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「子どもたちの夢」
小学生のころ、大きくなったら何になるの、と聞かれるたびに「学校の先生」と答えていた。黒板にきれいな字を書き、どんな質問にも答えてくれる先生は、子ども心にも憧れだった。
▼中学、高校、大学と進んでも夢は持続し、教員免許も取得した。結局は新聞記者になる道を選んだが、いまも時折、志望通り教員になっていたら、どんな人生を歩んでいただろうかと思うことがある。
▼第一生命保険が幼稚園児と小学生を対象に「大人になったらなりたいもの」を調査したら、男の子の1位はサッカー選手。続いて野球選手、学者・博士、警察官、お医者さんの名が挙がり、学校の先生は消防士に次いで7位。女子は食べ物屋さんが1位で以下、保育園・幼稚園の先生、学校の先生、看護婦さん、お医者さんと続く。
▼心強いのは、男の子では大工さんや料理人、女の子ではお花屋さんやデザイナー、お店屋さんがベストテンに入っていること。身近なところで堅実に働く人たちに寄せる尊敬の気持ちが将来の夢につながったのだろう。
▼思った通りに夢をかなえることは難しい。能力の限界が見えてくると、夢もしぼんでくる。けれども、それはよくあること。大事なことは、自分はどんな人間になり、どんな人生を歩もうとしているのか。それをいつも考え続け、問い続けることである。
▼真剣に自分と向き合うことから、人は人として成長していく。その姿勢こそが大切なのである。(石)
(2011年05月02日更新)
http://www.agara.co.jp/modules/colum/article.php?storyid=209908
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■ 2009年7月9日
「我が郷は足日木の垂水のほとり」 はじめました。
本稿はその保管用記事です。
■ 2010年3月2日
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