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史的唯物論 第1の定式の2、生産関係は物質的生産力の発展段階に対応する

2017-03-21 04:21:34 | 日記
昨日は、人間はその意識とは無関係に、生きる社会や時代を選べることができず、その社会のなかで自分の生活を営む存在だということをみました。

 今朝は、人間は、そうした社会のなかで、生きるために衣食住を確保しながら、生産活動を行わなければならず、その生産を取り巻く諸関係においては、人間は作業する場所や道具、材料や原料などが必要であり、これら全体の「生産手段」にたいして、働く人がどういう関係にあるのかということで、生産関係の性格が決まってくるということです。

 資本主義社会では、工場や機械などの生産手段を自分で持っているのは資本家です。資本家は、その生産手段を使って自分で生産活動をすることはしません。労働者を雇ってその労働者に生産活動をさせます。だから、生産活動の成果である生産物はすべて資本家のものとなり、労働者にはその一部が賃金として支払われるだけです。
 
 日本では江戸時代、ヨーロッパでは、中世の時代など、歴史のなかで生産関係は段階的に変わってきます。誰が生産活動の持ち主なのか(所有者)、労働する者(労働者、農民)はそれとどんな関係にあるのか、が生産関係の性格を決める一番基本となります。

 日本で幕末にヨーロッパやアメリカの新しい文明に接し、その国々に追いつこうとしたら、やはり経済体制も変えなければなりませんでした。もっとさかのぼって古代から幕末に至る諸時代をふりかってみても、生産関係の変化が生産力の発展を基礎にしてすすんできたことがわかります。

 マルクスは、このことを「人間は、・・・・彼らの物質的生産諸力の一定の発展段階に対応する生産諸関係を取り結ぶ」という言葉で表現しているのです。

 また、階級という言葉をマルクスは使っていませんが、実際に生産手段をもって他人を雇い、その労働で経営を営む人は資本の大小、営業する分野の内容がどうであれ、資本家階級に属し、一方、自分の労働力を資本家に売って、その仕事場で働く人を肉体労働であれ、事務系労働であれ、階級としては労働者階級に属することになります。
 マルクスが「生産諸関係」を中心にとらえるとき、社会を階級と階級の関係という角度から見る観点を同時に含んでいるということを見ておく必要があります。
 史的唯物論の柱になる3つの見方のなかで、社会を動かす主役は階級である、という見方がありましたが、生産諸関係を見る場合に、階級として見るということです。
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