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収賄の口封じ?英国人死亡は薄氏が毒殺指示か
【北京=加藤隆則】中国共産党政治局員の停職処分を受けた薄煕来(ボーシーライ)前重慶市党委書記(62)の妻、谷開来容疑者(52)の関与した英国人実業家殺人事件は、薄氏自らが指示した毒殺の疑いがあることが18日、複数の党関係者の証言で明らかになった。
党中央規律検査委員会と捜査当局は事件の全容をほぼ解明した模様で、党規違反調査に加え、刑事事件としての追及も本格化させる見通しだ。
公安当局は今月10日、薄夫妻と親しい英国人実業家ニール・ヘイウッド氏(41)が2011年11月15日、重慶市内のホテルで「アルコール中毒死した」とされた事件について、谷容疑者と薄氏の使用人である張暁軍容疑者が共謀して殺害した容疑を発表。薄氏については、「重大な党規違反」で規律検査委が調査を始めたと公表した。
ところが、複数の関係者によると、発表当日、北京の一部党高級幹部は、関係機関から「殺人は薄氏の直接指示」との報告を受けていた。薄氏が09年に起用した夏沢良・同市南岸区党委書記(50)が先月下旬、当局に拘束され、薄氏の指示で殺害用の毒物を用意したことを自供した。夏氏は昇進の謝礼として、谷容疑者を通じ薄氏に約3000万元(約3億9000万円)を提供していたという。
薄氏は不正所得のマネーロンダリングをヘイウッド氏に知られ、口封じのために同氏殺害を指示した疑いがあると指摘されている。
中国では、刑事事件処理で政治的配慮が優先されるケースが多い。胡錦濤(フージンタオ)総書記は、党の威信と政権の安定を考慮する必要があり、この事件では、「殺人罪を妻のみに負わせ、薄氏自身は犯人隠匿罪で起訴する落としどころもある」(党関係者)との見方も強い。
(2012年4月19日07時45分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20120419-OYT1T00149.htm
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