Carpe Diem!‘今を掴め!’

未来のことは分からないだから今を精一杯生きよう

人生は意外と短い。だから今を生きるのだ。

「朝日新聞夕刊素粒子欄「死に神」の表現、鳩山法相が抗議」に思う。

2008-06-22 13:40:01 | Weblog

 Yomouri Online より


 鳩山法相は20日午前の閣議後の記者会見で、これまで13人の死刑執行を命令したことで、6月18日付朝日新聞夕刊1面素粒子欄で「死に神」と表現されたことについて、「大変問題だと思う。軽率な文章については心から抗議したい」と述べた。


 法相は「死刑囚にだって人権も人格もある。(表現は)執行された方々に対するぼうとく、侮辱でもある」と話した。


 朝日新聞は「永世死刑執行人 鳩山法相」「2カ月間隔でゴーサイン出して新記録達成。またの名、死に神」などと報じた。


 鳩山法相による死刑執行命令は、17日に連続幼女誘拐殺人事件で死刑が確定した宮崎勤死刑囚ら3人の刑執行で、後藤田正晴法相が1993年3月に一時中断していた死刑執行を3年4か月ぶりに再開して以降、最多となった。


 朝日新聞社広報部の話「社としてコメントすることはありません」


2008年6月20日12時51分 読売新聞)


引用以上


素粒子とは何ぞや??


asahi.com <会社案内 論説委員室 より引用


日本の新戦略、社説特集で提言
社説のテーマを話し合う
論説主幹(左手前)を中心に、社説のテーマを話し合う
 2007年の5月3日に日本国憲法は満60年を迎えました。この日の朝刊に、8ページを使って21本の社説をいちどに掲載しました。

 「地球貢献国家をめざして」を総タイトルに、日本の針路を問うた「社説21 提言・日本の新戦略」です。


 21世紀の世界のなかで、日本はどんな道を歩んでいったらいいか。10年後、20年後をにらみながら、私たちの考え方を集大成して節目の日にお届けしました。


 目先の国益をこえ、多くの国が利益を分かち合うため、これからは世界の「世話役」になっていこう。それには、省エネと技術開発を進めて地球環境を守る。とくにアジアの国々と理解し合い手を結んで、安定した経済圏をつくる。


 そして、憲法9条は変えず、準憲法的な「平和安全保障基本法」をつくって自衛隊を位置づける。そのうえで、紛争地での平和構築活動へも積極的に参加し、よりよい世界づくりに加わっていく……。


 そうした内容でした。おもに世界とのかかわりについて提言したものでしたが、秋からは国内政策のシリーズを掲載していく予定です。


 人によって顔かたちが異なるように、新聞の「顔」でもある各社の社説の主張も最近、ずいぶん異なるようになりました。たとえば、首相の靖国参拝の是非、イラク戦争や自衛隊派遣の評価、卒業式での国旗掲揚と国歌斉唱の強制などをめぐる、朝日新聞と産経新聞との主張は大きく異なります。


 なぜ私たちがこう考えるのかをはっきりと、わかりやすく書くとともに、その違いを示して読者の判断の材料にしてもらう。論説委員室は、そんな気持ちで日々の社説づくりに取り組んでいます。


 説得力のある主張を展開するためには、独りよがりではないこと、裏付けとなるデータがきちんとしたものであることが必要です。そのために取材を重ね、知恵を出し合うことは、私たちのやりがいでもあります。


 論説委員は、それぞれ政治、経済、社会、国際、文化、科学、スポーツなどの分野で経験を積んだベテラン記者たちです。論説主幹を中心に毎日会議を開き、「今日は何の問題を取り上げるか」「どんな主張をするか」「だれが書くか」を決めています。


 価値観が多様になり、世代や地域の利害も複雑に入り組んだ時代です。会議ではいろいろな考えがぶつかり合います。ときに激しい言い合いになるほどの率直で徹底した議論の中から、朝日新聞にふさわしい主張を練り上げていくのです。



〈天声人語〉 1904年から続いている朝日新聞の看板コラムです。読者から毎日たくさんの手紙やメールが届きますが、それは注目度の表れでしょう。休刊日以外は、年始めから大みそかまで休みなし、扱うテーマは森羅万象とあって、担当記者は肉体的にも精神的にも強靭(きょうじん)さが求められます。筆者は2007年4月から2人制になり、福島申二と冨永格が担当しています。


〈素粒子〉 夕刊一面の、これも売り物コラムです。日々のニュースを「寸鉄人を刺す」の意気込みで切ってみせます14行と短いだけに、加藤明は早朝から新鮮な素材を探し出そうと新聞の隅々に目を通し、執筆に頭を悩ませています


〈窓〉 ちょっと取っつきにくい印象もある論説委員室が夕刊に開いた窓といったコラムです。筆者の名前を出したり、難しい漢字にはルビを振ったりして、読みやすさ、親しみやすさにも心がけています。


じゃあコラムとは何ぞや??




コラム【column】


新聞・雑誌で、短い評論などを掲載する欄。また、囲み記事。
[ 大辞泉 提供:JapanKnowledge ]より引用


では評論とは何ぞや?


 ひょう‐ろん〔ヒヤウ‐〕【評論】



[名](スル)物事の価値・善悪・優劣などを批評し論じること。また、その文章。「時局を―する」「文芸―」[ 大辞泉 提供:JapanKnowledge ]より引用


寸鉄(すんてつ)人を=殺す(=刺す)


〔補説〕 鶴林玉露 小さな刃物で人を殺す。ごく短い言葉で人の急所をつく。

―警句


[ 大辞林 提供:三省堂 ]より引用


寸鉄(すんてつ)人を殺す


《「鶴林玉露」地集一から》短い刃物で人を刺し殺すの意。短く鋭い言葉で人の急所をつくたとえ。寸鉄人を刺す。


[ 大辞泉 提供:JapanKnowledge ]より引用


ろん‐せつ【論説】


物事の是非を論じたり解説したりすること。また、その文章。特に、新聞の社説など、時事的な問題について論じ述べたものにいうことが多い。[ 大辞泉 提供:JapanKnowledge ]より引用


と、色々私も言葉の意味を確認しながら考えてみた訳ですが、6月18日の朝日新聞の素粒子はコラムではなく、鳩山さん個人に対する、そして、死刑執行人の立場にある法相に対する、また執行された死刑囚、また執行前の死刑囚全ての人々にに対する人権侵害、名誉毀損だと思いました。鳩山さんの死刑執行に対する考え方に対するコラムではないのは私のような浅学でも分かります。


私と同じく、朝日新聞の読者で失望した方は多数いらっしゃるのではないでしょうか?


かなりの抗議が来ているようですが。


最新の画像もっと見る