Youthworker・Support【未来を創る若者たちへ】

未来の労働市場を考えるキャリアコンサルタントからの、入社間もない若者や就職活動中の学生に送るメッセージ。

シリーズ「大学生のための自己分析のススメ」最終回

2017-10-16 22:21:35 | 日記

就活が楽しくなる!そのカギは、私たちが日々”無意識”に行っている自己分析を早期に”意識化”することです。

「大学生のための自己分析のススメ」と題して、簡単にできる自己分析の手法と活用法を、分かりやすく解説してゆきます。
自分を知ることは周囲や世間とつながってゆくことを意味します。あなたにしかできない就活を楽しんでください。

今回で最終回となります。

窮地に陥った時の自己回復法

「人生色々」と言いますが、それは「人生は決して自分に都合よくゆかない」 という意味です。
多くの人は「人生は自分で切り拓いてゆくものだ」と言います。
ではなぜ、切り拓いてゆかねばいけないのでしょうか?
もともと都合のよい人生なら、わざわざ切り拓く必要などないはずです。

それは、生きていると、本当に様々な不都合に出会い窮地に陥ることが沢山あるからです。

何をもって窮地とするのかは個人差がありますが、その窮地から自分を取り戻すには、人に頼り、弱音を吐き、落ち着いて自分を見つめ直し、考え方を修正し、また出直すといのが基本となります。

しかし、そこには「責任転嫁をしない」という姿勢が必要です。

人は、不都合なことが起きたり、窮地に陥ったりした時ほど、誰かのせいにしたがります。特定の誰かでなくても、会社や国、あるいは時代のせいにして、自分の責任を回避することで、その状況から逃れようとします。
勿論、それは程度と場合によりますが、社会的な責任を問うことと、窮地から自分を取り戻すというのは別ものだと、私は思います。

「生きている以上、全ては自分の責任である」というのが、私の持論でもあります。

極端に思う人もいるかもしれませんが、私はこの考え方のお蔭で、今まで様々な窮地に立っても、何とか自分を取り戻し、さらには成長させることが出来たと、感謝しています。
よく「前向きに考える」と言いますが、それもまた自己責任が必要ではないでしょうか。
窮地に陥った時こそ、自分と向き合い、自己分析することができれば、大方の事は乗り越えることができると私は信じています。

これまで説明してきた様々な手法や考え方は、就活のためだけではなく、むしろ就職後に遭遇する様々な不都合を乗り越えるためです。
いつでも自分の現在位置を確かめることができ、そこからどちらに向かって進めば良いのかを導くことのできる技術が、自己分析だと思います。

 就職活動の延長にある能力(エンプロアビリティについて)

エンプロイアビリティとは、「雇用され得る能力」と言う意味です。

実は、就職活動とは、内定獲得がゴールではありません。

確かに、ある会社に就職するまでの一連の活動を指す言葉ではありますが、私の考え方は、社会人として生きる以上、常に意識すべきはエンプロイアビリティであり、それは就職活動の延長上に、継続的に、そして段階的に、または断続的に訪れる転機も含めたライフワーク活動を指します。
雇用され得る能力とは、ある会社の仕事を覚える事だけではなく、自分の能力をより一層磨き、より多くの経験を積み、より多くの人と接し、そして自立できるだけの力を身に付けると言ったところです。
言い換えれば、会社に依存しない生き方を身に付けることと言った感じでしょう。
会社に就職さえすれば、後は定年まで真面目に働き、老後も退職金で安泰といった、幻想的な考え方はもう通用しません。

もう既に「自分の能力をいかに社会に役立てるのか」を軸とした職業選択が出来る時代になっています。
一昔前とは違い、転職も自分を磨くための一つの道だという考えも定着しています。
さらには、学生にして起業家の道も選べる時代です。
実は、これから始まる就職活動は、貴方がこれから迎える長い人生の入り口を選択することに過ぎないのです。未来の自分をどこから創って行くのかを、どの扉から未来に向かうのかを選択するのが、今時の就活です。
そして、その扉を開けるために必要な鍵が内定です。
内定は就活の目的ではないのです。
内定は最初の条件に過ぎません。就活の真の目的は、自分自身の創造にあります。

最後に・・・                                 

就職すると、これまでとは比較にならない程のスピードで、様々な経験をしてゆきます。
その経験は一切合切、余すことなく確実に自分の肥やしとなり、新たな自分の創造に繋がります。

良くも悪くも、できたか否かも、楽しみも苦しみも、成功も堕落も、何から何まで全てにおいて、経験して得たものは自分の財産になり、将来の自分を創ってゆく材料になるものです。
但し、どのように自分を創るかは、自分で責任を持って決断して行かなければなりません。
自分の変化を意識するということは、いかに自分を創るかということです。
自ら望む自分になるのか、何となくの自分で良いのかは、自分の責任で決めて下さい。

社会人として最低限の必需品は、「自覚と責任」を持つ事ですが、一夜にして自覚と責任を持てるようになる訳ではなく、ましてや就職したから、卒業したから持てるものでもありません。
自覚と責任は、各々の意識と日頃の言動、さらに他者に鍛えられ、磨かれて身に付くものです。
自分の力だけでは、決して持つことのできないものでもあります。

だからこそ、就職活動が大切なのです。
就職活動は、近い将来自分が「自覚と責任を持った社会人」になるための基礎練習が満載です。
誰が読むのか分からない履歴書を一生懸命書いたり、面接で初対面の人に色々と聞かれたり、会社訪問などで年長者に質問したりと、就職活動中は短時間で今までに無い経験をしてゆきますが、その全てが基礎練習となり、就職した後の自己創造に大いに役立つのです。

就職活動の期間は、出来るだけ多くの会社に接触する方が良いと言う人もいますが、それは社会に出る前に、少しでも多くの先輩社会人と関わりを持つ方が、自分がやがて社会人になるというイメージがし易く、意識の向上に繋がり、やがて自覚と責任を持てるようになるという考えから来ています。
単に多くの企業に応募すれば良いという短絡的な考え方ではなく、世の中には色々な考えを持つ人がいて、様々な思惑や欲望が渦巻いている中で、自分の活躍できる場所を探し当て、見極める力を付けるための訓練になると言う考え方でもあるのです。

自分の人生を切り拓くためには、まずどんな自分になりたいのかという、未来の自分を想像する事から始まります。自由に自分らしく楽しいと思える自分の姿を想像すればいいのです。
就職し仕事を持つということは、自己の尊厳に関わる重大な決断にもなると同時に、将来の自分を創造するために欠かせない、アイデンティティ(自己確立)にも直結する問題でもあるのです。
なので、就職は自分で決断して下さい。
いくら多くの人に相談はしても、最後に決めるのは自分でなくてはなりません。

それが、自覚と責任を持つということです。

貴方にしかできない就職活動を楽しんでください。

以上

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