おはようがんす
昨日退院の内祝いを配っているとき、偶偶友人K氏の山荘に立ち寄った
「本当に丁度良いところへ来た」と言って歓待された、「例の天空に舞う鷹の目を借りて観ていて来たのか??」
などとも言われた、なんとなれば
今日は蕎麦の野点てと鼈鍋を囲む会を催しているのだという、私のところへ電話しようかどうか迷ったが、
退院したばかりではまずいかと躊躇したが、電話をしてみたがワン切りにした、、、うーむそういわれると着信記録にワン
切りが二回もあった、それで立ち寄ってみたんだという話をした、以心伝心である、友とは良きものだ
もう先客が5~6人いて準備にかかっていた
蕎麦は私の弟子が打って来ていたので、もちろん私の出る幕ではない、其の内に期待の鼈が来た
やはり友人の、小I氏が持参した、この人も変人の友人の一人だ、其の経歴が変わっている
裕福な洋服やの倅であり家業を継いだが、やがて学校の制服販売で財を成した、、、が、忽ち安芸之守になってその商売を
従業員に譲り、今度は陶芸の道に進み、数年後高崎の山腹に窯を造り、焼き物を売り出した
独特の志野焼に似た厚手の器は沢山のファンを持ち忙しく活動していた、この辺りから知り合い友人になった
然しまたもや、安芸之守に任ぜられ、この窯は只の趣味の窯に降格し、その器をフルに使う、蕎麦屋を開業した
勿論最初の内はあまりうまくゆかなかったが、もともと器用な方で、忽ち先ず先ずに打てるようになった
其処へ、プータロウをしていた。板前崩れの甥っ子が居たのでこれを何とか真っ直ぐな道へと、、、思い蕎麦を仕込み
その上達具合を見極めて、この店を甥に譲って、又変身をした
今は新規の霊園分譲の仕事と、温泉の流末利用による、鼈養殖を始めた、これが非常に成長が早く成績が良いらしい
見よう見まねで自分でも鼈を捌き鍋も作る、さすがに、すっぽん屋はしないと言っている
でもそれも如何になるのかわからないが静観するより手がない
其の捌きが始まった
未だ冬眠に近い状態の半覚睡のすっぽんを裏返してみざめさせる、
もう、道具から、材料一式を持参しての出張料理だから大変だ、私も昔若いころに捌いたことがあるが、この口にかまれる
と大変だ、首を切り落としても離さない、仕方がないから鋏で口の横を切り顎の骨を外すしかない、
熱湯に入れようと火で炙ろうと放さないその結果三日ほど指が使えない、、、、と言うすごい奴なのだ
目覚めた、すっぽんが長い永い首を出したところを素早く頭をつかんで断首の刑の処する
人間とは恐ろしい動物だ、あまつさえこの地を精力剤として飲むという
清酒二合ほどの中へ採血すると固まらずに見事な赤ワインができる、さすがに罪の意識があるのか、本当の赤ワインの中へ
入れて飲む、とても気弱の私には、、、できないことだが全員がこれで乾杯をするという、恐ろしい奴らだ
血抜きを終えたものは熱湯に入れて甲羅や腹などの外の薄い膜を剥き取る
この膜が味を損なうので丁寧に丁寧に取る
そして甲羅と脇の境目に包丁を入れて甲羅を分ける、内臓は即製の塩辛にして、胆嚢を上手に丁寧に取り
これも希望者が鵜呑みにする、この薬稿は確かにある、昔四つ続けて飲んだら頭がふらふらになったことが有り
凄い下痢になったことがある、だから今回は一人一つにした
こうして漸く細切れにして鍋に入る段取りになった
湯も沸いたし、、、、、とそこで電話が鳴った、見ると自宅からだ。無視したが又鳴った、仕方なく出た
今度家を建築するお施主様がおいでになり会長に逢いたいというのでお待ちしているとのことだ
やむなく。後ろ髪をロープで縛られたような感覚を持ちながら帰宅した
その後現場が佳境になったから是非御来籠を、、とお誘いがあったがすっかり熱が冷めて終い、丁寧にご辞退した
矢張り未だ仕事が優先される、、、
非常に残念無念の顛末で有った
そんじゃあまたはなすべえ
遊童子
やっぱり、師匠の朋は趣味が高じています
どの御方も達人ばかりですね
は効いたかな?
元気になるのは良いですが、少しぐらいおとなしい方が今のところ良い様に思われ、、、
食べようと思ったら、目が覚めた夢を見た後みたいに、無念さが伺えます
残念
こめんとありがとうございます
思い出したくもない無念さです
そしてそのあとの電話が又腹が立つ
あまりうますぎてわざわざご飯を燃し火で炊いてそれで締めの「鼈雑炊」を作ったら、おこげがいままで食べたことがない美味しいものに仕上がった
糞!!向こう腹が立つ
「会長に食べさせたかったなあ」、、、、
嘘こけ、一人少なくなってたくさん食べられたと、、、、
ああ、、腹が立つ輩だ、、、、、、
では又