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ZEN ブログ 2013-2016

時間の中で忘れて

2016-10-15 00:20:30 | 一般系poem

辛い記憶
忘れて

悲しい記憶
忘れて

あの日の出来事
忘れて

あの時の時間の意味
忘れて

人は見たもの
そして感じたもの
その中に居た自分
それらを頭の中に残し
記憶の残像を作ってしまう

それは良い意味でも
それは悪い意味でも

 

記憶
忘れたくても忘れることが出来ず

記憶
それは人が生み出した知恵のように
真実とは無縁に蘇る

記憶
それは本当はいらない
だけどより強く鮮明に

記憶
それは何のため
それは自分のため
だけど
それで苦しむ日々もある


明るい太陽の下で生きた時間
暗い片隅で生きた時間
誰にも知られずに
誰にも見られずに
その中で作られた記憶は
人生に何を齎す?

そっと手を伸ばした先に風を感じて
季節の流れを感じた
去年も一昨年もその前の年も
変化を繰り返した事を覚えている
だけどその時に咲いた花の名前を忘れ
思い出したくても思い出せない


人は小さなことも
そして大きな出来事も
自分自身でその記憶を
消しゴムのように自由に消すことは出来ない
なのに思い出したくても思い出せない記憶が沢山ある


あの日のあなたの笑顔
あの日のあなたのたった一言の言葉
あの日のあなたから言われた事
あの日から自分は変わった気がするのに
それが何か今は記憶が曖昧

時間の中で繰り返される
記憶の書き換えと消去
でもそれらは自分の意志とは無関係に
突然のように起きて
自分の中から消えてしまう
自分の過去から蘇ってしまう


誰?
私を呼んだのは

誰?
私を必要としたのは

誰?
こんな私を許してくれたのは

誰?
この記憶を呼び起こしたのは


時間の中で忘れた記憶
それは生きている時間の中でのみ
不揮発的にあなたをコントロールして
あなたのマインドを何処かで操作した
でもいずれもそこに介入したものは
あなた自身のもう一人のあなたかもしれない。

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