Youthworker・Support【未来を創る若者たちへ】

未来の労働市場を考えるキャリアコンサルタントからの、入社間もない若者や就職活動中の学生に送るメッセージ。

自己分析は自分を規定しない行為です。

2016-09-19 21:42:00 | 日記

就活の時期は、何かと言えば自己分析だの他己分析だの、「自分とは何者か?」がテーマになります。

これまで生きて来て、よく分かっているはずの自分について、あれやこれやと分析することを面倒だと思っている就活生は大勢いると思いますが、今回は、そんな自己分析の意味について書きます。

就活の自己分析は、これから始まる長い長い社会人生活に向けての予行演習のほんの一部みたいなものだと私は考えています。

なので、自己分析はこれからず~っと、何かにつけして行く事になります。

多くの学生は就活の時期だけだと思っていますが、そうではありません。むしろ入社後の方が臨場感も加わりよりディープな分析を強いられることを覚悟すべきです。(ただし、社会人の自己分析とは「反省」とか「課題解決力」という言葉に置き換えられます)

なので私は、内定獲得を目的とする自己分析は、曇ったメガネをかけて社会に飛び出す事に等しいので、決してお勧めしません。

何故かと言うと、実はよく見えていない自分の、良いところだけを探そうとして、いろいろ思い出す割にこれと言って何もないと思うから、とりあえず何か良い行いをした経験を引き合いに出して自分の強みは・・・などとまとめようとする方向に陥るからです。

その程度で終わっていては、入社後にぶつかる壁が高くなってしまいます。というか、乗り越えられなくなります。

実は、自己分析で本当に引き出すべきはなのは、良いところではありません。

良いところというのは「長所」や「強み」などと表現されますが、そういう部分はもう既に出ていることなのであえて分析だのしなくも、確かめるくらいでよいのです。

分析をするなら、なぜその長所を身に着けることが出来たのか?です。

つまり、自分の長所や強みの根源、出所です。

例えば、やさしいところが長所なら、なぜ自分はやさしくなれたのか?好奇心が旺盛なら、なぜ色んな事に興味が沸いてくるのか?行動力に自信があるなら、なぜ考える前に動いてしまうのか?・・・という観点を持つことが重要です。

生まれつきだから、と思うかも知れませんが、人間だれしもオギャーと生まれて直ぐに長所が身についている人などいません。生まれた時から既にやさしいなんてことはないのです。生まれて直ぐに好奇心が旺盛なこともないし、生まれてすぐに行動力が身についていることもないのです。

家族・家庭環境・教育・先生・時代背景・政治・流行など、人はあらゆる刺激を受けて、様々な情報の波に晒されて長所も短所も身に着けてゆくのです。

なので、自分はどんな道のりを辿ってこの長所を獲得したのか?どんな道のりを辿って短所を獲得したのか?という観点が重要です。

何故かというと、これから自分がどう変化してゆくのかに繋がるからです。変化のための手段や道具やノウハウを得るのが本当の振り返りです。

自己分析は「自分は何者か?」を規定する行為ではなく、「自分は何者になりたいのか?」を決める行為です。

自分の中に潜んでいる無限の可能性に気が付く行為でもあるのです。自分は何者にでもなれるのだと確認することが自己分析です。

やさしさを身に着けることが出来ているなら、同じようにしてもっと多くの強みを獲得できるかもしれない。これから始まる社会の中で得ることは計り知れません。

だから、今の自分を分かったような気になって済ませるような、内定獲得のための自己分析はもったいないと私は思うし、そんな支援はしません。

自分に自信が持てるような自己分析の手法を身に着けることが、就活の財産になり、社会に出てもずっと役に立ちます。

そのメソットはもう完成しているので、来春から本格的に広めて行こうと思います。

 

 

 

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