マイク世界挑戦への道３

さらなる高みを目指して挑戦していくヴァンフォーレに所属するFWハーフナー・マイク選手を不定期に応援するコーナーの第3回目。今回は11日に行われたW杯アジア3次予選タジキスタン代表戦に日本代表として出場した活躍をお伝えしたいと思います。


アジア3次予選第1戦の北朝鮮戦、第2戦ウズベキスタン戦で自身の特長を発揮してアピールし、今回も代表に招集されたハーフナー・マイク選手。直前のベトナム戦ではあと一歩のところで出場を逃しているために今回も途中からの出場が濃厚でしたが、蓋を開けてみれば先発出場。代表初スタメンということで、彼の活躍がより一層期待されていました。

日本代表の1トップに入ったハーフナー・マイク選手が輝くシーンはすぐにやってきます。前半11分、右サイドDF駒野選手からのクロスボールに打点の高いヘディングで合わせて強烈なシュートがタジキスタンゴールに突き刺さります。競り合った相手選手の頭がハーフナー・マイク選手の肩の付近にあるというズバ抜けた高さで合わせたゴールは、彼にとって記念すべき代表初得点となりました。

日本代表の2点目と3点目も彼が絡んで決めたゴールでした。2点目はMF中村憲選手のパスを彼が相手選手を引きつける形でスルーし、それに反応した岡崎選手が決めたゴール。3点目は彼が胸で落としたボールを中村選手がダイレクトでシュートして、クリアされたボールを駒野選手が豪快にミドルシュートを決めています。ゴール前でポストプレーを行い、得点チャンスに絡んだチームに貢献するような動きが出来たことは、味方を活かしたという点で得点よりも評価できるかもしれませんね。

後半も引き続きピッチに立ったハーフナー・マイク選手。後半2分、前半と同じような攻撃の形から駒野選手のクロスに頭で合わせてこの日2点目となるゴールを決めます。この時点ですでに日本には大量得点が入っていましたが、前半と後半の立ち上がりの両方で得点したことで、日本代表の勢いをハーフナー・マイク選手が作ったという結果になりましたね。

練習中に足首を痛めたということで、得点を決めた直後の後半4分に大事をとって交代。W杯予選で2得点を決めた活躍は日本代表定着に向けて大きなアピールとなり、日本代表に高さが期待できるFWが誕生したことが日本中に知れ渡ったと思います。ただこのタジキスタン代表はあまりにも手応えがなかったので真の活躍とは言えないかもしれませんが、この活躍をこれからも続けていくことが大事になってくるでしょう。


今後も継続的に自身の持ち味を発揮できればみんなからの信頼もさらに高まり、韓国やオーストラリアのようなアジア予選の強豪たちに対しても自分のプレーがしやすくなると思います。そのレベルに達するまで努力して辿り着いてほしいですね。その努力は所属クラブのヴァンフォーレで行い、得点を引き続き量産してチームも残留に導いてほしいと思います。

最後にハーフナー・マイク選手が初先発で2ゴールを挙げた今回のタジキスタン戦の試合ハイライト動画を貼っておきます。動画は削除される可能性がありますので早めにご覧ください。


[ALL GOALS] Japan 8-0 Tajikistan 2014 Fifa World Cup qualifier 10/11/2011

※動画再生時はパケット通信料にご注意ください。




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