樂旬堂・坐唯杏 池袋居酒屋・下剋上 ざいあん

【池袋】純米無濾過生原酒と職人が仕立てる本気の和食。日本酒専門の酒亭、
樂旬堂・坐唯杏

芋の煮ころがし   日刊・坐唯杏通信

2012年10月01日 14時20分56秒 | 食・レシピ

■ 365日・100年 酒肴麺   ------- 日刊・坐唯杏通信

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 10月10日、19:00~、於、坐唯杏・別館、会費:¥8000

 →お申し込みはメール、または電話にて

zaian@mist.ocn.ne.jp

03-5957-2207 受付:坐唯杏・本店

 ※開催まで時間があまり、ありません。    ぜひ、即時お申し込みの決断を!


■------本日の話題------------------------------------


坐唯杏ブログをご覧のみなさま


おはようございます。


台風一過、良いお天気になりました。


早いもので、ついに10月を迎えてしまいました。

今年も残すところ、3ヶ月です。


今年に入っての9ヶ月、実に色々な事がありましたが、 ここからの3ヶ月は、いっそう濃い期間になる予感があります。


自分の気力も含めて、いよいよ駒は揃った感がありまして、 新しい企画を仕掛ける、機は熟した・と言うところです。


ますは手始めに、縮小していたメニューを手直しします。


それもランチメニューから。


ランチタイムは反応が早いです。


今の構想が的確なら、ランチなら素早く評価を頂けるし、的外れなら 早い段階で結果を判断できます。


いずれにせよ、その結果を踏まえて夜のメニュー改正に臨みます。


お楽しみに・とお伝えすると同時に、我々もとても楽しみです (笑


さて、本日は月曜日と言うことで本店は定休日。


別館のみの営業ですので、ご注意願います。


ご利用は、どうぞ別館を。


宜しくお願い致します。


さぁ、では、本日も「食」の話題をお伝えしましょう。


本日のお題は、こちら。


   「芋の煮ころがし」




  <下段に続く>

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■------本日・坐唯杏のオススメ--------------------------


┃1┃ メバチマグロ、鯛、シマアジ、〆鯖 >別館

┃2┃ アン肝、白子、ムカゴ、、、鴨肉の天麩羅 >別館

┃3┃ 雲丹の醤油漬け >別館

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 <続きです>


ぐっと庶民的な話題です。


正直に言うと、こういう料理が得意でして、派手な一品と言うと あまり、燃えません ><


まぁ、土佐料理の勉強をしてたんで、皿鉢や活け造り、魚の仕事は 得意ですが、小物を使って小奇麗な盛り付けで勝負する・なんて事は 殆どしませんね。


でも、芋の煮ころがし、みたいな料理には何故か燃えます(笑


肉や魚の旨味で野菜を食す、坐唯杏の料理には一貫して、この精神が 宿っていまして、芋の煮ころがしは、その最たるものです。


煮ころがしと言う料理は最初から作ろうと思って、作る料理ではありません。


では、どう言う時に作るかと言うと、肉じゃがや肉豆腐、すき焼きや 煮魚の煮汁が余った時に、里芋を茹でてこの煮汁で、絡ませながら 炊くんですね。


鍋の中で転がしながら、芋の周囲に煮汁を絡めていく。


鍋の中で踊る小芋は、とても可愛らしく、躍動感さえ感じます(笑


味付けは、基本的には余った煮汁の方向性を生かして、あまり いじらない方が良いかもしれません。


それでも、味わい的に物足りないようなら、砂糖と醤油を、軽く注すに 留める位が良いでしょう。


日本料理は水の料理、余った出汁にも豊富な旨味が含まれていて その旨味を利用しない手はありません。


こういう煮汁でひじきや切干、そして芋の煮ころがしの様な料理を 仕立てると、味わいがぐっと深まります。


日本料理はエコで無駄の無い料理なんですね。


そして、こう言う料理こそ着物が大事です。


料理の着物、つまり器ですね。


師匠の教えでは、つまらない料理ほど良い器を使えと言う事でした。


修行時代に芋の煮ころがしを盛り付けた時には有田の深鉢、 確か、8万円ぐらいする器に盛り付けたのを覚えています。


何ていうことの無い芋の煮ころがしが、その器に入ったとたん、 生き生きしてきます。


絹さやの青みを散らしたり、柚子の皮を卸して茶せんでさっと 振り掛ける、なんてのも良く合いますよ。


本日は芋の煮ころがしの話題でした。


よく世間知らずの事を、芋の煮えたもご存知ない・なんて言いますが、 芋の煮ころがし、ちょっと知っておきたいメニューでしょ。


では、本日も良い一日をお過ごし下さい。




 【編集後記】


誰もいない店内で、PCに向かっています。


時々、思いついてはランチメニューの事をマインドマップに纏めて います。


思考の隅々まで一覧にするには、とても便利ですね。


こう言う事を考えてる時は、とてもワクワクします。

でも、武内の悪いところは、実際に料理にする時に、眉間に皺を 寄せて気難しい顔をしちゃうんですね。


そんな事じゃいけません。


好きな事をやる時は楽しまなきゃ・です。


その楽しさを伝染させる。

そんな事を考えなきゃいけませんよね。


さて、本日もこれから、少し経理の事をやって、夜は早い時間から 酒を呑んでやろうと思います。

少しの期間、酒を呑む楽しさも忘れてた気がします。


その楽しさを伝える仕事なのに・・・><

では、休み明けの明日、坐唯杏・本店にてお会いしましょう。


あっ、悦凱陣の会にも参加者が集まっています。

人数は、まだまだですが、ぜひ、お申し込みはお早めに。


どうぞ宜しく。









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