グロリア街326番地

高校時代からだらだら山登りをやってますが、40代に突入したのをきっかけに、しばらく百名山を中心に登ります。

入梅前の絶景 高妻山

2010年06月15日 | 山日記
6月12日

戸隠キャンプ場4:45-6:10一不動6:15-8:15高妻山8:50-12:00戸隠牧場


今年は梅雨入りが遅く、日の長いこの時期にロングコースを歩こうと、
高妻山に登ることにした。
本当はツマと戸隠でキャンプするつもりだったのだが、
体調が悪いとのことだったので取りやめ。それなら、遠くまで行くのだから
ついでに雨飾山にも登ることにして、金曜の夜に長野に向かった。

戸隠キャンプ場前の駐車場で車中泊し、早朝に出発。



晴れていて、牧場を歩くと絵に描いたようなさわやかな高原の早朝の風景だ。
その背後に戸隠山が荒々しい岩肌を見せている。

登山道は沢沿いの道で、だんだん勾配を増し、大きな岩を鎖で登ったり、
トラバースしたりするところもある。道沿いにはずっと白い花が咲き誇っていてきれいだ。

沢の水の出所が氷清水で、なるほど冷たくておいしい。
ここから15分ほどで避難小屋に着く。
アップダウンを繰り返しながら稜線を歩く。けっこう痩せている箇所も多い。
シラネアオイやショウジョウバカマが咲いている。



こんなにシラネアオイを見たのは初めてで、その優美さに感激する。
右手にはまだたっぷりと残雪を蓄えた妙高・火打・焼山が見える。



いよいよ高妻山の登りになると急に勾配が強くなり、大きな雪渓を登る。
ここは急斜面に張り付いた長い雪道で、かなり怖かった。先週に滑落事故があった場所だ。

雪渓をこなしてさらに急坂を登る。なかなかしんどい。
ただ、左手には後立山連峰がそびえ、早く山頂に着きたくなる。

急坂を登りきっていよいよ山頂かと思うと、岩場となっていて、
ここを乗り越えると高妻山の山頂。



素晴らしい眺めだ。



ゆっくり休んで下り始める。気づいたら帽子がなくなっていた。残念。

雪渓の下りでは念のために6本爪アイゼンを着ける。初めて着けたのだが、
ガシガシとグリップが効いて、実にすばらしい。こりゃ便利だと改めて実感。

下っていると、改めて登山道の勾配が厳しいことを実感する。

登るペースが速かくてバテたせいか、あるいはあまり好きではないストックを
使っているせいか(雪渓歩きのために持参した)、調子が悪くなり、
ペースが遅くなる。
しんどいなあと思いながらどんどん下って、牧場に戻った。

ここから国道406号線を通って白馬、小谷温泉の露天風呂に入って、
雨飾キャンプ場へ行って泊まる。
客が少ないので好きなところにテントを張らせてもらえた。
ここの管理人は愛想がよくて親切だった。



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