悠々茶房ブログ

名古屋市東区にある中国茶カフェ・語学教室のブログ!教室イベントの記事、中国茶の記事、中国・アジア各国の文化も紹介します♪

春節の過ごし方と思い出

2017年02月08日 10時58分21秒 | 現中国語講師

 中国では新年を旧暦でお祝いをし、旧暦1月1日からの春節は大いに賑わいますが、今年は1月28日が春節の日にあたります。そこで、中国語担当で中国北部に位置する遼寧省大連出身の趙 雅へい講師と中国南部に位置する海南省海口出身の張 雅講師に春節の過ごし方などについて紹介していただきました。

Q:大晦日の日にはどのように過ごしますか?

趙:私の住んでいる大連など中国でも北方地方の家では、春節に水餃子を食べる習慣があります。大晦日の夜になると家族で水餃子をつくりはじめ、日本の紅白歌合戦のようなテレビ番組を見終わると年が変わるので、その頃から水餃子を食べ始めます。我が家では母が水餃子のひとつにコインをいれたものをつくりますが、それが当たった人は新年からの運勢がよくなると言われているので、小さいときに私の水餃子のなかにコインが入っていたときは大喜びになりました。年が明けると花火を上げたり、爆竹を鳴らしたりするのも中国の習慣ですが、我が家でも父は爆竹を鳴らすのが恒例になっていて、一方私たちは小さな花火を上げて楽しみました。

張:中国の北方の人たちは春節に水餃子を食べ、南方地方の人たちはお餅を食べる家庭が多いと聞いていますが、私の住んでいる海南島ではどちらも食べない家庭が多く、我が家ではしばしばガチョウの肉を煮て食べることがありました。また、正月料理の定番は魚料理で、これは”魚”と”余”が中国語で同じ発音であるため「年年有余」、すなわち毎年財産が貯えられますようにという願いを込めて食べるのです。また豆腐料理も”腐”が”富”と同じ発音であるので、豆腐を食べると富が増えるという縁起をかついで食べるのです。我が家でも大晦日には中国のほとんどの家族が見るテレビ番組を見ますが、我が家では爆竹を鳴らしたりせず遠くで上がる花火を見ながら新年を迎えました。

Q:新年になってからはどのように過ごしましたか?

趙:我が家では新年になると祖父母の家に行くのが恒例になっていて、祖父母の家にはたくさんの親戚が集まって顔をあわせるのが楽しみでした。大勢の人が集まるので家の中はとても賑やかで、正月料理を食べながらおしゃべりをしたり、若者はトランプ、大人は麻雀をして過ごしたりしました。また、祖父母の家に行くと、必ずお年玉をもらえたので私にとってはそれが一番の楽しみでした。しかし、我が家では母がもらったお年玉を預かってしまうので、もらったお年玉を自由に使える分はわずかだけでした。

張:我が家でも新年1日はゆっくり家で休み、2日になると祖父母の家に行って親戚が皆集まるのが恒例になっていました。趙さんの家と同じように、親戚の大人たちは麻雀をする人が多くいましたが、私たちはやはりおしゃべりしたり、料理を食べたりして賑やかに過ごしました。また、お年玉も祖父母の家に行くともらえたので、私にとってもお年玉をもらうのが楽しみでした。あと、海南島では春節の時期にバスケットボールの大きな大会があったので、これを見に行くのも恒例の行事になっていました。

趙:あと、春節には春節の時期には先祖の人もあの世で春節をお金に困らないように過ごしてもらうため、お墓の前でニセのお札を燃やす風習がありましたが、現在はこのようにすることは禁止されてしまったと聞いています。また、年末には先祖の人たちのために特別な料理をつくり、お供えしたことも記憶に残っています。

張:海南島は中国でも有数の観光地であり、また温暖な気候でも知られていますので、春節の長期休暇を利用して中国全土から多くの人たちが訪れるため、島全体の人口は急激に増えてしまいます。その結果、最近では島内のホテルの料金がこの期間中は高騰してしまうなどの問題も起きているようです。

 

 

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中国の「春節」とベトナムの「テト」

2017年01月22日 11時14分22秒 | 文化・生活習慣

  中国やベトナムなどでは新年を旧暦でお祝いをし、中国では「春節」、ベトナムでは「テト」と呼んでいますが、今年の旧暦新年は1月28日になります。そこで、今回は中国語担当の黄 雅婷講師とベトナム語担当のブーティ ゴック ハー講師に、春節やテトの過ごし方などについて尋ねてみました。

Q:春節やテトの過ごし方を教えてください。

黄:大晦日になると大晦日の夜や新年に食べる料理の準備をしますが、中国の北部では水餃子を食べるのに対し、南部ではおもちを食べるのが一般的です。でも私の故郷である河南省は北部とはいえないものの、やはり我が家では水餃子を家族でつくり、大晦日の夜は日本の紅白歌合戦のようなテレビ番組を見ながら家族団らんで過ごします。ちょうど年越しの時間になると、街中で花火があがり爆竹をならしたりするので、あたりは騒然としてとても賑やかな年越しになります。新年になると日本では初詣をしますが、中国では日本にように多くの人が家族揃ってお寺詣りをする習慣はありません。

ハー:ベトナムでも年末になると新年に食べるちまきや揚春巻などの正月料理を親戚の人などと一緒につくり、大晦日には「年末に会いましょう」という意味のタイトルがついたテレビ番組を見るのが恒例の行事になっています。テレビを見ながらドライフルーツやヒマワリの種などを食べて賑やかに過ごす家族が多く、親戚が集まるとカードゲームをしたりすることもあります。新年になると親戚・友人・知人の家に挨拶に出かけたり、お寺にお詣りする人も多く見られます。また、大晦日や新年3日目に先祖のために食事をつくりお供えをするという伝統行事を守っている家庭もあります。

Q:正月飾りなどをしたりすることはありますか?

黄:中国では「福字」や「春連」などの飾り付けをする家庭が多いです。「福字」は「福」と書かれた飾り物で、家の門や壁などに「福」に字を逆さまにして貼ります。「倒」と「到」は漢字の読み方が同じなので、「福を逆さまにする」→「福が訪れる」という意味を表すからです。「春連」は対句になった四文字などを家の門や入口の両側に張ります。「春連」には新しい年を祝い、豊年を願ったり、事業の繁栄を願ったり、家族の健康を祈ったりする文字が書かれます。そのほか、地域や家庭によっては竹を飾ったり、金柑を飾ったりすることがありますが、これも縁起の良い物とされています。

ハー:ベトナムでは新年に大きな皿に果物を乗せてお供えをしたり、居間に花を飾ったりします。私の住んでいた南部のホーチミンなどでは黄色い梅の花や金柑の花を飾ることが多く、北部のハノイなどではピンクの桃の花を飾ることが多いと聞いています。金柑はたくさんの実がなるため、縁起の良い木であるといわれており、新年の幸せを祈る特別な木であるともいわれています。

Q:お年玉の習慣はありますか?

黄:中国ではお年玉のことを「圧齢銭」といい、お年玉袋は「圧齢包」といいます。中国のお年玉袋は日本と異なり赤色の袋ですが、お年玉の習慣は中国でも一般的で新年になると両親や祖父母からもらうお年玉が一番の楽しみになっていました。

ハー:ベトナムでは新年に親戚の家に挨拶廻りをする習慣があり、そんなときに祖父母などからお年玉をいただくと、とても嬉しかった思い出があります。また、両親からも新年にはお年玉をいただきましたが、我が家ではもらったお年玉を両親があずかって貯金していたので、残りのお金で友人たちと飲食に出かけるのが恒例でした。また、お年玉袋は中国と同様にベトナムでも赤色の袋でした。

Q:新年に縁起をかつぐ習慣はありましたか?

黄:我が家では新年に水餃子を食べましたが、ときどき母はコインを入れた水餃子をつくり、それにあたった人は一年の運勢が良いなどといわれているので、食べるときはドキドキしたという思い出があります。また、中国では新年に魚料理を食べる家庭も多いのですが、これは魚の漢字の発音が「余」と字の発音とおなじであることから、「年年有余」つまり「毎年財産がたくわえられますように」という願いが込められているのです。

ハー:テトが近づくと家々では大掃除をするのですが、これはただ家を綺麗にするというだけでなく、旧年中の不運を追い出すという意味もあります。一方、元旦には掃除をしません。これは掃除をすると新年の幸運も掃きだしてしまうからであるといわれているのです。あと、新年になると各家庭では新年のあいさつ廻りをするのですが、新年初めての来客者が新年の運勢に影響を及ぼすといわれています。ですから、家によっては運勢の良い人を選んで、あらかじめ元旦の朝早くに訪れてもらうことをお願いすることもあるのです。ちなみに、我が家では家族そろって初詣に出かけた後、父親が一番最初に家に戻ることを習慣にしていました。

 

 

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中国語講師紹介

2017年01月08日 11時07分38秒 | 現中国語講師

 1月から中国語担当スタッフの仲間に加わることになった杜 方可講師のプロフィールなどを紹介するためいくつかの質問をし、それに答えていただきました。

Q:出身地を紹介してください。

杜:私は陝西省の漢中出身ですが、といっても皆さんにはわかりづらいかもしれませんね。陝西省には西安という古都があるので、そちらの方が有名かもしれません。街の南北には山脈があり、寒気が入りづらいため、温暖な気候です。昔から交通の要所として知られ、劉邦はここから天下統一の足がかりとしたため、彼は「漢王」を名乗り、帝位に就くと国号を「漢」としました。したがって、この地は漢王朝や漢民族、漢字などの由来にもなった土地などですよ。そして、漢中あたりには古代から美人が多い街であるといわれており、私もその一人と言いたいところですがそれは皆さんの判断にお任せしましょう。あと、ここは四川省にも比較的近いので、料理の味は四川料理と同様に辛いものが多いと言う特徴があります。西安には「面皮」という冷たい麺料理がありますが、漢中には「熱面皮」という熱い面皮が有名ですので、こちらに来る機会がありましたら一度お試しください。

Q:下の写真はどこで撮影したものですか?

杜:これは四川省にある青城寺という道教関係の建築物がたくさん集まる景勝地で、写真はその山門になります。森林は四季を通じて青々とし、峰々は城郭のように連なるため青城山と呼ばれています。海抜が1500メートルを越え、霧がたちこめると一層幽玄な趣になり、山全体は緑が深く優美な風景なので人々は魅了されます。世界遺産にも登録されていますので、四川省を旅行する機会がありましたら足を運んでいただきたいと思っています。

Q:日本については、どんなことに関心がありましたか?

杜:小さい頃は日本のアニメが好きで、なかでも「犬夜叉」というアニメが私のお気に入りでした。少し成長すると日本のファッションにも関心を持つようになり、なかでも水原希子さんのファッションにあこがれを持つようになりました。そして、日本の大学に進学して研究するきっかけになったのが日本古典文学で、これから大学では「源氏物語」について研究したいと思っています。あと、私は中国の大学では日本語が専攻でしたので、大学で語学を学ぶうちに日本についていろいろ知りたいという気持ちになり、そのためには実際に日本で生活して、自分の目で確かめてみたいという気持ちになったのが、日本に進学することになった理由の一つになっています。

Q:趣味や関心事などについて教えてください。

杜:私は3歳の頃に両親に薦められてダンスを習い始めたのですが、はじめはそれほどでもなかったものの、実際にやり始めてみると次第に楽しさがわかるようになり、とても好きになり汗をかくことが快感にもなりました。また、私はステージに立って多くの観客の前で踊ることも快感になりましたし、自分の納得する演技ができたときには充実感も味わうことができたので、一層好きになってしまいました。そのほか、絵を描くことも趣味の一つで、風景や人物など対象物にはとらわれることなく、自分が描きたいと思ったときに自分の描きたいものを描くようにしています。

Q:好きな食べ物と嫌いな食べ物を教えてください。

杜:初めに紹介したとおり私の故郷の料理は四川料理と同様に辛い味の料理が多いため、小さい頃からそのような味に慣れているからかもしれませんが、やはり辛い味の料理が好きです。中国ではあまり焼き魚を食べる習慣はありませんが、四川料理には草魚などの川魚を辛い漬け汁で下味をつけ、直火焼きする料理(烤魚)があるのですが、この料理が実は私の好物なのです。日本の食べ物では豚骨ラーメンが好きです。日本と中国では麺もスープもかなり違いがあるのですが、もちろん中国のラーメンも好きですが、日本の豚骨ラーメンにははまってしまいました。そのほか、中国の特に内陸部の人はあまり食べないのですが、私は寿司も刺身も好物ですよ。嫌いなものはほとんどありませんが、唯一紅しょうがだけはあまり好きでないので、外食したときに紅しょうががついてくると、箸で取り除いて食べています。

烤魚(カオイー)

 

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ベトナムの生活習慣北・南

2016年12月23日 10時30分52秒 | ベトナム語講師

 今回はベトナム北部に位置するハノイ出身のチャン ハ トウ講師と南部に位置するホーチミン出身のブー  ティー ゴック ハー講師に、ベトナム北部と南部では生活習慣や食文化などでどのような違いがあるかについて語り合っていただきました。

Q:まず生活習慣などではそれぞれの地域でどのような特徴がありますか?

トウ:私の住んでいたハノイなど北部地域の人は、計画的に物事を考えまじめな性格の人が比較的多いのではないかと思います。ですから、生活が安定することを第一に考え、お金もコツコツと貯金をして将来に必要となったときに使おうと考える人が多いのだと思います。

ハー:私の住んでいたホーチミンなど南部地域の人はあまり細かいことには気にしないで、おおらかな性格の人が多いのではないかと思います。ただ、あまり計画的に物事を考えることはせず、そのときに欲しいと思ったものは衝動的に買ったりして後先をあまり考えない人が多いのかもしれません。

トウ:あと、北部地域の人は性格的にまじめな人が多いので、初対面の人にとっては愛想がないように映るかもしれませんが、一度親しい関係ができると人と人との繋がりを大切にするので、深い関係ができるのだと思います。それと、年配の人を敬う気持ちがあり、礼儀正しいマナーを受け継いでいる家族も多いと思います。

ハー:そういう面で比較すると、南部地域の人はどちらかといえば外交的な性格の人が多く、フランクにつきあうことができる性格の人が多いのではないかと思います。ただ、南部地域ではあまり伝統的な礼儀作法を重んじる家庭は少なく、上下の関係もあまり意識せずに自分の意見をストレートに表す人が多いのかもしれません。

トウ:そもそもハノイは政治の中心都市で、伝統を大切にする気持ちが強いので、街には古い建築物や豊かな自然が残っていますし、最近まではあまり高層ビルも多くはありませんでした。そうした都市の文化が北部地域の人の性格にも反映されているのではないかと感じています。ですから、北部地域の人は職業についても安定志向が強く、仕事を選ぶ場合も安定を重視し、コツコツと仕事に励んでいるという印象があります。

ハー:ハノイが政治の中心都市であるのに対し、ホーチミンは経済の中心都市ですから、高層ビルがどんどん立ち並び街全体の変化も著しいのが特徴です。そうした都市の文化も影響して南部地域の人はビジネスチャンスに敏感で、自分で会社を起こしたり、商売を始めたりしようと考える人も多く、そういう意味では安定よりも高収入を求めてチャレンジする精神が強いのかもしれません。

Q:ベトナムの食文化についても北と南の特徴を教えてください。

トウ:北部地域の料理は塩やヌックマムと呼ばれる魚醤などの調味料による味付けがベースになった料理が多く、したがって味は塩辛いものが多いのが特徴です。また、北部地域では中国の影響も受けているので、中国料理に使用する豆腐や麺などを使った料理もあります。あと、北部地域では料理にハーブはあまり使用しません。

ハー:南部地域の料理は砂糖やココナッツミルクを使用した料理が多いので、北部地域に比べると甘い味付けの料理が多いと思います。また、ライスペーパーやハーブ類を使用することも多いのが特徴といえるかもしれません。あと、南部地域ではタイやカンボジア料理の影響をうけた料理もみられます。

 

 

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中国の生活習慣北・南

2016年12月08日 11時19分52秒 | 文化・生活習慣

 今回は中国語担当で東北地方・吉林省出身の劉 せいせい講師と最南端に近い海南省出身の張雅講師に、中国の生活習慣が北と南ではどのように異なるかなどを語り合っていただきました。

Q:出身地の気候について紹介してください。

劉:私は吉林省長春の出身ですが、ここは亜寒帯大陸性モンスーン気候に属し、冬は寒さが大変厳しい一方で夏は結構暑くなるのが特徴です。過去には最低気温がマイナス40度近くまで下がった記録があり、1月の平均最低気温はマイナス20度程度で、一方7月の平均最高気温は28度程度と聞いていますので、温度差はかなり大きいといえます。

張:私は海南省海口の出身ですが、ここは熱帯海洋性モンスーン気候に属し、年中温暖であるといえます。ちなみに1月の平均最低気温は13度程度、7月の平均最高気温は32度程度であると聞いています。

Q:そのような気候ではどのような服装で過ごし、冷房・暖房はどのようになっていますか?

劉:長春の冬は寒さが厳しいので、フードのついたダウンコートやダウンジャンパーだけでなく、防寒ブーツ、マフラー、手袋などは必需品です。夏は結構暑くなるのですが、夏の時期はあっという間に過ぎてしまい、すぐに長い冬がやってくるので、夏の衣装は少なくてすみます。中国の東北地方などでは各家庭の部屋に温水配管が施設されており、地域全体の温水集中暖房システムが整っているので、家の中はとても温かく寒さを感じることはありません。ですから、東北地方で生活している人は寒さに弱い人が多く、日本で生活すると日本人の方が寒さに強いように思われます。

張:海南島では冬でも春のような過ごしやすい日が多いのですが、時々コートが必要になるような冷え込みになることはあります。それでもダウンコートが必要なほどではなく、街でもほとんど見かけません。また、冬でも暖房設備はほとんど使用せず、3月の天気のよい日には半袖でも過ごせるほどの陽気になります。ですから、もう4月になると海水浴ができるようになり、一年の大半が海水浴シーズンとなります。

Q:それでは料理の特徴を教えてください。

劉:中国東北地方は冷涼で乾燥しているため小麦作に適しており、餃子や饅頭(中に具の入っていない中華まん)、包子(中に具の入っている中華まん)などの小麦製品が主食となります。東北地方の料理の味付けは塩辛く、脂濃く、濃い味付けが特徴ですが、やはりこれも寒さが厳しい気候の影響が強いと思われます。

張:中国南部は温暖湿潤で稲作に適しているので、ご飯やちまき、お餅などの米類が主食となります。南方の料理は甘くてあっさりした薄味が特徴です。皆さんも東北地方の料理と広東料理などを食べ比べて見ると、その違いがよくわかるのではないかと思います。

Q:中国の飲み物を代表するお茶の文化は?

劉:中国でも黄河以北はほとんどお茶の生産をしていませんので、お茶の文化も発達していません。中国東北地方の人は緑茶以外にジャスミン茶などを飲む人はいますが、烏龍茶を独特の作法で飲むという文化はなく、お茶をゆっくり味わう茶館などの店もあまり多くはありません。

張:中国南部はお茶の生産地であり、広東省、福建省、四川省などの地域では茶館が街の至る所にあり、独特なお茶の文化が成立しています。私の育った海南島にも「老婆茶」という独特な伝統的な文化があります。道端に置かれたテーブルと椅子の周りに多くの人が集まり、昼間からお茶と御菓子を飲んだり食べたりしながら時間を過ごすのです。

Q:家庭生活ではいかがでしょうか?

劉:中国北部の男性は南部の人と比較すると家事の手伝いをしないで、亭主関白のようにふるまう人が多いという傾向が見られます。なぜなら、男性が家事をしたりすることは格好の悪いこと、男らしくないことと考える人が多いからです。そのほか、北部ではもともと農業などで生活する人が多かったこともあり、商売を上手に成功させたり世渡り上手の人が少ないということもいえるでしょう。

張:中国南部の男性特に上海周辺などでは、家事を積極的に手伝う人が多いと聞いていますし、南部では北部と比較すると奥さんが主導権を握っている家庭が多いと言われています。また、上海は経済が発展して商業も盛んですから、やりくり上手で商売のセンスが良い人が多い傾向にあるのではないかと思います。ただ、海南島の男性はあまり働かない人が多く、一方で女性は勤勉であるので男性が家事を手伝うこともあまりないという特徴があります。

 

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