NHK受信料制度について

法律家が、NHKの受信料制度、特にその合憲性について考え、議論します。

法律家は世間知らず?

2017年04月19日 | 日記
法律家についてよく言われる言葉の一つに「法律家は世間知らず」というのがあります。

法律家は会社員として務めた経験がない人も多いので、その意味で常識がないことは確かにあるかもしれません。

ただ、「世間」の基準と法律がずれていて、法律家が法律に従っているだけ、ということもある気がします。

例えば相続ですが、現在の民法はいわゆる長子相続ではありません。しかし、法律は誰か一人が全財産を相続することを禁じているわけではありませんので、相続人全員が同意すればそれもokです。

それで、地方によっては家や財産を長子が全て継ぐのが当たり前で、向こう三軒両隣みんなそうして家を守ってきている。
だから、その人にとっては世間とはそういうもので、長子が全財産を引き継いで守っていくのが世間の常識なわけです。それは別に道徳的に間違っているわけでも非難に値するものでもないように思います。おそらく、家を継ぐことに伴ういろいろな負担や制約も受け入れてきたのでしょう。

しかし、法律のルールは長子相続ではない。それは間違いありません。

だから、相続人の一人が「兄弟姉妹で均等に分けるべきだ」などと言い出して、そんな馬鹿な話あるわけないだろうと思ったら、弁護士やら裁判官が出てきて、同じようなことを聞かされる羽目になる。

「こいつらなんちゅう世間知らずだ」となるわけです。

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