ひとりの視点

おはようございます。エルです。

今日は十五夜ですね。

こちらは曇り空ですがお月様がたとえ見えなくてもまんまるでいらっしゃるのだから

わたしもお団子を家族で食べようと思っております（笑）。


さて、タイトルは読書カテゴリーの早川司寿乃『いつも通りの日々』。

すみません。文庫本が私のスマホカメラだとさらに見づらい・・・。

この方はイラストレーターのイメージでしたが（梨木香穂『マジョモリ』等）、物語を書かれたのですね。当然ご自身の装画、表紙です。

解説で梨木香穂さんが指摘しているように、主人公がほとんど一人暮らし。家族や兄弟がいても、日常に溶け込む「不思議なこと」に相対して

考えたり感情を羽ばたかせたりするのはいつも一人の視点となります。


これはごく普通に描かれた日常生活のなかのちょっぴり不思議なお話。

エルは小さい頃から雷が大好きだった妹が雷様のお嫁さんになる話が好きです。

雨に濡れて楽しそうな学生時代の妹の姿や、大人びた妹にそこはかとない寂しさをふと感じる姉の気持ちに感情移入してしまいます。

主人公たちは皆、何処にでもある日常生活を送りながら、ふと不思議なものと邂逅し、丁寧にそれを日常へ取り入れて生きていきます。

もっとこのかたの物語が読みたくなりました。


今日の良いこと.体の節々が痛くて起きたら今日はお休みでした。嬉しいな。週末はその分仕事ですが(笑)。

お月様が見えるといいですね。

皆様に幸運を！