伊豆の夢を拓く 菊地ゆたか

伊豆には日本の全てがあります。天城連山、狩野川、海、里、温泉。閉塞感のある現代こそ、夢を、未来を語りたい。

世界夕陽キッスコンテスト

2007-10-31 10:52:43 | Weblog
 夕陽街道(僕が勝手に命名させていただいた旅人岬~恋人岬)を利用して何かイベントをしよう、とは誰もが考えること。そこで僕も考えてみました。夕陽と言えば恋人、恋人と言えばキッス。そうだ! キッスコンテストだ!

 まず、「世界」の冠を被せることがポイント。やる以上、メディアに取り上げられなければ意味がない。実際に世界中から恋人岬に来てもらうことは難しいので、キッスコンテスト「写真の部」を作ります。「夕陽を背景にキッス」だけを条件とした写真を応募してもらうように、ネット配信で世界中に呼びかけるのです。
 キッスは恋人や夫婦だけでなく、おばあちゃんと孫でも良いし、愛犬に足の裏を舐められている子供でも良い。配信にはほとんど経費はかかりませんが、送られてきた写真を整理し、審査し、連絡することには経費を覚悟する必要があります。

 コンテスト会場はもちろん恋人岬。時期は七夕か秋。最も感動的なキッスには「夕陽キッス大賞」を授与。その他の賞はその場で検討する。審査員は、映画の名キッスシーンの主役達(もちろんパロディ)。大まかな枠組みを決めたあとは、具体的実施要領を決めることから実行まで全て市内の若者にやってもらいます。

 いいと思うなあ・・・、ダメ?

三遊亭鳳楽

2007-10-30 02:23:46 | Weblog
 静岡新聞夕刊の「窓辺」欄に、落語家の三遊亭鳳楽さんが執筆するようになりました。最近引退した円楽さんの一番弟子です。落語同様の優しい語り口調の文章の中にちゃんと主張が織り込まれていて、読んで楽しいし勉強になります。

 17年前、僕は1年間限りの研修生として丸紅にいました。ある日社員の方から、「菊地さん、円楽の弟子で三遊亭鳳楽さんという人が毎月独演会を演ってるんだけど、一緒に行く?」と声をかけられ、「是非お願いします。」

 いやあ、笑った笑った。生まれて初めてちゃんとした高座を聞いたのですが、「青菜」という噺で腹を抱えて笑いました。しかも、独演会の場所が湯島天神の中のごく普通の座敷で、その雰囲気と落語の楽しさにいっぺんで魅了されてしまいました。

 企業研修から自衛隊に戻った半年後、僕はモザンビークという当時世界最貧国に国連平和維持活動で派遣されることになりました。その時には毎晩落語をカセットテープで聞きながら寝る癖がついていたので(この癖はつい最近まで続いていた)、何本かカセットを持参したのですが、やはり鳳楽さんの噺が忘れられません。そこで、「鳳楽師匠の噺を録音したカセットがあれば、是非いただきたい。これこれの事情でアフリカにいるので、お代は家内に送らせます。」というお願いの手紙を差し上げたところ、「頑張って下さい、お代は結構です。」とカセットが2本。

 これは何百回聴いたかわかりません。モザンビークから帰国して2ヶ月でドイツ留学になったのですが、その時ももちろんスーツケースの中に。落語は不思議なもので、筋がわかっているのに同じところで笑ってしまう。害も嫌みもなく、酒を飲まなくてもグッスリ寝られる。僕は、落語が世界に広まれば戦争がなくなるのではないか、とさえ思っているのですが。

 静岡新聞を読まれている方は、是非鳳楽さんの「窓辺」を読んでみて下さい。心が和んできますから。

虹の郷(続)

2007-10-29 09:11:10 | Weblog
 僕はブログであまり批判的なことは書きたくないのですが、昨日はあまりに腹立たしかったので、今回は敢えて書かせていただきます。

 一昨日、僕の地元の柿木で、僕の政治活動に対する「応援団」を作っていただきました。その際、東京の某健康食品会社の社長夫人が、社長からのメッセージを携えて出席して下さいました。昨日、修善寺駅にお送りする前、どこで昼食を取っていただこうかと考えた末、最高の秋晴れだったので「虹の郷」にご案内したのです。

 景色は最高、施設も良く管理されているし、どの庭園も綺麗に手が行き届いている。フェアリーガーデンなんか、昼なら紅茶、夕方ならワインでも楽しみたいくらいです。カナダ村のカレイドスコープ(万華鏡)博物館も、かなりの人が集まっていました。ところが、愕然としたのが、ある意味いちばん大切な「サービス」です。

 第1の場面。小さな子供をふたり連れた若いママが、ベビーカーに子供を乗せたまま乗り込もうとしていました。スタッフは、「いやあ、こんな大きなベビーカーを乗せたことはありませんよ。無理ですよ。」と見ているだけ。結局諦めて、ベビーカーはたたんで別の席に置いたのですが、僕らは隣の席で見ていて非常に不愉快でした。スタッフの対応に思いやりが感じられなかったからです。

 次の場面は某レストラン。1時を過ぎた頃入ったのですが、空いている6つのテーブルのうち、4つにはお客様が食べ終わった食器類が。まず、「えっ?」という印象ですよね。空いている席について水とメニューをいただき、しばらくしてスタッフの方が「決まったんですか? まだですか? まだなら後で来ますけど。」と。僕が、「ちょっと待ってよ。僕のお客様が『小食なので、大人でもお子様ランチをお願いできますか?』と聞いてるじゃないですか。」と言うと、「だから、大丈夫です、とはっきり言いました。」ですって。他のテーブルでもこんな感じで、約20分の食事の間、これまたずっと不愉快な思いをさせられました。店内にあの威圧的な言葉が響いているのですから。
 見ると、スタッフは厨房にひとり、フロアにひとりのふたりだけ。日曜日の忙しい日にスタッフが足りないことが、あのような応対になっているのかも知れません。でも、僕は二度とあのレストランには伺いませんね。

 最後に感じたのは、公園を出る時になって「貸出用車椅子・ベビーカー」があることを知ったこと。入り口事務所の裏にあって、入る際には見えにくい。公園内には、お年寄りから小さなお子様まで幅広い年齢層のお客様がいます。せっかく車椅子・ベビーカーの貸し出しがあるのですから、これを分散配置して、時折「お疲れの方は、車椅子・ベビーカーをどうぞ。」とアナウンスしたら良いのに、とも思いました。

 帰り際通った「伊豆の村」では、スタッフの方々が生き生きしていました。「自分の店で自慢の商品を売っている」という感じです。集まっているお客様の顔も楽しそう。「虹の郷」には、まだまだ可能性があります。

伊豆の玄関にシャッターを降ろさない

2007-10-26 15:39:31 | Weblog
 4月9日、修善寺駅前に英会話教室「オリーブ」を開校したのですが、予想を遙かに超えた厳しい状況に直面しています。人通りがほとんどない。成人のほとんどは車を使い、通学の高校生も親が送り迎えするので、伊豆箱と東海バスの利用者が激減しているためだと思います。
 僕が子供の頃は、修善寺駅にさえ来れば何でもあった。洋服屋、靴屋、歯医者、喫茶店(裏通りの「ブラジル」には高校の頃も通っていた)、更には映画館も。今では、買い物をする人はアピタに行くようになってしまいました。

 伊豆の鉄道の玄関である修善寺駅を、このままシャッター通りにする訳にはいきません。観光客に電車を利用していただくための企画とキャンペーン、通勤者にも伊豆箱に乗ってもらうための駐車場。また、人が集まるためには「あいた時間を潰せる場所」が是非とも必要です。「オリーブ」の生徒様も、8月まではマクドナルドで待ち時間を費やすこともできたのですが、今は時間調整をしていただく場所がなくなってしまいました。

 もう一つ気になるのが、修善寺駅~横瀬の顔である「修善寺橋」。温泉場との関連で赤い色は悪くないと思うのですが、そろそろ塗り直して綺麗にしたいし、歩道には「遊び心」が欲しい。僕は、鉄製の欄干を木で覆って、木工芸品のモニュメントを並べてみたらどうか、と思うのですが。

虹の郷

2007-10-25 10:11:50 | Weblog
 修善寺にあるテーマパーク「虹の郷」。僕は、この施設を活用して、どうしてもトライしてみたいことがあります。

1 コンセプト
 「虹の郷」には虹の七色、つまり「宇宙船地球号」の全てが乗り組んでいる。世界の国の代表、お年寄り、若者、子供達、ハンディキャップのある人達などがそれぞれのお国自慢をできる場所が「虹の郷」。

2 地球村
(1)現在ある「イギリス村」と「カナダ村」を整理し、新たに5大陸のブースを配して大陸内の各国がローテーションで出店してもらう。
(2)各国ブースは土産物とインビス程度にし、『その国の通貨とその国の言葉』でなければ買うことができない。通貨と辞書(買い物に必要なカタカナ表記)は、入館時チケットと一緒に渡す。

3 5大陸以外のブースも、それぞれの特性を活かしたルールを決めてもらう。ルール(制約とか規制とか)を楽しんでもらいながら、お互いの環境を理解する。

 狙いは単純、「日本にひとつ、世界にひとつしかないテーマパーク」を作ることです。東京ディズニーランドと同じ広さ、1年半後には富士山静岡空港から2時間(駿河湾フェリー経由)の距離、たくさんの花に恵まれた現行施設を考えると、「虹の郷」にはまだまだ可能性があると思います。

<写真は広告チラシを使わせていただきました>