遊爺雑記帳

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中国共産党 次期首相候補に団派の汪洋氏

2017-06-15 23:58:58 | 中国 全般
 今年秋の、中国共産党政治局常務委員の改選が迫ってきましたが、次期首相候補として、共青団派の汪洋氏の名前が浮上しているのだそうです。現首相の李克強氏は、もう一つの主要ポストである全国人民大会常務委員会主任として政治局常務委員に留まる。また、団派の若手ホープでポスト習近平と目される胡春華氏の昇格も確実視されていて、団派で3人は常務委員の座を占めることになりそうです。
 椅子の数を減らすという話もありますが、現状の7つだとすると、団派から習近平派に移って常務委員入りが確実視されている栗戦書氏と習近平+団派3人の残りの2つの行方次第となりますが、団派が一定の精力を占めることになりそうです。

 
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浮上した次期首相候補 (6/15 産経 【石平のChina Watch】)

 先月4日掲載の本欄で、中国共産党政権内の「ポスト習近平」レースにおいて、共産主義青年団(共青団)派のホープ・胡春華氏が一歩前進したと解説
した。
 だが、
実は今、同じ共青団派の大幹部の1人が、次期首相の有力候補として浮上してきている。政治局員で副首相の汪洋氏
である。

 汪氏は、1981年に安徽省宿県の共青団副書記に就任して以来、同省共青団宣伝部長、同副書記へと昇進を続けた。まさにバリバリの共青団派幹部である。
 そして、2007年、直轄市の重慶市党委書記在任中に、当時の党総書記・国家主席の胡錦濤氏に抜擢(ばってき)され、政治局員に昇進した。それ以来、彼は
共青団派において胡錦濤、李克強両氏に次ぐ、序列3位の主要幹部
となっている。

 12年秋の第18回党大会で広東省の党委書記であった彼が胡錦濤氏の推薦を受けて政治局常務委員に昇進する見通しだったが、江沢民派勢力によって阻まれた。
 翌13年になって汪氏は中央に抜擢され、政治局常務委員の張高麗氏と並んで副首相におさまった。
 今年62歳の汪氏は、今の政治局員の中では「若手」の部類に入っている。今秋の党大会において、彼がどういう待遇を受けるのかは、以前から中国政界の注目点であったが、
最近の彼の活躍ぶりから見れば、さらなる昇進はほぼ確実
であろう。

 今年4月6日、7日、米中首脳会談がアメリカで行われた。この首脳会談は、習近平主席とトランプ大統領との初会談であると同時に、習政権と誕生したばかりのトランプ政権との初会合でもあったから、参加メンバーの顔ぶれが注目されていた。
 アメリカ側の参加者にはティラーソン国務長官など主要閣僚のほか、晩餐(ばんさん)会には大統領が最も信頼する娘のイバンカさん夫妻も同席した。
 中国側の参加者は、習主席以外では、彼の側近中の側近で政治局員・党中央弁公室主任の栗戦書氏と並んで、政治局員・副首相の汪洋氏の姿もあった。
会談中、彼は終始、習主席の隣に座っていた

 そして、
首脳会談の前には、汪氏は米財務長官、商務長官との個別会談を次から次へとこなした。彼はすでに、今後の中国政府の対米経済交渉の最高責任者となっている感があった


 米中首脳会談の前後でも、
汪氏は3月、フィリピンを訪問し、比大統領と会談したり、5月には訪中したモンゴル首相と会談したりして、首相に近い立場で外交活動を展開
している。

 こうした中で、今秋の党大会で汪氏は政治局常務委員に昇進し、来年3月に開かれる全国人民代表大会において、
同じ共青団派の李克強氏の後を継いで、首相に就任するであろうとの観測
が強まっている。
 その際、今の首相の李氏は政治局常務委員のまま、もう一つの主要ポストである全国人民大会常務委員会主任に就任することとなろう。
 現在の全人代主任の張徳江氏と筆頭副首相の張高麗氏はそろって71歳の高齢で、秋の党大会では確実に引退するから、このシナリオは現実味を帯びてきている。

 そうすると、
今秋の党大会で誕生する新しい最高指導部、すなわち政治局常務委員会には、留任の李氏に加えて汪氏が入り、ポスト習近平レースで躍進した胡春華氏がさらに割り込んでくると、政権中枢における共青団派の勢力は一段と拡大することになる


 もちろん、習主席側近の栗戦書氏など「習近平派」幹部の最高指導部入りも確実であるから、
秋の党大会で誕生する政権は、現主席の習近平一派と前主席の胡錦濤氏率いる共青団派との「連合政権」となる見通しである。

 現状の常務委員は以下。
 
政治局常務委員7人の横顔 中国共産党の新指導部:日本経済新聞

 汚職粛清の御旗のもと、政敵を駆逐した習近平の大恩人、王岐山氏の延命や、7つの椅子の数を減らすといった説もあります。江沢民・上海閥からの常務委員入りも考えられます。
 人事で、速い時期で浮かぶ話はあて馬で、消えてしまうのも世の常です。激しい椅子取り争いが水面下で佳境を迎えると推察されますが、オバマ大統領との会談で、「航行の自由作戦」実行に踏み切らせてしまった首脳会談での失政。南シナ海の「九段線」を仲裁裁判所で否定されてしまった外交戦術の失敗。トランプ大統領との初の首脳会談では、シリア空軍基地へのミサイル攻撃を敢行され同意させられた外交失態。経済成長率の鈍化。といった、負の材料を抱える習近平。
 権力集中での専制化を進め、一定の成果をあげていましたが、共青団派が善戦している模様。秋の途大会でのチャイナセブンの椅子の行方は、まだまだ混沌としている様ですね。



 # 冒頭の画像は、汪洋副首相




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