あれこれ随想記 

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『ウェブ進化論』梅田望夫

2006年04月25日 | 社会・科学の本
梅田望夫著『ウェブ進化論』ちくま新書、を読みました。

本書は、ベストセラーに名を連ねていますので、どんな内容だろうと読んでみました。
インターネットを利用している一人としては、「グーグル」「ヤフー」「楽天」「アマゾン」「ブログ」「ウィキペディア」など、なじみのある扱われており、その成り立ちや活動、将来性などについて書かれ、興味深く読みました。

世界のIT産業は、10年で想像もつかないような飛躍をしており、私のような旧式の頭では、理解するふりはできても、「便利になったな」というくらいで、時価総額10兆円といっても実感は全くありません。
堀江氏は、このような世界に生きていたんだなと、想像してみました。

インターネットを利用していながら、詳しいことは知りませんので、生半可な知識で内容を説明するより、興味のあり方は本書を読んでもらえばいいと思います。
ITに関心のある人は、眼がさめる思いがすることでしょう。

一つだけブログについて引用します。
母集団が数百万とか一〇〇〇万というような、私たちの生活感覚からすると事実上無限大とも言うべき数字に近づいていくと、一%だって数万から一〇万、〇・一%だって数千から万のオーダーであるわけだ。いくら母集団が雑多で玉石混交でも、これだけ量が増えれば、意味のある面白いブログの絶対数も開催を超えてくる。
ブログを読んでいて、玉石混交は実感しますが、楽しみ勉強になる「玉」があること確かです。また、新しい「玉」に出会える楽しみもあります。
私のブログも「石」の一つでしょうが、その中に「玉」がチラッとでも表れるよう、書いていきたいと思います。

これからの日本は、IT産業が主流になっていくのでしょうか。
何億、何兆というお金の話が書かれていますから、IT長者を夢見る若者たちは増えてくることでしょう。
ITは夢のある産業でしょうが、一つ間違えば「虚業」なりかねませんので、人間自体が「バーチャル」にならないように、社会性を身につけながら取り組んでほしいと思います。



ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる梅田 望夫

筑摩書房

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4 コメント

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私は (spring)
2006-04-25 16:44:37
石ですが、玉の方と沢山お知り合いになれて幸せです。

貴殿は「玉」だと思いますよ。

私が印象に残ったのは、選挙の行方の分析の部分です。
今回の千葉補選でも、ズバリでしたね。
勇気づけられます (ぜん)
2006-04-25 20:16:25
springさん、コメントありがとうございます。
ブログの仲間には、興味深い意見、なるほどと思える意見が書かれており、勉強になります。
本当に、いい知り合いが増えました。
springさんのブログも、読んで、勉強し、TBさせてもらっています。重ねてお礼を述べます。
私のは、とても「玉」と言えるものではありませんが、今後ともよろしくお願いします。
梅田氏には早く尽きて欲しいと思ってます。 (mmm)
2006-04-25 20:48:16
トラックバックありがとうございました。
せっかくの機会なのでこの本(および著者)と記事に関してコメントさせて頂きます。
私の見方ではこの本への評価は3種類に分かれていると思います。
まずは、zen-enさんのように著者(というよりは編集者)が狙った通りの読者が、現代用語の解説書として読み、いろいろな事が分かり易く紹介されていると感じる場合。
次に、ある程度以上にこの分野に詳しい方が、タイトルや流行っていることに惹かれて読み、内容に新鮮味がなくて(あるいは金儲けに偏向していれ)失望する場合。この亜流として、いちいち説明するのが面倒な上司や客先、あるいは生徒などに、この領域の話しを分かってもらう手段として紹介する場合。
最後に、(筑摩の本だからと勝手に)社会批評やジャーナリズム、さらには社会学や社会思想の本だろうと思って読んで、失望すると同時に批判の対象にする場合。その亜流として、著者のブログなどでのはしゃぎぶりや、その「信者」の崇拝ぶりに嫌悪感を持ち、批難の対象にする場合(=私です)。
私自身この本や著者に関して度々コメントしてきてそろそろネタも尽きてきたところなのですが、「人間自体がバーチャル」(「虚」の意もあり)になっていることを自慢している節もある著者には、もっと調子に乗っていただき、早く次の本を出して尽きていただきたいものだと思っています。
想いのままに、コメントさせて頂きました。
まさにその通り (ぜん)
2006-04-25 21:10:54
mmmさん、コメントありがとうございます。
私の読み方は、まさにmmmさんの指摘された通りです。現代用語として読みました。それ以上でもそれ以下でもありません。
あえて、批判的な面をいうならば、私は物作り社会の方が良いと思っていますので、ITの「虚」を怖れるとともに、IT長者のあり方に違和感を持っています。

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