手書きチャートで転換点を掴む ３月９日２０１７年

　◆８日（現地時間）原油先物がドスンと下げました。

　NY原油先物終値は５０．２８ドルでした。前日比２．８６ドル安で、下落率は５．３８％でした。

　ブレント終値は５３．１１ドルでした。前日比２．８１ドル安で、下落率は５．０２％でした。

　減産合意による価格上昇期待も儚く消え去ったというシグナルでありましょう。

　これにより、米ドル高と米金利高が進むことになりましょう。

　ドル指数（DXY）終値は、１０２．１１ポイントとでした。

　利回りは、米国債２年物終値は、１．３５９％。１０年物終値は、２．５６２％。

　３０年物終値は、３．１４９％。

　金利上昇で、再び債権で大損する投資家が大量発生することになります。

　主要な新聞・テレビは株高は報道しても、昨秋、債権で１００兆円単位の大損が出ていたことは報道を控えていました。

　□ゴールド先物（COMEX）終値は、１２０９．４ドルでした。

　節目として考える１２００ドル・レベルまであと少しとなりました。

　ドル円終値は、１ドル１１４．３７円でした。

　円換算では、１３８，３１９円（４４４７円/ｇ）となります。

　２月２７日の高値１４１，８５４円（４５６０円/g)からは、３５３５円（１１３円/g)の下落調整となっています。

　□ゴールド価格の先行指標である金山株ETFは、安値を更新しています。

　HUI終値は、１８３．７６ドル。２月８日高値引け２１８．１１ドルから３４．３５ドルの下落となっています。
　
　下落率は、１５．７４％です。

　GDX終値は、２１．３５ドル。２月８日高値引け２５．５７ドルから４．２３ドルの下落となっています。

　下落率は、１６．５０％です。

　XAU終値は、７８．５２ドル。２月８日高値引け９６．７２ドルから１８．２ドルの下落となっています。

　下落率は、１８．８１％です。

　◆金山株ETFは、２月８日終値で高値を出しています。

　一方、ゴールド先物終値の高値出しは、１２営業日後の２月２７日終値１２５８．８ドルでした。

　次のサイクルでゴールド先物価格は上昇トレンドへと切り返す局面でも、金山株ETFが先行して反転を示すことになります。

　手書きでチャートをつければ、トレンドの転換ポイントが格段に掴みやすくなります。

　◆チャートは眺めるものではなくて、書き記すものだと実行すれば、

　トレンドの転換点は１００倍分かり易くなります。