猫猿日記    + ちゃあこの隣人 +

美味しいもの、きれいなもの、面白いものが大好きなバカ夫婦と、
猿みたいな猫・ちゃあこの日常を綴った日記です

怪談の入口。

2016年11月10日 05時12分34秒 | お出かけ

 

松江の話をするつもりが...

 

子供の頃。

母の郷里に行くと、祖母が色んな話をしてくれた。

冬の夜。

こたつに入って、少しだけ、声をひそめて。

 

母の郷里で過ごした夜を思い出して、松江の写真で米沢の話(笑)



今思えば、それは怪談や、民話のようなもので、
人々が雪深い地の、
長い夜と冬を、退屈せずに過ごすための、
娯楽かつ、知恵でもあったのだろう。

興味をひき、怖がらせ、
子供たちへの戒めも含めて。

 

八雲の過ごしたこの町が、祖母の住む町に似ていたから。



祖母のいる米沢の城下町は、あの頃静かで美しく、
上杉神社のお堀は、まるで異界とこの世を、隔てる何かのようだった。

ポツンとあった、木造の古い商店は、
自然光の入るままに営まれ、
薄暗くも秘密の、何かが息をひそめるようで。

 

いつか来てみたかった、八雲旧居。



いつかの夏。

きらきら、蜜柑色に輝く飴を、父に買ってもらった思い出は、
飴の色だけ鮮やかに。

お堀のとっぷりとした緑のごとく深く、
記憶に残っている。

松江の写真を見返していて、
思い出したのは、そんなこと。

 

松江城もすんごく面白かった!



かつては、異界を意識せずにはいられないほど、
人とその距離は近かったのだろう。

夜は夜。

冬は冬。

今は...昔。

 

『小泉八雲記念館』も素晴らしかった!





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