元気がない原因は～

先日、ゆうやは作業所から帰ってきてから元気がありませんでした。

「お母さん、ボク、トイレに連れて行ってもらったんだけどー。」
「しばらく座ったんだけどー。」
「・・・」

ゆうやがあまりにガッカリしているので、私はゆうやの側に行って座りました。
「何かあったの？」

「お昼にトイレに連れて行ってもらってね、ボクは大が出ると思ったんだけど、何も出なかったんだ。ガスは出たんだよ。」
「それでね、職員さんに『トイレに何しに来たんだ？』って言われた、、、。」

ゆうやは、とても悲しそうな顔をしていました。

職員さんは、ゆうやをせっかくトイレに連れて行ってくださったのに、何も出ないことにイラッとされたのでしょうか。
それでつい「何をしに来たのか？」と言ってしまわれたのでしょうか。

ゆうやはよく誤解することがありますので、これは職員さんが本当にそうおっしゃったのかどうかは分かりません。
ただ、私としては再度作業所にお願いをしようと思いました。

「頸椎損傷をしてから、排尿のコントロールがうまくできなくなったこと。」
「悪性リンパ腫の治療で抗がん剤を８回してから、腸の動きがとても悪くなってしまったこと。」

ゆうやは、便意があっても腸の動きが悪く、なかなか排便できないことがよくあります。
そのため、何度かトイレに行って挑戦することも度々です。

排便できた時などは、ヘルパーさんも家族である私達もほっとします。
「良かった良かった～。出たね～。」と、皆で喜びます。

ゆうやを担当してくださっている職員さんは、「皆で周知しますね。気を遣わせてしまって申し訳ないです。」と言ってくださいました。
利用者一人一人の障害や病気のことを理解して介護をするというのは、本当に大変なことだと思います。

ゆうやに「職員さんにお話したよ。」と言うと、とても安心した表情になりました。
なんとか腸の動きを活発にできたらなあと思います。


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