夕螺の一言日記

毎日心に浮かんだことなどを書いてみたいと思います。。。(2014年3月13日開設)

2017年11月20日(月)「ボタンの掛け違いというだけでは済まされない」

2017年11月20日 17時18分59秒 | 「政治・経済」
朝日新聞19日朝刊に排除生んだ密談の夜という記事が1面と2面にありました。
このごたごたを見ると社会党の分裂と社会民主党の時を思い出します。
やはり左派を切り捨てるような動きがありました。
今回の民進党分裂騒ぎもある意味では、リベラルと言われる『反自民護憲穏健派』ともいわれる勢力と民進党内の首相等を経験した議員を切り捨てる結果となりました。
ある意味前原さんのクーデターのようなものです。
民進党内両院議員総会までは前原さんも民進党すべてが希望の党に合流できるかのような形を言っていましたが、結果は小池さんの「排除」の論理を前原さんも受け入れることになります。そして護憲が踏み絵になったと言えるでしょう。
これは単なる小池さんと前原さんを中心とした希望の党へ行った実力者とのボタンの掛け違いではなくて、民進党分裂の動きであったと見える。
そして希望の党自身も小池さんが代表を辞任することにより内部がごたごたとなっている。
ここに自民党勝利の原因が消去法という形で現れた。
自民党政治を終わらせるという掛け声はあったが、排除あるいは踏み絵を踏ませることにより一つの統一野党という希望の党は消えた。安保法制や改憲だけの排除というお粗末な統一だった。
今後は希望の党も改憲勢力となっていくでしょうが、その他の政策はどうなのでしょうか?選挙前も自民党との違いは禁煙とスギ花粉ぐらいのものと言われていました。すると自民党内の分裂という歴史からの権力争いのようなものでしかなかったという事でしょう。小池さんの都知事選勝利の経過も反自民ではなくて自民党内の権力争いのようなものでした。都議会においても小池色は薄まり自民色となるでしょう。
この小池劇場に国民は振り回されただけです。そして前原さんはこの小池劇場を利用して民進党を分裂させたという結果が見えます。


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