勇敢な女は、美しい。

Dr.norikoのブログ。自分らしく、楽しく、人生を生きる。一度きりの人生だもの。

体外受精は魔法のような技術ではない、という話

2017-03-20 | 生殖医療

こんにちは、勇敢な女・ノリコです。

更新が滞りました。。ショックなことがあったこと、連休のプチ家族旅行でバタバタしていたのが理由です。

ショックなことというのは、ずばり

 

2人目のために再開した体外受精が撃沈!!!

再開したとたんに幸先悪いスタート!!!

 

という我が家にとっては大事件なのですが、まぁそれは本題ではありません。

 

でも気になる方、心配して下さっている方もいらっしゃるので我が家の事件を簡単に説明させていただきますね~。

 

諸々の事情で通院再開時期を迷っていたのですが、息子を授かった不妊クリニックへの通院を今月再開しました。

4月から大学でバタバタするのがわかっていたので、このタイミングがベストだ!と。

 

採卵まで順調で、院長から「卵子の質が良さそう」とまで言われ、期待するわけです。

私の年齢は、不妊治療ギョーカイ(不妊夫婦)の中では比較的まだ若い方なので体外受精する際の強みになるはずでした。

 

でもね、ほら我が家はけっこうな男性不妊因子で妊娠が難しいわけで

今回も男性不妊に完全に敗北!


いやー、我が家の男性不妊因子をなめてました。というか息子を授かったので、すっかり忘れてました。。(←おいっ)

 

妻側に原因がなくて、しかも妻の年齢が体外受精するにはまだ若くて希望があるっ!

という状況でもですね、男性因子によっては、

 

マジで撃沈します。

マジに全滅しますから。


採卵後に嫌な予感がしてたんですよね、あまりに夫側の様子が芳しくなくて全部顕微授精にされちゃったので(※顕微授精は素晴らしい技術ですが、我が家とどうも相性が悪い気がして夫と私は「なるべく避けたいよね」とずっと話しています)。

 

で、顕微授精でも、全滅という衝撃の結末。

 

受精はするのですが、凍結できる状態まで育たなかった…(私が通院しているクリニックでは基本的には受精後5日の「胚盤胞」という状態で凍結保存します)

つまり、せっかく再開した体外受精の周期でいきなり「何も残らない」というかなりの痛手を受けたのであります。


実は今回排卵誘発剤を使用しているときにめちゃくちゃ体調が悪くて、採卵後もあまり体調が良くなかっただけに、

 

虚しさ大爆発。


私の虚しさをご理解いただけますでしょうか!?活きのいい(比較的)若い卵子は、あっさりとご臨終…。

 

体外受精(採卵+受精後の培養)で、海外のハイブランドのバックが余裕で買えますからね(別に欲しいわけではないのですがw)、

お財布にとってもどれだけ痛手かもお察しいただけるかと思います。

 

という我が家の大事件でした。

このブログは不妊治療ブログではないので、今後はあまり治療のことには触れないと思いますがこっそり応援して頂ければ嬉しいです^^

 

と、前振りが長くなりました。

 

ただの不妊治療の報告や愚痴を書くつもりはございません。皆様にお役に立つことを書こうと思います。

我が家の例を見ていただけると「なるほど…」と思ってもらえるかもしれませんが

 

不妊治療って、夫婦によって全然事情が異なるわけです。

不妊原因も、夫婦の年齢も、全然違う。他と比べるのは、はっきり言って不毛です。

 

例えば、我が家と同じくらいの年齢の夫婦がいたとします。妻側に問題はなさそうで、男性不妊でもかなり軽度なものとします。そうすると、体外受精ではなくて人工授精で妊娠する可能性は大いにありますし、体外受精をすればすんなり授かるかもしれません。

でも、他のご家庭と比べても意味はないですよね?

だって子どもを授かりたいと思っているのは、自分たち夫婦なのですから。

 

今回特に言いたいこと。

巷では体外受精が魔法か何かのように思っている不妊カップルもいるようですので、はっきり言いますが

高度な医療技術である体外受精をもってしても、残念ながら子どもを授からない夫婦はたくさんいます。

ということです。

 

むしろ

割合でいれば、体外受精をしても授からない夫婦の方が多いです。


治療を受ける年齢や医療施設によってもちろん差はありますが、体外受精での妊娠率が3割ちょっとと聞いたら、皆さんどう思われますか?

意外と高い?意外と低い?

人によって感じ方、受け取り方は異なりますが、この数字を冷静に捉えて欲しいと思います。

さらに言うと、妊娠率と生産率(無事に産まれる率)は異なります。生産率はもっと低いです。

だから体外受精をしても無事に赤ちゃんをその手に抱ける夫婦はとても少ない、ということです。

 

体外受精は医療行為で、魔法の技術ではありません。

医療行為ということは、身体へのリスクが伴うということ。

そのあたりに関しても、きちんと認識して体外受精を選択している方々は少ないような気がしています。

採卵手術が日帰りのクリニックが多いから、錯覚している方はたくさんいるかもしれません。しかし、自分や妻の身体へのリスクを、しっかり認識してから治療に臨んでもらいたいと思います。

 

・体外受精は医療行為であり、リスクがあること

・体外受精は万能ではないこと

 

この基本的な2つの点をしっかりと認識して、悔いのない選択を。

 

人生は一度きり!

 

 

 

 

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