マチンガのノート

読書、映画の感想など  

露出せよ、と現代文明は言う: 「心の闇」の喪失と精神分析 立木 康介

2017-05-03 04:57:29 | 日記
現代の、明るく、健康で若く、快活でコミュニケーション能力が高ければいい、
と言うのは、負の側面を含む歴史や個人の闇、トラウマや欠損、障害などを
価値がないものとする極めて表層的なものだろう。
解らない事はネットで検索すればすぐに出てくる、という考えが大きく
影響しているのだろう。
松本卓也氏の言う社会のアスペルガー化というところだろう。
畑中千紘氏の言う、ドラえもんのストーリー、つまり困ったことがあれば、
それを解決する道具を使って解決すればいい、とのきわめて表層的なところでしか、
考えないというのもそうであろう。
 このようなことの前段階として考えられるのは、団塊の世代のニューエイジ思想
などの、マズローの考えや洗脳テクニックなどから来る様々なセラピーの、
葛藤や個人史の満たされなかったところを何らかのテクニックを用いて
解決して健康になる、高みを目指すなどのものがあるのだろう。
個人を歴史や社会から切り離して考えることの影響だろう。
ジャンル:
ウェブログ
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 曽野綾子氏に関する推論 その2 | トップ | ガーディアン紙の記事 »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
  • 30日以上前の記事に対するトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • 送信元の記事内容が半角英数のみのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • このブログへのリンクがない記事からのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • ※ブログ管理者のみ、編集画面で設定の変更が可能です。