絵馬のつれづれ書き

和尚の日記

お寺一日体験学習 1

2009年09月30日 | Weblog

 9月30日、京丹後市立峰山中学校の 「お寺一日体験学習」 が実施されました。
 これは同校2年生159人が 「職場体験学習」 の一環として、峰山町内の寺院に分散して法話を聞いたり、座禅をしたりと普段と違った生活文化を実体験する取り組みです。今年は10ケ寺(真言宗浄土真宗日蓮宗臨済宗)が学習会場になりました。

 全性寺には20名の元気あふれる生徒がやって来ました。
 午前中は、法話の聴講、座禅の基本学習、そして神経を集中させる写経に取り組みました。すべて座布団に座って行いましたので、椅子生活が主の子供たちにとっては大変だったろうと思います。それでもみんなまじめに頑張っていました。

 写真は写経に没頭している生徒たちです。


 

 

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煙突掃除

2009年09月28日 | Weblog

 全性寺のお風呂は365日、 (まき) を焚 (た) いています。

 焚きものは、境内の山から雑木を伐採してきたり、知り合いの工務店さんから建築廃材を細かくしたものを頂いたりして調達しています。
 ガスや灯油ボイラーのお風呂と違って、釜の下から直接焚きますので、冬場は体が芯から温まります。熾き火 (おきび) がかまどに残っていれば、湯がさめることもありません。

 燃料費もほとんどかからない最高のお風呂ですが、メンテナンスは欠かせません。
 毎日かまどの灰は掻きだして、これは畑にまいています。また当然のことながら、ダイオキシンを発生させるプラスチックなどは燃やしません。
 そして年に2、3回煙突掃除をしなければなりません。これを怠ると不完全燃焼、ひいては火事の原因になります。
 このところ煙が焚き口から逆流したり、燃え方が悪くなっていました。

 そんなこともあり今日思い切って煙突掃除をしました。まず3メートルほどの煙突上端の穴から金属ブラシを差し込んでこびりついた煤 (すす) をこすって下に落としていきます。これは2階から屋根に下りて、傾斜のある瓦の上で行いますので、瓦がぬれている時や風の強い日にはできません。落ちたら命にかかわります。この作業の時は特に細心の注意が必要です。

 煤が下に落ちましたら掻きだし口から除去していきます。写真はその様子、写っているのは私の家内です。
 何ケ所かある掻きだし口から、ちょうど運搬用一輪車の舟 (バケット) に小一杯の煤や灰が出ました。これだけ溜まっていると、燃え方が芳しくないのもわかります。

 すっきりしたかまどで早速焚かせてもらいましたが、熱効率が格段に良くなったためでしょうか、沸き過ぎ (50℃ぐらい) になってしまいました。煤だらけの体を洗い流すべく、一番風呂をいただきました。 ~極楽極楽。 

 …お風呂焚きについては面白い話がいくつもあります。また折に触れてご紹介したいと思います。




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日の出、日の入

2009年09月26日 | Weblog


 読者の方からこんなお尋ねメールをいただきました。

> 「秋分の日は、昼と夜の長さが同じ」とブログに書かれてありましたが、
> 左横の『こよみ』を見ると、まだ昼の時間の方が長い表示になっています。
> どうなんでしょうか?

 たしかに今日、9月26日 (土) の昼の時間は、12時間3分と表示されています。……調べてみました。
 どうもこれは、日の出、日の入の定義に原因があるようです。以下おおざっぱな説明になりますがご勘弁ください。

 日の出 とは、太陽の上端が地平線からほんの少し顔を出した瞬間をいい、日の入 とは太陽が地平線の下に完全に隠れた瞬間を言うそうです。太陽ひとつ分移動する時間が昼に加算され、夜が短くなります。

 もし仮に、太陽の中心(直径)が地平線と重なった時を日の出、日の入とすれば 「お彼岸のお中日」 が昼、夜ほぼ半分ずつになるということです。

 知らなかったことを私も勉強させていただきました。
 メールを下さった方、ありがとうございました。




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お彼岸 2

2009年09月23日 | Weblog

 今日は秋分の日、お彼岸のお中日です。
 
 前回の続き、彼岸のお話をもう少し。
 彼岸という言葉、「岸」 を使っていますから、なにやら水辺に関係します。
 では皆さん、頭の中に中国黄河の下流付近のような対岸の見えない大きな川を想い描いてみて下さい。
 その川の向こう岸のことを、彼岸と呼ぶのです。

 ちなみに川のこちら側は、此岸 (しがん) といいます。
 仏教の考え方では、この此岸は私たちの住んでいる世界 … 迷い、苦しみの世界 … ととらえます。
 それに対して、目に見えない程はるかかなたの彼岸は、仏さまの世界 … 分かりやすく言えば、極楽浄土 … となります。
 ですから彼岸とは極楽のことです。

 ご先祖さまが彼岸に向かって今、川を渡っておられますか、あるいはもう渡り切られましたか、子孫が思いをはせなければならない期間を、春と秋に設けました。これが仏教行事としてのお彼岸の由来です。

 
 
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お彼岸

2009年09月20日 | Weblog

 今日は彼岸の入りです。お彼岸はお中日 (秋分の日) をはさんで一週間あります。
 お中日は、太陽が真東から昇って真西にしずみます。昼と夜の時間もちょうど12時間ずつという日です。

 仏教では 『極楽』 とよくいわれますが、この極楽は方位では西の方角にあるとされています。ですから正式には 『西方極楽浄土 (さいほうごくらくじょうど)』 です。

 お日様がしずむ真西に極楽がある、その極楽に自分のご先祖さまが果たして安住しておられるか (…しておられると思いますが) どうかを心に留める一週間が、お彼岸ということになります。

 写真は全性寺境内からの、今朝の御来光です。
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