つぶやき、或は三文小説のやうな。

自由律俳句になりそうな、ならなそうな何かを綴ってみる。物置のような実験室。

Chain reaction with the reads

2017-03-06 23:13:56 | 文もどき
20世紀初頭のパリを語るのに欠くことのできない叙情、巴里のアメリカ人。
ロバート・キャパが親父さん、と慕うのにはまだ早い、意気軒昂に貧しい青年時代の話。絵画に魅せられ、借金をして当時無名だった画家ミレーの"落穂拾い"を購入する男。のちに軍内に私設報道部隊を作り上げて最前線に突っ込んでいく男。
アーネスト・ヘミングウェイ。アメリカ純文学最後の大物。

アントニオ・タブッキと、いとうせいこうを繋いだのはフェルナンド・ペソアだった。今回、我らがヘミングウェイはロバート・キャパと伊集院静をつないでくれた。ジャンルが離れれば離れるほど嬉しい驚きが生まれる、その間にいつも本流の文学がある。
より正確にはモダニズムの時代、だ。
煌びやかなモダニズム文学だけをそうっと遠回りしてきたことへの私的な指摘と哀れな脳髄が解釈するに至るまでは、また別の話。

美を語るのにこれほどおあつらえ向きの筆名もないように思う。派手な帯には続編も約束されている。インテリ、美、旅、読まない理由が見つからない。

旅だから出会えた言葉/伊集院静(小学館文庫)
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