箱根の山も紫陽花が咲き始めていましたよ。
6月の中旬ころから 7月中ごろまで
箱根湯本から強羅まで 「あじさい電車」 が走ります。
いったん強羅駅近くのパーキングに車を預け
と言うのも この沿線は道幅も狭くまず車を止めるところがないのです。
まずは強羅から箱根湯本まで トコトコ切符で乗ってみました。
あじさい電車とケーブルが 1日乗り降り自由のお得な切符です。
沿線を確認しながら 帰りは決めたポイントに下車し撮ることにしました。
片道40分なので時間の計算も楽ですね。
一番カメラマンの多かったのは 大平台駅から小道を少し下ったところ。
ここには押し寄せるカメラマンの安全の為に
警備員さんがいて、どっちからどの線路に電車が来るか
教えながら注意を促してくれます。
その采配は見事なもので 安全を確認したら
邪魔にならないように すっと身を隠してくれるのです。
たまたまこの人に当たって ほんとラッキーでした。
おかげで電車をやり過ごすことなく 迎え撃つことが出来ましたよ。感謝!!
登山電車はカーブが多くて勾配もきつい。
たいてい2両か3両編成ですが
3両だと先頭車両と後尾車両では 3.6mの高低差があるのですね。
世界2番目という急こう配を 上り下りする為に
3か所でスイッチバックするという工夫がなされ
その都度、運転手と車掌は前後の車両に入れ替わります。
また、レールと車輪の摩耗をふせぐために
散水しながら走るのも ここの特徴ですね。
あじさい電車は 時速20キロで走ってくれるので
ポイントで待つカメラマン氏には
絶好の被写体です。
中には 地元のケーブルテレビのカメラが来ていたり
雑誌の写真を頼まれて 撮りに来ている人もいたり
流石に この時期ならではの人気のスポットなんですね。
車両も何種類かあって 人気を集めていたのはこの車両。
7駅のなかで降りてみたのは
箱根湯本、塔ノ沢、大平台、宮ノ下、そして強羅。
無人駅も多い中 構内は綺麗な紫陽花で彩られ
地元の皆さんの心意気が感じられます。
最後に出山鉄橋。
秋の景色にも 是非立ち会いたいと思う素敵なロケーションでした。