遊爺雑記帳

ブログを始めてはや○年。三日坊主にしては長続きしています。平和で美しい日本が滅びることがないことを願ってやみません。

トランプ、プーチン 初会談

2017-07-14 23:58:58 | 日本を復活させる
 トランプ米大統領と、プーチン露大統領が、ドイツで開催されたG20を機に、初会談しました。ロシアゲート疑惑として注目される中での両大統領の会談。予定の30分を大幅に上回る2時間15分にも及んだのだそうですね。
 トランプ氏とプーチン氏の両者には、性格、人生哲学、そして行動様式において著しい類似性が見いだされると指摘し、そこには危険性が潜んでいるとも解説するのは、ロシア事情に詳しい、木村北海道大学名誉教授。

 
米露指導者の危険すぎる類似点 北海道大学名誉教授・木村汎 (7/14 産経 【正論】)

 ドイツで開かれた主要20カ国・地域(G20)首脳会議は、米国のトランプ、ロシアのプーチン両大統領にとり初の顔合わせだった。そのさなかに行われた両者間の個別会談は、当初予定の30分を大幅に上回る2時間15分にも及んだ。これは、現代国際政治に大きな影響力をもつ両指導者が、果たしてとるべき適切な行動様式なのだろうか。G20本来の目的や任務を事実上ないがしろにしている

≪2国間交渉を重視するスタイル≫

 この種の国際会議が公式、非公式、2つの機能を果たすことは確かである。つまり、表向きの公式会合の合間を縫って、各国の首脳や代表団は情報収集や個別会合に走り回って当然だろう。だが、
非公式機能の遂行に熱心となるあまり、本来の公式スケジュールへの参加や討論をおろそかにするのは、本末転倒である。

 実際、トランプ、プーチン両氏は、G20の
主要テーマたる気候変動問題を議論中の全体部会を抜け出して、米露首脳会談を優先したという。だが、そこまでして敢行した2国間会談の成果は、シリア南西部で「緊張緩和地帯」を設置するという合意だけだった。

 右に述べたようなプーチン氏の振る舞いから、次のことが明らかになる。同氏は、どうやらマルチラテラル(多国間)交渉よりも、バイラテラル(2国間)交渉を重視しているのではないか。ロシアは2014年にクリミア併合という国際法違反を行ったかどで、主要8カ国(G8)から追放処分を受けた。このとき吐いた捨て科白(ぜりふ)は有名である。

 「G8は時代遅れの産物であり、代わってより多くのメンバーからなるG20が重要になりつつある。今後ロシアは要請されてもG8には復帰しないだろう」

≪プーチン氏が見下したオバマ氏≫

 その後のロシアが、もし「先進国エリート集団」であるG8から、インドやインドネシアなどの新興諸国を含む「多数国参加型」のG20へと軸足を現実に動かしているのならば、プーチン氏は言行一致の指導者だといえる。ところが、同氏がG20を重視している気配は見いだされない。例えば14年にオーストラリアがG20を主催したとき、会合の終了前に早々と帰国してしまった。

 今回のG20での
プーチン氏の行動様式も、同氏が多国間でなく2国間方式の会合をより重視し、得意としていることを明らかにした。トランプ氏も同様である。そうでなければ、両氏は予定時間を超過してまで2国間会談を続行しなかっただろう。

 ここで、
改めて気づかざるをえない重要なことがある。トランプ氏とプーチン氏の両者には、性格、人生哲学、そして行動様式において著しい類似性が見いだされる事実である。

 ちなみにプーチン氏は、オバマ前米大統領との間に共通点が存在しなかった。オバマ氏はアイビーリーグ出身の知識人で、ロシアでの民主主義および自由主義の伸長を期待した民主党員だった。弁護士出身のオバマ氏は、就任当初、ロシア憲法の規定を文字通りに解釈(もしくはそうするふりを)して、メドベージェフ大統領を交渉相手とみなし、プーチン首相(ともに当時)を軽視した。

 他方、プーチン氏は、オバマ氏を肝心なときに決断を下せない軟弱かつ優柔不断な指導者と見なした。結果として、オバマ氏が米露「リセット」外交を打ち出したにもかかわらず、米露関係は「冷戦再開」と見なされるまでに悪化した。

≪「ナンバーワン」同士が生む対立≫

 話を
トランプ氏とプーチン氏に戻すと、この両人はまるで双生児でないかと疑うくらい類似点が多い。ともに男性的マッチョな性格の持ち主で、人生を闘争の場と見なす。唯我独尊で、いかなる手段を講じても勝利を収めねば気が済まない。己にたいする反対意見を許さず、マスメディアを敵視する。議会による決定でなく、大統領令の発布を通じて権威主義的な垂直支配を貫徹しようと欲する。

 
その共通点は、たしかに一方では相互の理解や協力を促進する方向に働くかもしれない。

 だが同時に、競争や反発を煽(あお)る方向にも作用する。たとえば、
両者の行動様式に共通してみられる予測不可能性である。大統領再選後のプーチン氏は即興劇に走り、全世界を吃驚(きっきょう)させる傾向を顕著にしている。電撃的なクリミア併合、シリア空爆は、その一例にすぎない。

 
トランプ氏も負けていない。彼が明日一体どのような言動に出るか。世界中を探しても予想しうる者は唯の一人もいないだろう。

 また、
両指導者は、己が率いる自国がナンバーワンとならねば気が済まない点でも軌を一にしている。それぞれが掲げるスローガンが、このことを証明している。「アメリカを再び強国に」「ロシアを再び強国に」-。

 国内向けの宣伝文句にとどまっている限り問題なしといえる一方、このような掛け声は例えば米露間の軍縮・軍備管理交渉の締結をむずかしくするだろう。(きむら ひろし)



 両氏は、G20の主要テーマたる気候変動問題を議論中の全体部会を抜け出して、米露首脳会談を優先したのだそうで、G20の会合が主目的で集まったのに、二国間の会合を優先させ、本来の公式スケジュールへの参加や討論をおろそかにするのは、本末転倒であると、先ず両首脳の自国優先の姿勢を叱責しておられます。この、多国間交渉より、二国間交渉を重視する点が先ずの類似点。

 そして、ともに男性的マッチョな性格の持ち主で、人生を闘争の場と見なす。唯我独尊で、いかなる手段を講じても勝利を収めねば気が済まない。己にたいする反対意見を許さず、マスメディアを敵視する。議会による決定でなく、大統領令の発布を通じて権威主義的な垂直支配を貫徹しようと欲すると。。

 予測不可能な行動様式も共通しているとも。更に、「アメリカを再び強国に」「ロシアを再び強国に」というスローガンに見られる、自国がナンバーワンとならねば気が済まない点も。。

 その共通点が、相互の理解や協力を促進する方向に働くかもしれないが、競争や反発を煽る方向にも作用する危険性をはらんでいると!

 米大統領戦から、就任後の今日にかけて、トランプ大統領のプーチン大統領の評価や対露姿勢の変遷が大きく変動していることが示していますが、大国間の関係についてこうも軽々しく(?)変化する不安定さが、木村名誉教授のご指摘の証ですね。

 プーチン大統領とも、トランプ大統領とも親密な関係を保有するとされる安倍首相。米中の間で翻弄される韓国の様に陥らないよう、アジアの雄国として、アジアの平和と繁栄をもたらし、アジア諸国の期待に応える道を進んでいただきたい。

 箱根で開かれた、「TPP11」へ向けた会合。進歩の兆が見られる様ですね。オーストラリアやニュージランドが提唱する、発効条件の規制緩和・変更で、米国他批准しない国ぬきでも発行できるようにする案。ベトナムなどが主張する対米市場があるから妥協した条件(国営企業の扱いなど)の見直し要求をどう取りまとめるかが鍵ですね。

 米国抜きTPP 11か国で新たな取り決め|日テレNEWS24


 # 冒頭の画像は、初会談したトランプ大統領とプーチン大統領
 



  ケイトウ


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ジャンル:
経済
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