


*****

イカス!極楽介助生活 での記事はこれで終わりです。
次からは違うタイトルで再デビューするので(アドレスは変えません)、
そちらもどうぞよろしくです~♪


今年のGWの出来事

2012-05-09 18:10:00 | 自転車
今年のGWは、ママン9日間のショートゲッツ
オットとさんごちゃん、乗りまくろう!と思っていたのに、
ああ、それなのに・・・

またやりました。
連休合間の5/1。キヨシロー命日の前日。
さんご姫自動車との衝突。
ヤダー
一人で宮ヶ瀬にでも行こうと思って、家を出て
まだ1キロも走ってないトコで。

ママンと同じ歳のじー様の車で、
じー様の方がびっくりして死んじゃうかと思ったよ

とりあえず前回の(2回目かい!)オットの怒りを思い出し、
ケータイを持っていないじー様の代わりに、自分で110番。
「私は轢かれた方です」

おまわりさんが来て、いろいろ聞かれて、
交通事故担当のおまわりさんも来て
ゼリー、もちろんパニック発作が出て気絶寸前。
おまわりさんにパトカー(デカいヤツ)に運ばれ
座席でのびる。
ぶつかったトコは痛いし、寒いし、
そこらへんにあった、おまわりさんの上着を勝手に掛けて
丸くなってた。

半分気絶してる(パニック発作でね)私に驚いたおまわりさん、
救急車を呼んで、救急病院に運ばれ、
いろいろ触られ、叩かれ、レントゲン撮られ、
とりあえずホネに異常はないということで、
捻挫、打撲で
全治2週間。

私がうわ言のように
「自転車は?自転車・・・・・。」って言いながら
泣いていたようで、
パトカーに積んだ自転車ごと、おまわりさんが病院に迎えに来てくれて
家まで送ってくれた。

すいません。
税金の無駄遣いです。

これくらいの怪我で済んだのは、
小僧さんが守ってくれたんだな。
自転車は結局「車とぶつかったら廃車」で
しかも2回目で、随分色々傷ついちゃったので、
小僧さんに持って行ってもらいました

piccorienaさん(小僧さんの奥様)にメールしたら
私に合いそうな自転車は在庫なさそうとのことだったので、
そして特に、私には絶対に、自転車のケアをしてくれる人が必要なので、
ピコリさんの近くに、これまたちいさな自転車屋さんがあったのを思い出し、
覗いてみた。
そしたら、小僧さんより更に10位は若いお兄さんが一人でやってる
これまたこだわりのお店。
他にも色々お店回ったんだけど、
結局このお店のお世話になることにした。

このお店に決めた理由は一発。

「僕もキヨシローのファンで、コアなファンの方から見れば全然ですけど、
 キヨシローが亡くなったあの時に、『好きなことをしよう。挑戦してみよう』と思って、
 お店始めたんです。」

小僧さん亡き今、ほかのお店を考える理由、ありますか?

今度はコレだよーん
赤い方。
バーテープとか、タイヤとかはちょっぴりグレードアップ(か?)してもらって。

今週末位に納車です。

そして・・・

今週末の土曜日の午前中に、ママンの老健、入所が決定しました。

新しい自転車に乗って、自由な毎日がやってきます。
新しい自転車は、6年半在宅介護頑張った自分へのご褒美です。
とりあえず病気を治さなきゃね。