とりとも雑楽帳

狭山丘陵の里山歩きとクラッシク音楽の鑑賞日記です。

「暑さ寒さは彼岸まで」とは言うけれど

2017年03月20日 | Weblog

 正直暑さに弱い私は、秋の彼岸には、「あ・・・ひと夏越せた」との安ど感を感じるが、春の彼岸は「地獄の始まり」だ。それにしても今年の花粉症は堪える。2月から調子が狂う。依然かかりつけの医者が「年取れば鈍感になって症状が和らぎますから」と言った。今では近所だが二度とその医院には行っていない。それに加えて、今年の初もうでには、息子がお参りしたからと、毎年欠かさなかった神田明神の初詣を省略した祟りか、息子の怪我に始まりカミサンの実家の「老老介護」と「家内安全」は崩れ、てんやわんやの日々がつづいている。

 そんなことから両親の墓参りをためらっていたが、帰りに寄席にでも寄るかと思い、Netで調べどうせなら「柳家三三」を聴きたいと、昨日出かけた。

 いつも休日の彼岸とお盆は、交通渋滞で往生することから、電車でいった。お墓のある青葉園はこの日は大宮駅から、直行の臨時バスがピストン往復で運航され、朝早めに出たことから、バイパスの渋滞は想像通りだったが、青葉園までは、普通だった。花粉症がひどく両親にはすまないが、最小限の滞在時間で後にした。

 大宮駅からはこれまた幸いに、すぐきた湘南新宿ラインに飛び乗った。25分足らずで池袋に着いた。早い、これにはびっくりした。所沢ー池袋の西武の急行と変わらない。

 とりあえず窓口で柳家三三の出演を確認してチケットを購入、演芸場前のファミマで朝食抜きで家を出て昼飯抜きでは地獄と、お茶におにぎり購入して、地下に降りる。前座が終わったところで、空席は補助いすの折り畳み椅子だけかと思ったが、前列2番目の右手に空席を見つけ、潜入。この光景には驚いた。最も退職後は、平日しか出かけないが、小三治の出ない日でも休日には客が帰ってきているのだと思った。しかも我が席のそばに小学生と思しき子連れ親子もおり、休憩時に見渡せは、子連れ組しかも女の子を連れた親子も交じり、自分も小学生のころにおやじに連れられて行ったことを思い出した。

 

 出囃子に乗って柳家さん若登場。私には今日初めて耳のする落語家だった。寄席の良さはこの偶然に出会うことだ。落語愛好家の中ではおそらく高い評価を得ているのだろう。私自身今日聴いた中では一番だと思う。派手に笑いを獲りに行く芸人さんではないが、落語の「話の出来る芸人さん」だと思った。もっと露出度があってもよいのにと思うのだが。中入りに入り、期待していた柳家三三が飛ばされた。そして正楽師匠のきまり文句の語りが始まり、「紙きり」が始まり客のお題も、花見、卒業式、稀勢の里と時節柄の平凡なお題で終わり、「取り」の柳亭左龍が登場で、枕に三三の穴あけの顛末を語った。小屋主と三三との意思疎通とのことだ。これで三三は二打席連続空振りに逢った。どうも相性が悪い。

 この日の池袋演芸場は昼・夜通し券だった。正直菊志ん、彦いちは聴きたかったが、朝昼、ろくに食わずに家を出たので、腹が空き、小屋を出た。出がけにカミさんが介護で実家に行くから夕食なしと知らさせれたことから、西武のデパ地下により、今夜のご飯を仕入れ、ついでに仏壇に供えるおはぎの代わりに、親父の好きだった所沢西武では手に入らぬ「船橋屋の葛もち」も買って帰宅した。

 花粉症、鼻水たらし 墓参り    デパ地下の 飯を喰らいて 父母思う

 

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