東京-大阪 単身赴任 旅物語

2003年10月1日から2012年9月30日まで経験した単身赴任。帰省旅行の思い出と、お得情報を綴っています。

寝台急行銀河、JR東海の下手くそ運転で眠れず

2006-08-15 22:22:00 | 寝台列車
復路:8月15日(日)
   →大阪 :関空快速
大阪 →東京 ;寝台急行銀河
東京 →   :中央線快速高尾行
運賃:¥16,240-オレンジカード¥2,000分

お盆休みのUターン。今年は、寝台急行銀河で優雅に帰京することにした。

今年に入って、2度目の銀河。多少値が張るけれども、この時期、新幹線も飛行機も割増料金である。その点、寝台急行銀河の運賃は変わらない。それに、えきネットのポイントが貯まってオレンジカードを入手したのと、J-WESTポイントが早くも5000ポイントを越えたことも、背中を押してくれた。まぁ、飛行機に例えるとマイレージを利用したみたいなものである。休日21時過ぎまで自宅でゆっくりできるし、たまには贅沢をするのも悪くはないだろう。

いつ、廃止を告げられても不思議ではないブルートレイン。せいぜい今の間に乗っておきたい。

しかし、これは、ある意味言い訳で、本当の事を言うと、サンライズ瀬戸または出雲のソロを狙っていた。個室寝台の方が明らかに快適であるからで、それが、銀河になってしまったのは、次のような事情があった。

1ヶ月前の7月15日10時に、5489サービス予約電話を入れる。やはり話し中である。数分後、ようやく、電話が繋がった時には、既にサンライズは満席となっていた。あぁやっぱり。そんなことなら、JR西日本の事前予約サービスを申し込んでおけば良かったと少し後悔した。

そこで、第2希望の寝台急行銀河のA寝台下段を申し出たのだが、そこも満席。普段なら考えられないことである。A上段には空きがあったが、元より眼中にはない。急行きたぐにパンタ下のお得な寝台と似たような雰囲気であるにも関わらず、料金はかなり高くなっているからである。結局、銀河のB寝台下段で妥協せざるを得なかった...
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コンビニで旅支度を整える。さて、当日、21時15分頃に自宅を発つ。墓参も無事済ませたし、18きっぷを使って子供達と日帰り旅行にも行けたし、比較的充実した盆休みであった。

関空快速で阪和線、大阪環状線を経由して大阪で降りて、駅通路内にある、Heart-inで睡眠薬他を購入し、銀河が発車する10番線に上る。

異様に人が多い、大阪駅9番10番ホーム。次の22時20分発の新快速がすぐ隣の9番線から出発するため、銀河を待つ旅行客と、新快速を待つ行楽客とが入り乱れて、このホームにしては珍しく活況を呈している。

今宵の銀河は8両編成とのこと。恐らく、満席に近いのであろう。

向かい側の11番ホームで、急行きたぐにを待つ人々。また、向こう側に見える12番ホームでは、23時30分発の急行きたぐにを待つ乗客が少なからず居る。

発車まで1時間以上あるのに、随分と気の早いことである。既に自由席の場所取りも始まっているようで、自由席乗車位置の荷物の列が見えた。

銀河は新快速の2分後に発車。新快速は、銀河より2分早く大阪を出発し、米原には6分も早く到着する。新快速の足手まといにならないように銀河の運行ダイヤが組まれている訳である。

当初、青春18きっぷが余りそうなら、この新快速で米原まで行き、そこから銀河に乗ることで、18きっぷを有効活用することも考えていた。


さて、22時15分頃、寝台急行銀河がゆっくりとホームに入ってくる。見るからに堂々としている。ブルートレインの貫禄は今だに失われてはいないようだ。

今宵の乗客は家族連れが多い。きっと、関西の夜をゆっくりと楽しんだ後に、東の方へ戻るのだろう。小中学生が盛んにシャッターを切っている。

銀河@大阪駅悪気は無いのだろうが、機関車に向かってフラッシュを炊いてしまう愚か者もいる。構内放送で注意を呼びかけた方が良いのではないか? それとも、注意したところで所詮無駄なので、諦めたのだろうか。




銀河@大阪駅今宵の宿は、寝台急行銀河である。

小生の区画には、既に先客が居た。両親と小学生の男の子と小学校前の女の子からなる家族連れのようであった。家族旅行だと、どうしても荷物が多くなるのは理解できるのだが、行き場のない区画の中でガサゴソされるのは気分が悪い。それでも、子供の躾は比較的行き届いているようなので、今だけの辛抱であろう。大体、我が身を振り返ってみると、あまり、偉そうなことは言えまい。

カーテンを半分引いて、ベッドの上であぐらをかいて、睡眠薬を飲みながら窓から駅の様子を伺う。

そうしているうちに、発車時刻となり、きわめてゆっくりと、あたかも絹のような滑り出しで、大阪駅から離れていく。巧い引き出しである。今宵の機関士はベテランと見た。この調子で終点東京まで運転してくれたら、安眠は確実なのだが...

ハイケンスのセレナーデに始まる列車案内が放送される。客車そのものが間もなく廃止になろうとしている今、このオルゴールの音色は貴重なモノの様に思えてならない。

大阪、新大阪間を走行中の銀河からの車窓5分後、新大阪に到着。ブレーキ操作も滑らかである。昔は、これが当たり前だった。小生も、若かりし頃から、何度か寝台列車を利用してきた。客車の普通列車では、ガクンというショックはあったが、こと寝台列車に関しては、ガクンというショックは余り記憶にない。オーバーランなど、全く無縁の世界であった。

茨城を通過する頃、ようやく、検札がまわってきた。普段なら、大阪駅停車中に検札が終了しても不思議ではないのだが、やはり、今宵は、満員に近く、検札に手間取っているのだろう。

向かい側の親子連れは、寝台券を2枚しか所持していないようで、車掌があれっと言う顔をした。もちろん、小学生以下の子供との添い寝はOKなので、それでも良いのが、幅が狭いB寝台で、中肉のお母さんが小学生の男の子との添い寝するのは、いかにも無理がある。折角だから、一人前の寝台を与えてやれば良いのに。

程なく、銀河は、京都駅0番ホームに滑り込む。新快速には、まず縁のない0番ホーム。スピードでは負けても、優等列車の面目躍如である。

ここで、ホームに座りこんで、駅員に介抱されている酔っぱらいがいた。そして、まさかと思ったのだが、その酔っぱらいは、駅員に抱えられて、銀河に乗り込んで来るではないか。しかも、気を緩めた拍子に、ドカッと通路に倒れ込んでしまい、駅員が慌てて、肩を担いで起こす。

お客さん、大丈夫ですか? お客さんの席は、ここですからね。と吐き捨てるように言って、なんと、小生の隣の区画に押し込められたのだった。

いくら、寝台列車に乗車するからと言っても、そこまでベロンベロンになることは無いだろう。これでは、先が思いやられると、気が重くなったが、件の酔っぱらいは、大声で叫くでもなく、大鼾をかくでもなく、おとなしく寝ていたようであった。

トンネルを越えて、大津に到着。睡眠薬が効き出してきて、早く眠りたくなってきた。普通なら、大津を出発すると直ぐにお休み放送があるのだが、どうしたことが、今宵に限ってはそれが無い。

そうすると、石山を過ぎたあたりで、漸く、お休み放送が流れる。これで安心して眠りに就くことができる。何となく、意識が遠のいて行く自分を感じながら入眠...
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ガックン

夜中、非常に大きなショックで目が覚める。何かあったのか? もしや、また事故? 一瞬そう思ったが、列車は徐々にスピードを上げていく。単なる発車時のショックであった。

ところが、それからが、困った。熟睡し過ぎて眠れないのである。喉が乾いたのでペットボトルのお茶を飲む。それでも眠れない。

そのうち、トイレに行きたくなった。まだ、夜中の3時である。さすがに、通路に出ている者はだれも居ない。見ると、件の酔っぱらいの区画に3つ空きがあるのを除いて全て埋まっている。普段なら全く考えられない盛況ぶりである。

古い車両の割には、トイレや水回りの設備の手入れも行き届いており改めて感心した。

寝台に戻り、さて、これで、もう一眠りしようとするが、やはり眠れず悶々と過ごす。しばらくすると、列車はスピードを緩め、再び、ガックンというショックとともに停車する。

あぁ、もう、富士まで来てしまった。

結構、長い時間停車した後、ガックン、と押されて体が移動してしまう位大きなショックの不意打ちをくらって、列車は出発する。この運転は下手を通り越して危険である。上段に子供が寝ている寝台もある。ベルトの隙間から落ちて怪我でもしたらどうする。

大阪出発時の見事な運転ぶりとは比べものにはならない。恐らく、小生が熟睡している間、米原で機関士が交代したのだろう。ったく、この機関士、自分自身、乗客として客車寝台列車に乗ったことが無いのではないか?

その後、ウトウトとしかかったと思ったら、沼津でガックン、同じく熱海でガックン、小田原から少しはマシにはなったが、やっぱり、カックン

ガックン、カックンで、とうとう、おはよう放送が流れてきた。そんなもの聞きたくもない。

こうなったら、東京で車掌に起こしてもらうまで意地でも寝ていようと決心したのだが、向かいの家族連れは、どうやら横浜で降りるようで、起き出して、ガサゴソやり始めるため、とても眠れたものではない。

とうとう、品川に到着。あと、7分で終点東京である。

東京到着案内中の車掌仕方なく、起きて下車準備を始める。荷物をまとめてデッキに出ると、ちょうど車掌が、東京到着の案内放送を行っているところだった。へぇー、ここから放送していたのだ。JR東海機関士の下手くそな運転ぶりを直接訴えたかったが、担当車掌はJR西日本である。たらい回しにされるのが嫌だったので、止めておいた。

何度か経験したように、眠れぬまま、東京駅に到着し、重たい足取りで中央線の長い長いエスカレータを昇っていく。そして、ホームで口を開けて待っている、高尾行き快速に飛び乗って、車両端の座席に座る。この席が二度寝の場所となるはすである。

まだ、6時台なので車内は比較的空いている。後、30分もすれば激しい混雑となるのであるが。

目を閉じていると、予定通り、吉祥寺あたりで意識を失い、気が付くと、立川停車中であった。随分すっきりした。そろそろ、降りる準備をしないといけない。

その後、会社で洗面し、休み明けの仕事を粛々とこなしていく。3時間程度しか眠れなかったのであるが、体を横たえていたためか、不思議と眠気は感じない。本当に不思議である。小生の体、一体、どうなっているの?

それにしても、あの、JR東海の機関士の運転は下手くそ過ぎる。銀河に乗るのは、基本的にはビジネスマンである。銀河に乗る必要があるから乗るのであって、無駄に、のぞみより高い金を払っているわけではない。それを、あんな下手くそな機関士に運転させて、安眠妨害をするなら、銀河の利用価値は無くなってしまう。

さすがに、JR西日本区間では、自社の列車ということもあるのだろう、運転は極めて上手であった。しかし、深夜帯を担当するJR東海の運転がこのような状態では、

寝台料金を返せ

と言いたくなる。

客車寝台列車銀河廃止は、カウントダウンが始まっていると言っても過言ではない。また、寝台列車を牽引したことのある機関士が少なくなってきているのも理解はできる。

しかし、銀河を必要とする人々は居るし、現に運行している以上は、機関士にそれなりの訓練を課すのが鉄道会社の使命だろう。JR東海はそれが出来ていないのではないか。

利用者離れを加速させ、廃止を正当化させるような、あのような仕打ちは金輪際、止めてもらいものである。
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