80歳になる節目を里山の宿「梅庵」で過ごしました。
梅庵は茅葺き屋根の古民家を利用して一日一客のみを宿泊させてくれる私のお気に入りの宿です。
入り口の土間には一年中火を絶やしません。煙の成分が茅葺き屋根を腐食や虫の食害から守る作用があるからです。
梅庵では客に供した料理を記録していて毎回違う趣向の料理が食べられます。
季節感、地元の食材も必ず出てきます。今夏は真竹の煮物、日光の鱒が付きました。
蒟蒻の刺身も味噌ダレがとても良く合って居ます。
芋焼酎「一刻者」でひっそり乾杯!
大根と胡瓜の酢の物の刻み方は何時も感服させられます。
1mmほどの細さでしたの方では包丁を止めて居ます。
写真は箸を付けた後なので乱れていますが、包丁の冴えはお解り戴けると思います。
メインディッシュは米沢牛のすき焼きでした。
初めての食材です。ご亭主自ら焼いて下さいました。
松阪牛より脂が少なく、私にはこちらの方が美味しいと思いました。
すき焼きの後、うどんを入れてフィニッシュです。このぬめっこさのうどんは多分えなにわ饂飩だと思われます。
デザートは小玉スイカ、この皮の薄さには驚きです。
昔のスイカは皮が厚く、祖母はスイカの皮でぬか漬けを作って入れたものです。