遊木民のアトリエ

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会津地鶏を捌く

2011-08-20 | 食品加工の部屋
   先日、お盆に合わせて「会津地鶏みしまや」さんから雌の中抜き(内臓を抜いた物)を

2羽送ってもらいました。

   1羽はサムゲタン用にそのまま使います。

   もう1羽は解体し、正肉として使うことにしました。

   解体の様子をご覧下さい。





   中抜きで1.6kg、ちょうど良い大きさです。




   

   中抜きと体とガラ裂き包丁です。

   このガラ裂き包丁鶏の捌き用で、30年以上使っています。


 



   鶏を捌くとき注意が必要な脂壷(皮脂腺)です。

   羽毛の防水性を高めるため、鳥類はこの皮脂腺から出る脂を嘴を使って羽毛に塗りつけます。

   このにおいが強く、最初に除去しておきます。







   皮脂腺をえぐるように除去します。






   最初に脚を外します。







   次に胸肉を外します。

   脚も手羽も関節にきっちり刀を入れると、驚くほど簡単に、そして綺麗に外すことができます。







   左のバットに腿肉、胸肉、ささみ、手羽先と手羽元。

   右のバットにはガラ。皮、ボンジリ、小肉です。

   これで解体の完了です。

   ここまで、約10分でした。

   以前は5分もあれば十分でしたが、腕が落ちました。





   



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
脂壷(皮脂腺) (磯のすー)
2011-08-21 15:45:04
脂壷(皮脂腺)の除去、ぼんじりの上端部にあるんですね
・・なるほど勉強になりました。
いつもながら、お見事な捌きですね。
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解体 (遊木民)
2011-08-22 08:07:26
 すー 様
 普通鶏を家庭で1羽処理することはないと思いますが、市販の冷凍丸鶏でサムゲタンを作るときには参考になると思います。
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