キサラギ・ジュンの税務小説 『日本人のパナマ文書リスト公開ー住所別』『NORADテープー撃墜した戦闘機』

『イミテーション・ゴールド』『微風のマニラから』『天皇財産と課税』『ナピサン』『大統領になれなかった男』

M資金のルーツ  「金のユリ」 キサラギv.2016/9

2016-10-18 14:56:56 | 金のユリ
  1. □プロジェクト・ハマー
  2. 第二次大戦中、日本軍は戦争計画(戦闘序列)を整えてアジア12カ国を侵略した。そして、戦利品・軍需物資は最初、日本へ運んできたが、バシィー海峡、南シナ海、台湾海峡、対馬海峡の海上封鎖が強まると日本本土ではなく、フィリピンにしまいこんだ。
  3. 42年3月、コレヒドールから追い出されたマッカーサーがオーストラリアからカエル飛び作戦で、レイテ島へ再上陸が迫ると、日本軍は既に各地に掘っていたトンネルの側壁にさらに穴を堀り、アジアの略奪財宝を埋めた。財宝の在り処を秘密とするため、それを指導した日本軍幹部・兵士たちや労働を提供した米比軍捕虜たちも含めて埋めてしまったのである。
  4. 戦後、しばらくして第14軍南方方面軍(ヤマシタ将軍)の運転士官(コジマ・カシイ)がセビリアーノ・ガルシア・サンタ・ロマーナという長い名前の米軍情報士官から拷問を受けた。米OSSからフィリピンに派遣されたエドワード・ランズデール中佐の指揮の下で運転士官に財宝の隠し場所を白状させるためでそれは成功した。マニラ北西部、りサール州テレサという小さな町から大量の金塊が発見されたからである。
  5. アメリカ政府首脳及び陸軍幹部によれば「サンテイのお宝回収劇はその後のアメリカの冷戦体制に著しく貢献している」とほめられた。
  6. トルーマン政権はこれらの財宝を特別目的に使用するため公会計計上を留保した。すなわち、「ヤマシタ財宝」とヨーロッパのナチから取り返した「ブラック・イーグル・ファンド」を一緒にウラへまわして世界で展開される共産党との戦い(冷戦)のコストに充てることにしたのである。
  7. ごく、大まかに言えばそのファンドは「右に行くか左に行くかふらふらしている国」の政治家へのワイロとその政党を買収するために使われた。戦争の略奪物資を源とするそのファンドはアメリカ陸軍長官ヘンリィー・ステムソン とその頭脳集団(brain-trust)によって管理された。
  8. ナチがヨーロッパで主にユダヤ人から奪った「黒い金塊」はヒトラーのライヒバンクのエンブレム、「カギ十字と黒鷲」から採った刻印が押されていた、ので「ブラック・イーグル・トラスト」と呼ばれる。一方、フィリピンから没収した「死者たちの金」は、フィリピンの民衆からは「ヤマシタ・トレジャー」とうわさされ、米軍は日本の各地から没収した金塊、ダイヤモンドを含めて、「ショーワ・トラスト」と呼んだ。(日本では、「Mファンド」、「マッカーサー・ファンド」、「マッカート・ファンド」などと呼ばれている。)
  9. アイゼンハワー政権の副大統領だったニクソンはエルモア・ボブスト( Elmer Bobst)から資金援助を受けていたが、1960年、第二次日米安保条約の締結を期し訪米したキシ首相に対し、350億ドルのショーワ・トラストを渡した 。キシはそれをGM党資金として受領した 。
  10. 「つまり、コレは何を意味するか?アメリカと日本のあるまじき不正の印?」略奪され犠牲になった数百万の民は今だ何の補償も受けていない。足立はカルフォルニアのフーバー図書館(the Hoover Library)やヴァージニア州ノーフォークのマッカーサー記念図書館(the MacArthur Memorial Library)のホームページを訪ねた。(何しろ時間と経費がないのだから仕方ない。)
  11. マッカーサーに関していえば、記念図書館のホームページにはさまざまな書類、手記、日記、注解、たとえば「東京時代のマッカーサーの部下たちとフィリピンの市民のマッカーサー・ファンとのリンク集」とか、いろいろアクセスできる。
  12. その中である事がささやかれていた。
  13. 「FDRの前の大統領、ハーバート・フーバー(Herbert Hoover)とマッカーサー将軍が日本から没収したものをある銀行に預けているとうわさが(フィリピンで)立っている。彼らは戦争でいくらもうけたのか誰か知らないか?」と言うものだ。
  14. その答えは、「フーバーが死んだ時、息子は父の信託財産から1億ドル相当の金塊を売却する許可を財務省から受けたはずだ。(未確認)だから最低約1億ドルは在ったはずだ」。
  15. この情報に付け加えて、シーグレーブ夫妻によれば、「マッカーサーの方がもっと多かったはずだ。彼のニューヨークにある銀行の口座には一体いくらあるかわからない」と言っている 。つまり、シーグレーブ夫妻は預金額がいくらあったかは知らなかったが、フーバー大統領の退職慰労金として1億ドルに「遺産税」課税があったことも知らなかったろう 。
  16. 「ヤマシタ・ゴールド(若しあれば)は、マニラで大日本帝国のイヤーマークを刻印した12.5キロのインゴッドに鋳なおされていたが、これでは日本がアジア各地から収奪した「死者たちの金」であることは一目瞭然である。戦後、フィリピンで「ヤマシタ・トレジャー」を発見したOSS/CIAサイドから言えばこれを正式の持ち主に返す気がない、のでサンタ・ロマーナに命じて金塊を香港の精錬所へ運びHSBCの刻印に変えた。(その後、アメリカ国内やスイスに持ち込んだ。)そして世界42カ国のCIA支部のある都市の(シティ)銀行に米ドルの口座(もちろん偽名だが、)を176口座開設した」とシーグレーブ夫妻によればやけに詳しい。(だが具体的なソースと支店名、金額は説明されない。)
  17. 大々的に展開した割にはこの取引を知っている者は少なかった。だが、OSSの局長ウイリアム・ドノバン将軍(William Donovan)は、マッカーサーやフーバーの指示でランズデール=ロマーナ一味がこの宝物を掘り当てたのをもちろん知っていたはずだ。それは後CIA長官になるアレン・ダレスや「冷戦の戦士たち」(cold war warriors、元CIA幹部)にも継承されていったはずだ。
  18. この二つの流れのファンドはCIAのウラ帳簿によって運用され、「金証券 」となって世界の良く知られた人々の懐をかき回したこともある 。
  19. CIA長官のコーケ(Cocke)は尋ねられた、「一体誰がこの莫大なファンドの持ち主なんだい?」と。 将軍はあっけらかんに答えた。自分で調査していたからだ。「シティバンクNYですよ、この銀行のニューヨーク支店とアテネ(ギリシャ)支店ですよ」
  20. コーケは暴露した。「シティバンクが信託受託者となって、プログラムの推進者になったんですよ」
  21. 「プログラム?」
  22. 「対ソ、対共産党対策の事ですよ、シティバンクのリードは支払代理人になって世界各地のエージェントへカネを送金した。かわいい奴ですよ」
  23. プロジェクト・ハマー(The OSS/CIA "Project Hammer"共産党をぶちのめす意味)を推進したシティの大物はジョン・リードだった。リードは副頭取だった。彼は一人で決定できていた。
  24. リードはその期間に頭取と会長まで昇り詰めたが、2000年12月には「そんな取引があったなんて知らなかったし、第一エール・コーケ(Erle Cocke )なんて名はしらないし、会ったこともない」ととぼけた。しかし、それはちょっとおかしい。コーケは米国信託銀行協会の会長もやったし、ジョージ・マーシャル国務長官のアドバイザーも勤めたし、ケネデイの時はIMFやIBRDの理事もやったからだ。そんな立派な人物を知らないとは情けない。
  25. 「彼ら(コーケ)は2000年12月12日に、政府の代理機関がわれわれ(シテイバンクトラスト)に預けている政府保有の金の”残高証明”を、シティバンクや他の大手銀行の80年代の信用余力(ソルベンシィ・マージン)を証明するために発行したことがあると言いますが、そんなことは一度もありません」
  26. この否定発言はすごい。調査によれば、CIA(OSS)はシティバンクにCIAやOSSの名で信託したのではなく、セビリアーノ・ガルシア・サンタ・ロマーナ、例の長い名前の個人名義(その名義も17の名前に変造して)信託していたからだ。
  27. サンタロマーナが死んだ1974年、この信託財産の金塊の一部は不正にマルコスのものとなっている。マルコスがサンタロマーナの弁護士役をしていたというのだ。無論、マルコスは弁護士資格を持っていた、あるいは、その職業を誠実に履行した、といった問題ではない。何しろ、フィリピンはその時厳戒令がしかれており、マルコスの独裁が始まったばかりだったのだから。
  28. 大量の金の大部分は、サンタロマーナの別名(17もある。)で保管されていたので、彼の死後、相続を受ける家族(17人もいた。)とリード会長との間で遺産継承問題で裁判になった。そのヤマシタトレジャー(若しあれば)をルーツとするシティ・トラストのいくらかは、CIA幹部ランズデールの名義の信託財産となってUBS(ユニオンバンクオブスイス)にあることもわかっている 。
  29. □HIROHITOの黄金の秘密
  30. サウス・チャイナ・モーニング・ポストの見解(1999年11月2日午前10時32分18秒PST)
  31. 1999年10月31日(日曜日)発行
  32. 日曜討論「Secret of Hirohito's hidden billions」
  33. チャーメン・チャン(CHARMAINE CHAN)
  34. この本は政治的スリラーショー的内容を含んでいます。たとえば内輪もめ、権力闘争、二枚舌、殺人などです。ですがこの本のテーマ(対象)は、宝の山です。世界中から集められた宝物です。そして宝探しの隠密作戦です。結果が保証されています。そして全てが真実だと保証できます。
  35. スターリング&ペギー・シーグレーブ夫妻の最新作、「The Yamato Dynasty」 (日本語訳『ヤマト朝廷』)は切りのいい語調で、1868年(明治維新)から5代に渡る日本皇室の自伝を語っています。夫妻の最も得意とする反事実的主張は長い期間に渡る天皇の「君主統治行為」(the country's longest-reigning・英漢辞典から訳出)に対するものです。天皇HIROHITOは1989年になくなりました。
  36. この本は日本が戦時中、アジアで展開した侵略・略奪作戦の指揮をHIROHITOの弟、CHICHIBU(秩父宮)が軍部や黒幕、ビジネスマンを巻き込んで行ったとするものです。これは日本の皇室に対する発言としてはおそらく最初のものでしょう。→事実は確認されておりません。
  37. この本は、ワシントンと東京が肩を組んで、秘密の保持と世界の犠牲者に対し、日本が弁償する資金力をいくらも持っていないので補償しないのだとだます作戦を展開したことを暴露するために出版されたのです。この本は「皇室は戦争の間、シンボルと化し一度として諸事を決定したことはない 」という仮説を嘘だと否定します 。
  38. また、HIROHITOの戦争責任免除(exonerationof war crimes) に関係した多くの人々ーマッカーサーやフーバー大統領を含むーは巨額の金塊を持って職場を去っていったという事実も暴露しています。
  39. 「コレは世紀のスキャンダルだろうな」シーグレーブ氏は冷静に話している。
  40. ヨーロッパのあるところに滞在しているシーグレーブ夫妻と電話で会話したある記者によると、「夫妻はこの日本の皇室の情報の収集に最初つまずいたため、その後18年間もかかった」と言っている。シーグレーブ氏は、「最初は住んでいる辺りをしのび脚で歩き、すっぱ抜きに対し仕返しを恐れた」というのです。
  41. 「マルコス・ダイナスティ」(邦訳『マルコス王朝』)のマルコスの軌跡で、夫妻は日本の略奪品の埋蔵物をマルコスが発見した経緯を書いている。
  42. シーグレーブ夫妻「第二次大戦下、どのような略奪作戦が行われたのかはわれわれはその時までは良く知らなかった。多分日本軍部と黒幕の仕業だろうくらいに考えていたのです」
  43. 「ところがマルコス王朝を発表した直後、それは違う、皇室のプリンスたちがそれに深くかかわっていたと認識したのです 」。
  44. 「日本の侵略は計画的でした。関係書類も整備されています。それほど多くはありませんが、略奪行為や秘密にするため人々を処刑した事実を記した書類、日記もあります」。
  45. シーグレーブ夫妻によれば、多くのPOW(戦争捕虜・この場合アメリカ軍兵士)や日本兵士が彼ら自身のために掘ったタコ坪に生き埋めにされたと言っています。→コレも確認されていない。そこには金塊、宝石、美術品が埋まっている。そのほか海に逃れて死んだ兵士たちもタクサンいる。石炭船に詰め込まれた場合は財宝は海の底に沈んだろう。
  46. シ夫妻は、「だれもHIROHITOが背後で繰っているとは思わなかったからだ」と言っている。誰も皇室が犯罪に加担しているとも思ってもいなかった。
  47. 日本国民は秩父宮(Prince Chichibu)は戦争の間中、富士山ろく(御殿場)に住んで結核の治療で回復を期していたーと今だに信じている。→ここが大きなテーマだ。シーグレーブ夫妻は根拠を示していない。
  48. また、竹田宮(Prince Takeda)は日本の略奪行為の監視役と隠蔽役だった。さらに朝香宮(Prince Asaka)は南京大虐殺を指揮した。→これにももちろん反論はある。
  49. シーグレーブ夫妻は「天皇陛下(HIROHITO)が1940年に歌会始で採用された百合をテーマに和歌を詠まれたことに起因する「金の百合」(Golden Lily)作戦の長に秩父宮を充てられた」という。
  50. その証拠に、秩父宮は二度中国に行っているし、香港、ベトナム、ラオス、カンボジア、ビルマ、マラヤ(今のマレーシア)、シンガポール、スマトラ、ジャワ、ボルネオ、そしてフィリピンを尋ねている。そこで赤(緑)十字の病院船に偽装した船で日本へ財宝を運び出す指揮をしている 。
  51. 皇族たちの役目がゴールデン・リィリーの回収にある事は秘密にされていた。いくつかの事情がある。たとえば、竹田宮に関していえば、彼の行動がアジアに筒抜けになる事を恐れた。彼は偽名を使っていた。関係者が彼に会うとき、いくつかの偽名を持っていたのである。「コレがわかるまで20年かっかった」とシーグレーブ夫妻が言う。
  52. しかし、夫妻はピンポイントで示した。竹田宮と他の名前の者とをコツコツ貯めた情報で結びつけたのだ。
  53. 「竹田宮を知る者は彼が皇子であることは知っていたが、一体何と言う名前の皇子であるかは知らなかった。つまり、天皇との関係で伯父に当たるとか兄弟だとか」それについてある事に気が付いた。実際、オジ、いとこ、兄弟にかかわらず、(皇族たちは)一体として、しかも同時期に略奪品管理にあたっていると・・・ 。
  54. 戦後、この話がもっと不吉な状況に変化する。マッカーサーに支配された日本に進駐したアメリカ陸軍による略奪品の算定やその他の事についてである。
  55. 民主主義は根づいた。財閥は合併を復活し、融資を開始した。日本の戦争指導者層は解散させられた。彼らは罪に問われるべきであろう。
  56. しかし、希望は打ち砕かれた。-連合軍の調査報告が公告されたときだ。嘘だったからだ。「日本は破産状態である。戦争補償をする十分な財力がない」と。
  57. ドイツの場合は300億米ドル(香港ドルで2330億)を数年で補償している。日本はたった20億ドルだった。シーグレーブ夫妻「英国兵士の捕虜の補償は一人48ドル。犠牲者はゼロ査定」。
  58. マッカーサーはHIROHITO自身がかかえる会計士に皇室財産ー事前の評価では1億米ドルを下回らないーの評価を任せた。
  59. 加えて、SCAP(Supreme Commander Allied Powers)は税引後の天皇の財産はキャッシュで42千ドルしかないと言うのだ。
  60. 「笑うような金額だろう?」とシ夫妻。
  61. マッカーサーは日本と天皇の財産をわざと過小評価しながら、さらに天皇の戦争責任について、「トージョー・ヒデキ首相やその取り巻きが勝手に偽証した結果であるから天皇には責任がない」との見解を述べるにいたっている。
  62. しかし、マッカサーが単独でこの見解に経ったのではない。彼の友人、ボナーフェラーズ大将(General Bonner Fellers)やフーバー大統領、前駐日アメリカ大使、ジョセフ・グルー(Joseph Grew)が謀議を重ねた結果だ。
  63. HIROHITOのみならず、皇族の誰一人として罪に問われるものはなかった。
  64. 「これはペテンじゃないのか?」
  65. シーグレーブ夫妻が言うには、「マッカーサーと彼の取り巻きの右翼の連中、アメリカの軍部、政界、そしてビジネス界は戦前から日本に権益を持っており、“彼”を人質として確保しながら、戦前と同じようにうまくやっていくことを考えたのだと思う、アメリカの金融界からの融資は膨大だった。それにコミニストが極東に浸透するのを防ぐ意味もあったがね」と。
  66. 「東京は共和党出身のフーバーとその支援者であるウオールストリート支持者たちの砦となったのさ」とシ夫妻。
  67. 若しそこで不正が止まったとしても、東京とワシントンは棍棒で殴りあうほどの事にはならなかったに違いない。別の理由もあったからだ。
  68. 夫妻は続けた。「三和バンクの香港支店に口座を持っていたんだよ、マッカーサーとHIROHITOはジョイント勘定で持っていたんだ」と 。→(三和銀行香港については後で詳しく述べる。)
  69. 現在もフィリピンではYAMASITA・トレジャーの宝探しが続いている。マニラの南東部リサール州にあるフィリピン陸軍基地やマニラ湾岸で発掘が行われている。
  70. □ヒロヒトの黄金が第二大戦の秘密として噴出している。
  71. おまけにである、1999年10月ビジネスエイジマガジンから「ヒロヒトの黄金が第二大戦の秘密として 今、日本で噴出している」としてアンドリュー・スプリンガー(Andrew Springer) 記者が見解を書いたのだ。これには日本人もびっくりしている。第一、天皇様のお名前を「HIROHITO」と呼び捨てにするのはけしからん。
  72. 太平洋戦争の歴史は日本が凶暴性を発揮してアメリカや英国と戦い敗れたと結論する歴史ものが当たり前である。ビルマ戦線では連合国の捕虜を使って鉄道建設に当たらせたり、731部隊で人体実験に使ったりした。
  73. しかし、これまで歴史に登場しない捕虜の使い方もあった。アジアから収奪した財産は、用意周到な収奪作戦の計画のもとにフィリピンに集めたのだが、その立役者は「黄金の百合」作戦を展開した天皇家の皇子たちだったというのだ。
  74. そのゴールデン・リリィが連合国によって回収されると、その存在を公にせず、秘密にしておくことにした。どの程度まで秘密とするかは、当時、アメリカは戦略品の管理には厳しく、財宝を盗んだものは懲役10年以上の積みに処せられ、数多くの犯罪者を軍法会議で出したものだ。したがって、ゴールデン・リリィに源がある通称「ヤマシタ・トレジャー」も、当時のフィリピン幹部、マッカーサーの取り巻きに拠っても、彼ら自身の欲・徳のため、横領するなどということは考えられない、ので、本国のトルーマン大統領には報告されたと考えられる。そして、ここにもシーグレーブ夫妻が登場する。つまり、世に日本の天皇家が外国の富を積極的に収奪して“私腹”を肥やしていたとする過程なり、事実関係はシーグレーブ夫妻が最初に持ち出しているのである。シーグレーブ夫妻も元の資料なり、伝聞、聴き取りなどはあるだろうが(そしてその一部はCDに収まって売りに出されているが)、「ゴールデン・リリィ」関係だけは、何も資料はない。
  75. 事実はまったく違っている。
  76. 日本の歴史、明治維新に関してもいわゆる陰謀説による明治天皇のスリカエ事件を取り上げたり、日本人は古くから、「ルール」を偉い人につくらせ、それに対抗せぬようしつけられた国民だとか、戦後もブラックカーテン(黒幕)や財閥に支配され続けているという認識は、今日的には否定されるべきものであろう。
  77. 宮内省はマッカーサーの奥さんに大つぶのダイヤを送ったとか、スイスの預金からマッカーサーのダミー口座に1億ドル送ったとか、ホイットニー将軍のポケットに大量の粒ダイヤをねじ込んだとか、その後GHQは天皇財産の追及にやる気を失ったとか、天皇財産に財産税が課税された結果、現金としては、たった4万2千ドルしか残らなかったとか、天皇家の国内財産が美術品、土地、宮殿、その他を除いて40億ドルもあったのだが、これは戦前から天皇家に対する上納(ワイロを超えたもの)があったからだとか、宮内省はマッカーサーに1億ドル送ったとか、その後GHQは天皇財産の追及にやる気を失なったとか。1944年1月キド内大臣が金融家たちを招いて天皇家の財産のうち、動かせるものは海外へ運ぶよう指示したとか、その行き先はスイス・スエーデン・バチカン・ポルトガル・アルゼンチン・スペイン・英国・米国にある銀行だとか(具体的な銀行名も金額も出てこないが)、1943年アメリカ潜水艦が日本フィリピン間の航路を断ち切った後、秩父宮が持つ4隻の日赤病院船をマニラに向かわせお宝を持ち出したとか、その船が沈んだので戦後、日本のSASAGAWAがやってきて根こそぎさらって言ったとか、小野田さんが発見された時、日本の元皇族の一人(どうも竹田宮のことらしい)がやって来て、「ご苦労だった。任務を解除する」と言ったとか、それで、小野田さんは日本へ帰れたが、そのご、旧日本軍がブラジルに用意した広大な牧場へ疎開させてしまったとか、その意味はわかるだろう?金塊の隠し場所を隠しておくためだとか、フィリピンのテレサ町には莫大な金塊が埋まっていたとか、
  78. 戦後起った数々の疑獄事件は日本人の作家・歴史家によって真相が暴かれてきており、今更、外国人作家に解説されなくともわれわれ日本人の手で歴史を修正していけばそれで良いのではないかと思う。
  79. ただし、西武グループの総帥TY氏に関しては情報管制がしかれているのか、一つも記事にならない。このほか、ワシが本書で取り上げた若干名の人たちのことも気にはなっている。紙面が足りないのでこの次の機会(若しあれば)に取り上げる事とした。松本清張は「深層海流」の中で、事件の深層を抉り出すには時間が必要だといっている。その時間が過ぎた現在、いかほど真実にせまることができたか、いささか力の無さを反省している。若い衆、頼むよ。
  80.  

    1946年5月に占領下の日本を視察したフーヴァーは、東京で連合国軍総司令部のマッカーサーと会談した。その際フーヴァーはマッカーサーに対し、第32代大統領ルーズベルトを指して、太平洋戦争は「対独戦に参戦する口実を欲しがっていた『狂気の男』の願望だった」と指摘した。開戦前の1941年7月に行われた在米日本資産の凍結などの経済制裁については、「対独戦に参戦するため、日本を破滅的な戦争に引きずり込もうとしたものだ」と語った[2][1]。日本の食糧事情に関しては「食糧の輸入がなければ、日本国民に必要な食糧の数量は、ドイツの強制収容所並みからそれ以下になるだろう」とし、食糧援助をマッカーサーなどに進言した[2][1](その結果援助された物資は、ガリオア資金で買い付けられたので「ガリオア物資」と呼ばれている)。また対日政策についても連合国軍総司令部に助言している。

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