妄想ジャンキー。202x

あたし好きなもんは好きだし、強引に諦める術も知らない

『あさが来た』23週、大きな手のひらに包まれて、時代が変わる

2016-03-12 18:29:44 | 朝ドラ
『あさが来た』23週「大番頭のてのひら」の長文ネタバレ感想まとめ



大人の恋の終わり方。




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少々真面目で結構ゲスいテレビっ子の備忘録まとめ。



■雁助さんに会いに


22週最後に届いた手紙は、神戸でマッチ工場を営む雁助さんが倒れたというもの。
すぐにでも神戸に、と歩き出そうとするあさ。
そんなあさに亀助さんが「あきまへん!」と。


「そら、わてかて雁助さんのこと心配だすけどな」

続ける声が切なくて。
本当は亀助さんも雁助さんに会いたいんだろうに。
それを抑えての、大股で歩くあさに『ちょっと待って』でもあるし『欲張り過ぎ』でもあるし。
普段コミカルな亀助さんの真剣な表情と言葉にはっとする。

うめへ「もう二度と会えなくなるかもしれない」と声をかけるあさですが…


「かましまへん。加野屋を出ていきはったときにもう一生会うこともあれへんやろなて思てましたさかい」

加野屋を出ていったときにもう覚悟はしていたうめさん。
それでも猫の鳴き声で思い出が蘇り、視線を伏せるうめさんが切ない。

友近さんの演技がとにかく素晴らしいのだけれど、このとき友近さんはどんな気持ちだったんだろう。



■温度差


そのころ、問題の女子大学校設立プロジェクトは、東京は成澤、大阪はあさと動いていました。
大隈重信・綾子の賛同を得たことが、大きな力になったのは確かなのですが

寄付を募る活動中、市井では
「誰が賛同しようとそんなもんには関わりたくない」
「あのおばさん、刺されてもまだ懲りてへん」

と言われてしまう状態。

さらには

 
「けったいなことに手ぇ出すのやめはったらよろしのに」
「おなごに対する考えが根本的に変わることは永久にない」


当初女子高等教育に賛同してくれた工藤さんと、あさの右腕でもあるへえさんの言葉。
成澤・あさ・綾子夫人サイドと、世間様サイドの温度差が激しいなあ……


へえさんの「永久に変わることはない」もズシンってくるものがある。
確かに変わってない気がする。
行ったり来たりしてる気がするこの100年間。


「長年当たり前に考えられてきたもんを変えることはほんまにに難しい。だからこそ懲りてへん言われても、恐れずに飛び込むペンギンはぎょうさんいてなあかんのだす」

「永久に変わることはない」と言われても。
その通り確かに平成の世まで変わってないような気がしても。
『難しいことはわかってる。でも諦めない、人を育てて少しずつでも前に進んでいく』
そんな力強い励ましがあるような気がして。




■雁助さん一家


神戸の雁助さんが入院する病院に到着した、榮三郎、新次郎、亀助、うめの4人。

 

何とも気の強そうな奥さんと娘さん。
悪い人たちではないのだろうけれども。
家族なら、ここでは会社よりも雁助さんの命を心配してほしかったというのが本音。

特に娘婿の竹男。
ふゆ父傘男週以来に久々に胸糞だった。
「どうしようどうしよう」って何をするわけでもなく、遠方から来た客に背を向けてぶちまける。
いいからお前は黙ってろ、病院では静かにしてろ、って脳内室賀さんを呼びたくなりました。

でもこの竹男がうろたえるのも少しわかる。
雁助さんの奥さんや娘さんに、ほんの少しでも経営の手腕や商いの学があれば。
みっともない姿をみせることなく、一家は父の看病に専念できたのかな。
生命保険の話がここで絡んでくるんだろうけども、皮肉にもここで女子教育の必要性が示されるとは。



■加野屋と雁助さん



「せやけど見とくなはれ、この顔。今にも起き上がって「何してますのや」言うてしゃべりだしそうで」

こういうときに代わりにワンワン泣いてくれる亀助さんがいるから、うめの悲しさとか辛さとかも緩和されるのかなとか。

それにしても
「生きてはるみたいで」
「生きてます!」

の間の取り方が絶妙でした。
まだ生きてる、聞こえてる、と怒りながら少し笑いながら。
中の人さすがとしか言えない。


「ひとつ運の悪い事故が起きただけでこない何もかも崩れしまうやなんてなぁ」

炭坑の落盤事故(事件だったけど)を思い出すなあ。
そうだ、あの炭坑を立て直したのは雁助さんの底力だったなあ。



■デリケシーがないという優しさ


見守りを頼まれたのはうめでした。(ていうか家族どこ)
「何かあったらすぐ知らせてくれ」と頼む榮三郎。

正吉さんの時と同じ「大旦那さんに何かあったらすぐ知らせてくれ」とうめに頼んだのは雁助さんでした。
そんなときを思い出してるのか、うめさんは雁助さんに話しかけ続けます。



「お願いだす。お願いやさかい。もういっぺん目ぇ覚ましておくれやす。声聞かしとくれやす」

うめさんのゆっくりとしたしゃべりと、部屋に差し込む光と、優しいBGMがしみる。



うめさんが雁助さんの手を取ろうとしたとき、あさがやってきました。

……と、あさちゃんが雁助さんの手を握るという。



あさちゃんwww
おまえやないwww


とめるうめにあさが話したのは
「自分が倒れたとき意識を戻せたのは話しかけてくれた新次郎やマッサージしてくれた千代のおかげだったから」と、自分が死にかけたときの話。
手を握ってもいい、触れていい、と。



あさちゃんのデリケシーのなさ。
グルッと回って人を傷つけない優しいものなのかなって。


最後にうめが雁助さんの手を握り、思い出すのはお湯ドン。
焦げた恋心を冷ますために握ったふたりの手が、今度は雁助さんの目を覚ますために握られる。
とても優しい時間。



うめは「何でだす?」と、あさにある質問をするのでした。



「夫婦はなぜこんなにけったいなのか。世の奥様はなぜ旦那のことを悪く言うのか」と。
それは雁助の奥さんが言っていた言葉。

良くも悪くも身内、だから言えるんだろうかな。
加野屋の一行にひとりポツンと老いた女性がいることを、奥さんが感づかないはずもないでしょう。
軽い牽制も含めていたのかもしれません。

そんなことを話すうめさんが切なくて。



しかしその切ない刺激が効を奏したのでしょうか。雁助さんの意識が戻りました。
あさちゃんが一通り大声で騒ぎ立て、医師を呼びに行っている間。


「え?うめ?…何でや?何で?うめが……?ん…まあええか」
「よろし…よろしおました」


うめの「何でだす?」の答えを雁助さんが出したのかな「まあいいか」でまとまることもある。
生きていれば、それでよろしい、と。



■身内でもないのに




うめに感謝の気持ちを告げながら、「身内でもあらへんのに」と奥さん。
悪気はないんだろうけど何となくチクっと刺さる言い方だなあと。



うめさんが少し悲しそうな顔してるのが辛かったけど。
ひとり事情を知ってるあさも辛そうだったけど。
すぐに新次郎たちが「一緒に帰ろう」って。
うめさんにとっても新次郎たちにとってもお互い身内だし、雁助さんも確かに身内だったんだよなあ。



■雁助さんと榮三郎と生命保険事業




ところで、奥さんに名乗るときの榮三郎。
「加野銀行頭取」じゃなくて「加野屋八代目」と名乗っていました。

榮三郎はもちろん7代目である正吉さんにお仕事を教わったのだけれど、一番身近にいたのは大番頭・雁助さんでした。
江戸が明治になっても、両替屋が銀行になっても、何が変わっても変わらないものは「大番頭と若旦さん」
言葉ひとつひとつこめられた人物の思いに胸を打たれます。

雁助さんの事故をきっかけに、榮三郎はかねてから懸案事項だった生命保険事業に着手しました。


「保険会社は働く者の一家を支えることのできる社会的にもこう…意義のある事業だす」

歌って踊って保険を語る榮三郎。
中の人、ジャニーズだって忘れそうになってしまった。



■君の名は


舞台は大阪へ帰ってきて。


宜ちゃんが五代くん顔負けのトンチキ発言をしている矢先に。



でたっ!トンチキリンゴ帝大生!!


 
「なんという小説のような出来事!」

宜ちゃん、メタ発言やめいwww


千代がスッ転んで大変だったので、なんのかんので家にあがることになった東柳君。
そういえば東柳君、千代の名前をまだ知りませんでした。


「僕は名を東柳啓介という。君の名は?」
「そうさ。拝聴、拝聴」


拝聴拝聴ってwww
と笑いつつ、千代が話そうとした瞬間。


(成澤)「No Way ! It's over !」

ワカメ黙れwww

しかしこの東柳君の帝大生感が、朝ドラの歴代帝大生を厳選濃密した感じでいい感じ。
少女漫画王道の恋に恋するお千代と、そのお千代とリンゴトンチキに宜ちゃんが別方向にニヤニヤしてそうでなおいい。




■ポンジョ設立もあとひと踏ん張り




突然乱入してきた成澤先生、珍しく弱音を吐く。
もちろんあさちゃん、叱りつける。

東柳君とお千代の胸キュンな画、物理的に破壊される。

 
「アホちゃいますか?これだから、根性のない若いもんはダメなんだす」
「うちの目の黒いうちにおなごの大学校、見せてくれやす!」


あさのスパルタ指導は家中に響き渡る。
この勢いが女子大学校設立に向けた気運なのかなとか。




ダイナミック成澤とスーパー運動神経宜ちゃんが走ってきた。
報告したのは渋沢栄一の協力をとりつけた、とのこと。

教育に理解があるだけに内容のある説得をしなければ難しいとあさは言っていましたが、結果大成功。


もう一人の協力者、何よりの協力者、実家の忠興パパの話を切り出すあさ。


「へぇ、今井はうちの実家だす」
「えっ」

「えっ」に「えっ?!」だよ
君ら知らなかったんかい。


今井忠興、近衛文麿、渋沢栄一、大隈重信……
あの人この人みんな有名人が並んだ寄付者の名簿。

サカエさんのこともあり、反対していた工藤さんも……



「なんかこの話乗っておいたほうがいいかも」と動き出したお金持ち。
新しい事業ってそういうものなのかもしれません。
勘所を押さえておけばあとはうまく動き出す、と宜ちゃんの言葉がありましたが、まさにその通り。
「みんながやってるなら/あの有名人が寄付するなら」と、いよいよ佳境を迎える女子大プロジェクト。

土地も確保できた、資金も確保できた。
長い事引っ張った女子大学校もあとひとふんばり。

正直ここまでひっぱるとは思いませんでした。
(というよりその先まで行くのなら早く設立しないと、と)

でも結構時間をかけたのには、それだけ難しい計画だったかということなんでしょうね。
資金の面ももちろんだけれども、世の中の理解を得ていくことが。
その世の中の理解を得るためには、「勘所を押さえる」こと。

世の中の固定観念を覆し新しいことをはじめることの難しさとコツが、まとまっているような気がします。
そんな重厚なテーマだからこそ実名登場の有名人たちがはまるんでしょうか。

それにしてもサカエさんが嬉しそうなのがよかったなあ。



■いけずな新次郎


少し前後しますが。
不覚にも乱入した「奴ら」によって、顔を合わすことになったのが新次郎と東柳君。

 
「帝国大学学生の東柳啓介と申します」
「お…お父ちゃんの白岡新次郎だす」


ここは落ち着いて考えたら「千代の父だす」なのだろうけど。
どーーーーしても千代の名前を教えたくないという地味な嫌がらせ。
(立ち聞きしてたんか)



千代の女らしさをアピールなよのさん。
ちゃっかり東柳くんに手みやげまで持たせるよのさん。
腕組んで歩いてもらって、東柳君の人物を見極めるよのさん。

外堀の埋め方、お見事である。


 
「そやけど千代の初恋のお相手て。はぁ~見てみたいなぁ。どないなお人だす?」
「はぁ?どないて?ないしょや」
「何だすの、それ。いけず!」


褒めたくないけど褒めるところしかなかったんでしょうね。
にしてもいけずってww




■そのころ、和歌山では


和歌山の眉山家では養之助が祝言をあげていました。

 

新婦のせっちゃん放置、俺の嫁・露芝のはっちゃんに見惚れてるソウちゃん。
そのうち涎でも垂れてきそうな口角ゆっるゆるなデレ顔



「おい。花嫁見んと自分の奥さんに見惚れてどないしますのや!」

んなデレてっからつっこまれちゃったよ、ソウちゃん。

そんな幸せムードの眉山家、ですが。
一通のはがきが届きました。



新兵証書。
戦争というより徴兵制による兵役みたいだなぁ。

……だとしても脳裏をよぎる、『ごちそうさん』のかっちゃん。
いや、このフラグはさすがに罠だろ……
かっちゃんルートを回避するために、ここに入れてきたんだと信じたい……





■父の贈り物


この週は、もうひとつ別れがありました。
先週、梨江さんを見送ったばかりの今井忠興。
「こら、あさ!」と声を振り絞ったお父はんが旅立ちました。

 

久太郎の奥さんが目白の別荘地の証書を届けにきます。
これが女子大学校計画を一気に推し進めたんだよね……
本当に偉大なるお父はんよ。

お父はんからの贈り物はもう一つ。

 

娘が鉄オタなら父もまた。

でもそれはあさに行ったことのない土地への切符。
忠興パッパの歩いてきた道をテケツで知る、いいなあ。


厳しい中にも優しさがあり、その商才で時代に風にのり、荒波を泳ぎ切った今井のお父はん。
新聞で知らされた死がなんとも今井忠興らしくもあり。



■行くもの、帰るもの、変わらないもの


はつは菊さんと梨江さん、2人の母を失い…
あさは正吉さんと忠興パパ、2人の父を失い…

残された人の1人、眉山家の栄達さん。
突然和歌山からやってきました。
その理由は、働き手がいなくなる眉山家に藍之助を連れて帰るため。



祖母である菊さんが送り出した藍之助。
それを栄達さんがが連れ戻す。
菊さんの思いをわかってるであろう栄達さん、辛かっただろうな。



新次郎とあさに土下座する栄達さん。
かつて頭を下げた忠興さんはもういないけど、どこか忠興さんに頭を下げているように見えた。
(→6週

「淀川の流れだけは変わらない」
と話す栄達さん。
よのさんたちと、菊さんの好物だったお饅頭をつまむのでした。
(このお饅頭エピソードも、突然現れたのではなく7週で登場していました)


女子大学校に喜ぶ娘のサカエちゃん。
初恋の相手との再会にときめくお千代。
秘書見習いとしてバリバリ働く宜ちゃん。
祝言あげたてのところで兵役に向かう養之助。
涙ながらにいったんの別れを告げる節ちゃん。
実家の農家が人手不足のため帰っていく藍之助。

子どもたちそれぞれが選ぶ道、選ばざるを得ない道。
女子大学校、というより高等教育がいかに贅沢品か、それでもどうして必要かってのがなんとなく見えてきます。





「気ぃ付けて…行っといで」

声が揺れてるおはつさん。
しっかり者の長女から、薄幸の若奥様、それでも前見て歩んできて今や肝っ玉お母ちゃん。
そのはつの声が涙を堪えるように揺れてる。

養之助、絶対に帰ってこいよマジで。
藍之助も大阪にまた戻るんだぞ。




■再会、国芳の猫の思い出


いよいよ終盤だなと実感する中、あの人がやってきました。

 
「雁助さんや!」

猫の鳴き声とは粋な演出。
一番はしゃいで駆け寄って、叩くなって言われてスリスリ撫でてる亀助さんかわいい。

 

毎回衝突しては仁王像のようににらみ合っていたのに。
こうやって「にっ」と笑いあえるようになったのなんだか感慨深い。

あさの成長を振り返るのが雁助さんってのが肝なのかもわからないな。
穏やかに笑いあうふたりの距離感がいい。


思い返せば加野屋に嫁いだばかりのあさに商いを教えたのは雁助さん。
(国芳のねこちゃんのアップリケにつられた感あり)

キーポイントの炭坑事故を救ったのも雁助さん。
別れを告げながらもどこかにいる気がした雁助さん。

思えば、雁助さんの手のひらがずっと加野屋を支えてたのかもなあ……


亀助さんはコミカルに描かれ、雁助さんはどっしり描かれました。
亀助さんは役員秘書として明治の世を生きていき、雁助さんは加野屋が両替屋のうちに大阪を去った。
亀助さんは幸せそうな家庭を築いていき、雁助さんは難有りの家庭に帰った。
大番頭と中番頭の生き様も対照的。


【かっこよすぎる大番頭】 加野屋と雁助さんが歩いた道 【雁うめの結末】
【かいらしい中番頭】 亀助さん、女子力高いあの場面この場面 【なんでわてが】



■その手、その指、その言葉


新次郎とあさのはからいで、うめと2人きりになった雁助さん。

雁助さんは「もう惚れた腫れたはない」と、なんだか男らしくない言い訳をしますが、それもまたリアルなんでしょうね。
でもうめさんはきっぱりと。


「シェッハン致しまへんか?異国では友情の証やそうだす」

あさの近くで五代さんとあさの友情(便宜上)を見てきたうめさんが、雁助さんと手を握る。
それは友情の証として。

でも、これならもう離れることはないと。
一緒にいた日々や話した言葉を思い出して生きていける。

「五代―あさ」の描写がまさか「雁助―うめ」に生きるとは。



雁助さんの気持ちもうめさんの気持ちもお互いわかってて、でも添い遂げることは出来なくて。
「もういつ死んでもおかしくない歳だ、これが最後だろうから、最後だけ」なのかな。
添い遂げることはできないけれど、思い遂げることはできる。

強く生きようとするうめを包み込む、大番頭の手のひらの大きさよ……




「さよなら」
「へぇ、さいなら」


別れを告げてるのにどこか清々しい二人の表情に、胸が痛んだ。

かつてのあさとはつみたいにお手手つないで駆け落ちしましょ、って言いだしてもおかしくなかったふたり。
離れることになるけれど、心はどこかで繋がってる。


ほんのりビターな大人の恋の終わり方。



■新次郎の手のひら




「ちょっと」調べたっていうよのさん陣営。
頭髪も背中も足腰も老いてなお、孫の嫁入りの話に目を輝かすBBAよwww

しかし「東柳くんと一緒にいるときの千代がいい顔してる」ってよのさんかのさん。
あんたらが東柳くんに惚れてどうする。

……あれ、この光景、五代くんのときにも見たような気がする。




新次郎の顔が既に死んだ魚の顔ww
隣のあさがいい笑顔だからより死んだ魚の顔ww


シーンはかわり、晴花亭。
話題はもちろんよのさんのお見合い計画(もしかしてこの時点では千代も東柳君も知らないか)


「(宜ちゃんもうやめて)」


「(榮三郎、余計なこと言うな)」


「(亀助いい加減にしろ)」

と、背景で演じる新次郎なのですが。



ひ ど い www
今週の週タイトル『大番頭の手のひら』で、雁助さんの手の厚みや大きさ支えてきたもの描いてきたのに


新次郎のこの悩める手のひらはひどいwwww



そういえばこの時のあさちゃんの言葉。



一緒に大学校もいいけれど、千代には思う人と「一緒にさしたげたいような気ぃもしてますのや」って穏やかに話すあさ。
今がある幸せを、雁助とうめの生き様を通して実感してるのかな。



■ペロシペード


 

成澤とあさが乗り始めたのはペロシペードでした。
(ワカメ乗れてないけど)


「じゃっどん、きっとあなたならいつか乗りこなすことが出来るでしょう」

2週、英国から届いた五代さんからの手紙にあったペロシペード。
ペロシペードの描写はどこか明治の世を象徴しているようで。
最初は誰かに支えられて、何度も転んで、痛い思いをして、また支えられながら起き上がって。


忠興パパが乗った汽車、栄達パパが徒歩で和歌山と大坂を往復したこと。
あさと成澤は、今はペロシペード。
いろんな速度があるものの、あさがペロシペードを猛スピードで乗りこなす日も近いのかなと。




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