カメさん日記

趣味のカメさん日記です。レア種で情報が少ない種を中心に書いていきます。

仮説を検証する!

2017-05-20 09:17:38 | ブラジルヘビクビガメ

おはようございます!

東レプですね。さしたる興味はありませんがどんなカメがいるのかは気になりますね。またお迎えするなら、この時期かとんぶり市辺りが無難な季節かと思います。

さて、最近「ちゃかぽんさん」のブログに触発されブラジルヘビクビを学名で検索しました。

見事にヒットしたのがこの記事です。

なんか、著者の名前からラテンの香りがプンプンしてきます。うん、スペインやポルトガル系の名前だな。これはブラジル人に違いない。

英文なのでザクっと斜め読みですがかなり現地の環境に踏み込んだ解説をしているらしい。

特に棲息地の写真が具体的で感動しました!

うーん、やっぱりブラジルにもこんな渓流があるんですね。当たり前ですが画像の説得力は偉大です。さらにこんな写真が…

正しく渓流です!やっぱり私の想像した環境に近いな。昨年、某所の渓流に行きブラジルヘビクビの棲息地をイメージした記事を書きました。

さすがにブラジルほど植物の多様性はありませんがこの場所で標高1,000メートル位です。ブラジルヘビクビも標高600メートル以上の山地に棲息しているそうなので似た環境だと思います。

さらに記事では、成体は流れのある水溜りに好んで棲息するとあります。実際この写真中央にブラジルヘビクビがいますが見事に保護色となっています。

川底はブラジル特有の酸化した岩や砂ですがブラックウォーターではありません。やはり湧水により、PH値は低くないようです。なにより、如何にもTDS値の低い清流のようにみえます。また予想通り水深は浅いですね。

昨年私が載せた写真です。

かなり似ていると思いませんか?

私はこのフィールドワークの際、決してエサが豊富にある環境ではないと推測しました。

我ながらかなりいい論理的アプローチをしていたと感心しています。

この時に一番感じたのは風なんです。常に涼しくてカラッとした風が渓流を吹き抜けていくのです。

さらに私が目指すパルダリウムは、

目指す環境はかなり棲息地に近いパルダリウムです。

ただ、そもそも論になりますが、渓流にカメがいるっていうのは、絵的にも我々日本人には極めて想像しにくい事実ではないでしょうか?このことがブラジルヘビクビの飼育方法を分からないと言わしめてきた最大の理由だと思います。

そして別のサイトでは採取地も載っていました。

 ご覧の通り分布がかなり限定的なことに加え沿海部に集中しています。やはり特殊な環境に棲息しているのは間違いなさそうです。

かなり詳細に野性下のブラジルヘビクビの生態について書かれており、ワクワクしております。

この週末は、じっくりとこの英文を意訳して理解に努める予定です。高い偏差値を目指して無味乾燥な受験英語の勉強をしていた頃に比して、なんと楽しい英文和訳でしょうか。

やはり、カメの飼育は奥深く楽しく、それでいて飼育者に一定の努力を要求するアカデミックな趣味ではないでしょうか。

歳を重ねると学びに対して惰性的になります。ある程度のことが経験値によって類推できるからです。今回、ちゃかぽんさんによって新たな知への興味を持つことが出来ました。インターネットによる知識の取得に対して決して友好的な感情を持っていませんでしたが(私は活字による知識取得の信奉者です。)、グローバルに情報を得られるインターネットの便利さを痛感しました。

改めてちゃかぽんさんに御礼申し上げます。 

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2 コメント

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素晴らしい記事ですね! (ちゃかぽん)
2017-05-21 09:46:08
大変素晴らしい検証記事ですね!

確かに、渓流にカメが生息するイメージはありません。一般的なイメージが、飼育を困難にしている可能性が高そうです。

そして、カメさん日記さんの驚異的な仮説設定能力に驚かされました。幾度となくご自身の中でシミュレーションし、仮説を修正なさった結果だと思われます。

カメさん日記さんの読者の中には、仮説を立てれば、困難種の飼育が可能になると思ってしまう方もいるかもしれません(実際に居られるでしょう)。
ですが、常に誰よりも自身の仮説を疑い、問題点があれば潔く何年間も使用した仮説でも捨てさり、新たな作業仮説を一から立てる柔軟さがなければ、困難種の飼育はできないでしょう。
仮説は本来棄却されるもので、多少の知識で立てた仮説は、作業仮説と呼ばれ、その棄却と再設定の繰り返しの中でしか、事実の解明はありません。

困難種を飼育できる理由が、知識と経験がありつつも、それに固執しない柔軟さにあることを、読者の方に理解して頂きたいです。

感謝の言葉をいただき、恐縮です。
学ぶことや知ることの楽しさを伝えるのも私の責務の一つですから、カメさん日記さんがとても楽しそうに調べていらっしゃるのが伝わり、私も大変嬉しく思います。

東レプでコウホソ飼育者のNさんとお話しする機会がありました。
皆さん、カメさん日記さんは本当にすごいとおっしゃっておりました。
機会がありましたら、御挨拶させてください。
ちゃかぽんさんへ (カメさん日記)
2017-05-21 13:42:40
Nさんにお会いしましたか。
あの方のお話は、聞き齧りではない真の飼育者としての迫力がヒシヒシと感じられ、つい姿勢を正してしまいますね。またパースに行かれるそうで、その真摯な姿勢には畏れ入るばかりです。
メディアの情報を鵜呑みにすることの危険性をNさんのお話を聞く度に感じます。
今回のブラジルヘビクビの記事ですが、10年以上、個体識別した複数個体を棲息地で継続調査しているそうで非常に勉強になりました。特に1年中水温が20℃であること、体を素早く温めるために小さな体に進化したとの仮説(これは本当に実感だなぁ。平たく暗色だから僅かな太陽光で体温を上昇させて少量のエサを燃焼させているんだろうなぁ)、調査により、エサはエビ、カニ、昆虫と魚ではないこと(やはりカルシウム分の高いエサを摂っていましたね)、これらは、私も想像していたのですが原産地の観察レポートで確認でき、和訳しながら小躍りして喜んでしまいました。新たな情報収集技法を教わり、本当にありがとうございます。
私はリクガメは未経験ですが、是非ともお会いしてカメ談義で盛り上がりたいですね。願わくば「ドイツを追い越す日本のカメブリード技術」の高位平準化ですね。

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