ぜろカラROOM

パフォーマンスユニット「ぜろカラ企画」
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百円の恋

2014-12-08 21:15:28 | ドラマ・映画・舞台
映画やドラマから「ハードボイルド」というものが消えて久しい気がします。
いや、「ハードボイルド」の脈流は今も連綿と続いているんですが、
「ハードボイルド」と呼ぶにはなんとなくしっくりこない気がするのです。

ハードボイルドな主人公に必須なのは仄暗い気怠さと、
戻れぬ時間を過ごしてしまった後悔。
それでもブザマに生きていく狡猾さと、そんな自分に対する自虐と諦観。

裏を返せば、大人とは若者たちから見ればとてつもなくかっこ悪い生き物で
そのかっこ悪さをそのまま引きずってさらけ出しているのが
ハードボイルドな主人公だと思うのです。(個人的に)

さて、本作。

脚本は周南映画祭で創設された松田優作賞の最優秀賞作品。
募集に「ハードボイルド」を謳ってたわりには銃撃戦なんか起こらないし
なんか、だるそうな姉ちゃんが主人公っぽいし、どうなの?
……とか、思っていたらとんでもない。

これが素晴らしいハードボイルドなのです。

主人公はもう三十路を超えているのに
実家で引きこもって、家事も家業も手伝おうとしない女性。
その女性が、家族と大喧嘩した勢いで家を出て自活を始めます。
百円ショップの夜間勤務のバイトにもありついて
ボクシングジムにいる中年ボクサーとなんとなく仲良くなったり
だるそうな姉ちゃんのだるそうな人生が、奇妙な輝きを放ち出すのです。

もちろん、それは世間から見ればある種、いびつな輝きで
主人公の一子は根本的にダメ人間であることに変わりはありません。

それでも、「私の価値なんてこの程度」と
自虐的に百円ショップのテーマを掲げる一子に心を揺さぶられるのは
人生なんて、大概がブザマなものだと、人々がどこかで自覚している証でもあります。

もしかすると、自分がダメ人間だと自覚した瞬間に
平凡な人生はハードボイルドに変貌するのかもしれません。

ひさびさに心に突き刺さった映画でした。



■百円の恋■

監督 武正晴
脚本 足立紳
製作 間宮登良松
企画監修 黒澤満
エグゼクティブプロデューサー 加藤和夫

キャスト
安藤サクラ
新井浩文
稲川実代子
早織
宇野祥平
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幻肢

2014-12-03 13:27:10 | ドラマ・映画・舞台
なんだかこの時期に地元にゆかりのある恋愛映画が三本続けて公開、
ということで、三本とも鑑賞してまいりました。

何故に恋愛映画? と問われたら

たぶん、恋愛映画がいちばんお金がかからないから。

……という、下衆な推測は後回しにすると致しまして。



「幻肢」は原作がミステリー作家の島田荘司さん。
映画の原作をという話があり、時間がなかったこともあってまずは原案を提供。
そのあとで原作となる小説が執筆されたようです。

この変わったタイトルなんですが、
サイコホラーっぽい小説やドラマではしばしば引用される言葉です。
事故などで切断された手足が、現実には失われているはずなのに
あたかも実在しているかのように脳が誤認識することをいいます。

冒頭でも佐野史郎教授によって触れられていますが、
無いはずの手足が動いたり痛んだり、熱さを感じたり、
という錯覚が起こることがあるのだとか。


興味深いのは、劇中で主人公の男性の立てる「幻肢」に関する仮説です。

大事な存在を失った人は、その悲しみと喪失感から心を守るために
その人の形をした「幻肢」を生み出してしまう。
それが幽霊の正体であり、幽霊は「幻肢」現象のひとつだ、というもの。

幻肢(幽霊)と向き合うことで心の平穏を取り戻せるので
強制的に「幻肢」現象を引き起こすことは精神治癒に有効である、と。

事故で記憶の一部と恋人の存在を忘れてしまった主人公は
自分の立てた仮説を元に、強制的に「幻肢」現象を引き起こすことによって
記憶を取り戻そうとしていきます。

いや、しかしですね。

その理屈でいけば、どういう幽霊が現れるかは、その人の心次第だし。
調子が良ければ、自分の理想の恋人である幽霊がそこに現れ
何か心に引っかかりがある人は、それが投影された幽霊が現れると。

そういうことになるわけでして。

てことは、どっちに転ぶにしても壮大な自滅フラグじゃないですか。
廃人への道まっしぐらにしか見えないんですが……。
仮説は仮説として、精神治療に用いるのは危険だと思うんですけど。

人間てのは清濁あわせせ持つことによってバランスを取っているようなもんなのですから。

まあ、映画の中の話だからいいんですけどね、別に。

なんだか主人公の「その後」が少し気になる映画でした。

あとは個人的に、佐野史郎教授がいまいち味気なく思ったかな。
せっかくミステリ風味なんだしストーリーに関係なく
主役を喰うくらい怪しさ全開でも良かったんじゃないかと。

佐野さん、最近あまり怪しくしてくれないので寂しいです。



■幻肢■

原作 島田荘司
監督・脚本 藤井道人

出演
 吉木遼
 谷村美月
 遠藤雄弥
 宮川一朗太
 佐野史郎 他
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映画について書いてみようか

2014-12-02 00:13:50 | ドラマ・映画・舞台
休止状態だったブログを再開してみることにしました。

ぼちぼち、いろんなことを書かなくてはいかんという思いがひとつ。
自主制作の映画などに関わることになったりで、
映画に関する感想や持論を備忘録的に書いておこうと考えたのが、もうひとつ。

実際、映画関係の集まりでの「一番好きな映画は?」という問いは本当に困ります。
その人の趣味や立ち位置を掴むための定石なので質問の意図はわかるのですが、
例えばコンパの席で「好きな男性のタイプは?」とか聞かれても困るじゃないですか。
それと同じで答えようがないんですよね。

だいたい、「好きな映画」だって、年代やその時の気分で変わってきたりするものなのです。
現実は現実であって、「好きな映画」や「好みのタイプ」は糸口にすらならんのです。
ジャニーズが好きだと言いながら、実際の旦那は温水洋一的だったりする女性だって多いでしょ?

その手の質問を投げかけた瞬間に問い手は相手を自分の価値観の檻に閉じ込めているわけです。

と、まあ、ちょっと面倒くさい理屈をこねてみましたが……。

ぶっちゃけ、「ダイハード」を見ながら「ありえねー!!」とツッコんだり
「007」を見ながら「スパイが一番目立ってどうするんだ!」とボンドに文句言ったり
そんな見方をしてるもんで、映画好きな方々と語ると肩身が狭いと言ったらないのです。

しかも、映画を見たはしからあれこれ頭から抜け落ちていくし。
ボケ対策としても映画備忘録は必要かと考えた次第なのです。

というわけで、アナ雪のように「ありのままに~♪」つらつらと書いていこうかと思います。
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オオカミ少年がオオカミを召還しましたとさ

2014-01-28 00:28:48 | ぜろカラ企画
毎回、公演が終わるたびに「次は公演ビデオの上映会で!!!」と宣言しながら

華麗にシカトぶっこいて、何食わぬ顔で1年後に招集をかけるのが

ワタクシの常であったわけで。

そりゃあもう、「オオカミ少年」だの「いいかげん」だの「やるやる詐欺」だの

散々に言われてきたわけですよ。

で・す・が。





今年は、一念発起でほんとに上映会兼新年会をやらかしちゃいました。

オオカミ少年がオオカミを召還したようなもんです。

召還したからには走らねば。


余談ですが、某所で「今年はジョギングをやる」「目標は女型の巨人のフォームだ」

とか宣言したところ

「巨人走りにならんようにwww」とかツッコまれました。


いや、だから「女型」のフォームなんだって。

奇行種走りなんかしてたら腰がやられてしまうわ!!

ちゃんと進撃サントラも手に入れましたんで、ガッツリ走りたいと思います。

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はげないCM

2013-12-01 20:29:25 | ぜろカラ企画
小遣い銭欲しさに、CMの中の人、ふたたび。

はげない仏壇の「広仏」さんのCMに出演です。


数年前の「お風呂のリフォーム・・・」は、思いがけない
ロングラン&ヘビーローテとなりましたが

今回は如何に!?

市民劇団キラリ☆≡のマリさんと組んで、井戸端会議なおばちゃん役です。
美人なおばちゃん二人でごめんね~(笑)







当日は方向に不確かなふたりが迷いに迷って大遅刻をやらかしまして
現場到着早々平謝りでした。その分、頑張ってきた…つもり。

だけど、やはり出方は向いとらんわ~。無理だわ~。やっててへこむわ~。


そして、こういう露出が増えるたびに思う。




痩せよう!!!

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無事に公演が終了いたしました

2013-10-10 02:29:16 | ぜろカラ企画
ぜろカラ企画秋のお芝居公演2013 「雨と花とコップ半分の水」

無事に公演が終了いたしました。
おかげさまでたくさんの方にご来場いただきました。
本当にありがとうございました。





この流れを次に繋げていけるよう、頑張っていきたいと思います。
今後ともよろしくお願いいたします。
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残り一週間となりました

2013-09-28 14:39:12 | ぜろカラ企画
キャストもスタッフも熱が入ってまいりました。

劇場入り口にはシネマ・ヌーヴェルを所有する毎日興業(株)さんのご厚意で
こんなポスターが貼り出されております。



ぜろカラ企画 秋のお芝居公演2013

「雨と花とコップ半分の水」

10月5日土曜日
14時からと19時からの2回公演
周南市銀座のシネマ・ヌーヴェルにて

チケットは大人1200円、学生700円

お問い合わせ
zero-kara@hotmail.co.jp
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雨と花とコップ半分の水 稽古中です

2013-09-02 00:20:55 | ぜろカラ企画
稽古中。




稽古中!!


そして、稽古中!!(笑)




ぜろカラ企画 秋のお芝居公演2013

「雨と花とコップ半分の水」

10月5日土曜日
14時からと19時からの2回公演。
チケットは大人1200円、学生700円。

お問い合わせ
zero-kara@hotmail.co.jp
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秋のお芝居公演2013 雨と花とコップ半分の水

2013-07-28 13:36:13 | ぜろカラ企画
ぜろカラ企画 秋のお芝居公演2013
「雨と花とコップ半分の水」

10月5日土曜日
 
時間 昼:14時開演、 夜:19時開演
場所 周南市シネマヌーヴェル

チケット :大人1200円、学生700円
※学生は小学生から高校生まで

お問合せ :ぜろカラ企画 zero-kara@hotmail.co.jp




今年は市民劇団演劇キラリ☆≡から客演を迎えて
若さキュンキュンで参ります!
お楽しみに!

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男子の生き方

2013-05-19 10:24:41 | 思うこと
「わりなき恋」を切っ掛けに、巨大掲示板の浮気系の板を巡礼して参りましたが。



・・・カオスでした。


カオスってわかる? 混沌って意味なんだよ、秩序がないんだよ!

ってなくらいにカオスでした。(;´∀`)

つか、「プラトニック浮気」とか「バーチャル浮気」とか

それぐらい許してやれよ、旦那だって一生懸命生きてんだよ!
嫁のジャニーズは許されて旦那のAKBは許されないのかよ!

・・・と、何故か旦那側に肩入れしてしまいましたとさ。
(巡礼した中に悪名高い既女板があったせいもあるけど)


ひと昔前は、女性は結婚したら家庭に閉じ込められるから世界が狭くなると言われてましたが

最近はかなり女性が開放された一方、取り残された男性側が抑圧されているような。

亭主関白なんて、死語になって久しいし。
「良き旦那、良き父親」って型に嵌って身動き取れないのもツライですよ。

いや、だからといって浮気を奨励するわけじゃないんですが。

女性のことを語るとき、やはり男性側の視点も大事だし
外に感情を出しにくい男性側の問題は女性よりも根深い気がします。


結論としては

「興味半分で2ちゃんねるの既女板に近寄るのはやめたほうがいい」

です。

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