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資本主義の発展は労働者に不利な情勢を累進的につくりだす②

2017-02-12 03:56:44 | 日記
資本主義の発展の基礎となる機械制工業が発達すると、投下資本のなかで、機械の方につぎこむ部分が増えて、労働者の賃金にまわる部分が少なくなります。このことをマルクスは、数字をあげて説明しています。
 
 最初は、2つの要素の比率が1対1だったものが、機械化がすすんで5対1になったとします。
 総資本が600だとすると、最初は用具や原料に300、労働者に300の投下、これで300人の労働者が雇用されたとします。
資本の構成が変わらなければ、総資本が2倍になれば、必要な労働者の数も2倍の600人になります。
 機械化のすすんだ段階ではどうなるのでしょうか。今度は、5対1ですから、総資本が600のままだとすると、労働者は100、雇用される労働者数は100人に減ることになります。雇用が維持されるためには、総資本が3倍の1800に増加しなければなりません。
雇用が2倍に増えて労働者600になるためには、総資本は6倍の3600に増えなければなりません。
 
 「産業の進展にさいしては、労働需要は、資本蓄積と同一の歩調で進むわけではない。それはふえることはふえるが、資本の増加にくらべると、その増加率は絶えず逓減(だんだん減る)している」
 そして、マルクスは、資本主義のもとでの経済闘争の展望について、ここから大変、重大な結論を引き出します。
 「近代産業の発展そのものは、労働者に不利で資本家に有利な情勢を累進的に生み出さざるをえず、またその結果、資本主義的生産の一般的傾向は、賃金の平均水準を高めるのではなく、低める、すなわち労働の価値を多かれ少なかれその最低限度におし下げるものである」

 マルクスはこの問題を「資本論」で蓄積の法則として徹底的に研究します。資本主義が発展すればするほど、その仕組みそのものが、仕事にあぶれてどんな条件でもいいから仕事にありつきたいという失業者たち、いわゆる「産業予備軍」を大量に生み出すことになり、その存在が現役労働者の足を引っ張って資本の横暴な搾取の援軍になる・・・マルクスはそこまでつきつめて、資本主義の蓄積と搾取増大の法則を明らかにしました。

 マルクスは、1866年「資本論」の第一部を仕上げる作業の中でこの法則を明らかにしました。その前年の1865年5月に、イギリスにあった国際労働者協会本部で幹部を相手にこの講演を行い、指導的な立場で活動しながら、経済学研究をすすめたということです。
 闘いながら、学習し、より真相を追求しさらに闘いをするめる、ということでしょうか。
 
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