ヴァンフォーレ甲府熱血サポーターへの道!!

山梨に住むユタカのブログ。地元ヴァンフォーレを応援してこのブログもなんと18年目を迎えました。ヤングパワー炸裂!

大宮アルディージャ戦見どころ紹介

2013-11-09 | Weblog
明日(10日)アウェーで行われる大宮アルディージャ戦。J1残留を目指すヴァンフォーレにとって、この節のこの試合の結果によってはほぼ残留を手中に収められるかもしれません。条件はヴァンフォーレがこの大宮に勝利して、16位の湘南が鹿島に負けること。もしそうなったら両者の勝ち点が‘9’に広がり、残り3試合でヴァンフォーレが全敗し、湘南が全勝しても勝ち点こそ並びますが、大きく得失点差が離れているために湘南はヴァンフォーレを上回ることがほぼ不可能に近くなります。湘南はホームゲームですが優勝争いに絡んでいる鹿島と行い、ヴァンフォーレはアウェーながらも調子を落としている大宮が相手なので、その結果になる現実味はあります。日中(13時から)行われる湘南の結果にもよりますが、ヴァンフォーレはこの試合勝利して残留をグッと引き寄せたいですね。


それでは大宮戦の分析に入りたいと思います。対戦相手の大宮アルディージャ。現在30試合をこなし12勝3分け15敗の勝ち点39で14位につけています。リーグ前半戦に快進撃をみせて首位に立つなど今シーズンの台風の目になっていたものの、6月の中断期間を過ぎてから徐々に結果が伴わなくなり快進撃の立役者ベルデニック監督を解任。小倉新監督でチーム状態の立て直しを図りますが、一度歯車の狂ったチームはなかなか修正がうまくいかず、8連敗後1勝してから再び連敗街道(6連敗中)に入るなど最近15試合で1勝14敗と順位を急降下させています。

前半戦の大宮は選手全員の運動量が極めて多く、ディフェンスラインも連動しながらかなり前目の位置で激しくプレスにかけにいくことが相手にゆとりを与えないプレッシャーへと繋がり、そこから攻撃がスタートできるので素早い攻守の切り替えにて一気に相手ゴール前までボールを運べていました。連動して素早く攻めるため相手は守備に戻りきれていない分数多くの決定機を作れていました。しかし監督が交代し、選手たちも練習方針などチームのやり方に不満を持っていたらしく全員の意思統一ができずに連動できなくなると、緻密だったチームは徐々にあちこちに隙が生まれるサッカーになってしまいます。そこで連敗を記録。選手たちも監督も良い状態だったサッカーの記憶が残像のように頭の中に残っていて、また新しく進めるチーム方針がうまくいかないことも重なり迷いを持ったまま現在に至っているような気がします。

大宮の武器はなんといってもノヴァコヴィッチ&ズラタン選手のスロベニア代表2トップ。この2人の決定力は素晴らしく、中銀スタジアムで行われた第13節ではノヴァコヴィッチ選手に2ゴールを許しています。大宮が不調のチーム状態であっても危険な存在だと思います。特にセットプレーは最大級の警戒が必要で、長身の2人に高さで負けないようにDF青山選手を中心に空中戦で頑張ってほしいですね。ただし最近はやはりチーム状態の悪さからゴール近くでボールをもらう回数が少なくなっているようで、自ら突破していくタイプではないポストプレーヤー型なので後方からのロングボールのターゲットマンになります。ヴァンフォーレは一人が競っていき、もう一人がフォロー役としてボールを絡め取るような複数人の守備が求められます。ヴァンフォーレの3バックはこの長身2トップとの相性が良いと個人的には考えているので、セットプレー以外の通常時に決定機を作られる回数は少ないと思いますね。

大宮は基本的には高い位置でプレスをかけにいきますが、ここ最近ではカウンターから好機を演出しているので試合中に状況によってディフェンスラインの位置を切り替えているようです。しかしそれはシーズン途中から取り組んでいる戦術なので選手たちへの浸透度も浅く、付け入る隙が十分あります。ヴァンフォーレに必要なのは相手に迷いが生じている状況をピッチの中から瞬時に見極めること。そこを十分認識した上で相手の嫌な場所を徹底的に突ける選手がこの試合のキーマンとなります。今回のヴァンフォーレのキーマンは‘ジウシーニョ選手’。

ジウシーニョ選手は時折個人プレーに走ってしまうこともありますが、基本的にはチームプレーを重視し前線からの守備の意識も高い選手。前節のFC東京戦でも彼のサイドへ振ったパスが基点となり平本選手の先制点が生まれました。ジウシーニョ選手はボールキープ力がありますから、彼に積極的にボールを預けていき、大宮が今の時間はここに出されたら困るというポイントをドリブルなりパスなりで仕掛けてほしいですね。基本的には高いラインを維持する相手の背後のスペースを使い、決定的な場面を数多く演出したいです。ジウシーニョ選手のヴァンフォーレ移籍後初ゴールも見られるかもしれません。

それと保坂選手。中盤の底の位置でプレーする彼は献身的で目立たないため評価するのが難しいポジションですが、ボランチは‘舵取り役’と呼ばれ、攻守のバランスを保ち守備から攻撃へ攻撃から守備へ繋げる橋渡し的な重要な存在です。そんな保坂選手が前目の位置でプレーしていたらチームが攻勢を強めているという判断材料にもなります。戦術眼のある彼がピッチの状況を見極めて普段のポジションより前目でプレーし、相手の隙を瞬時に察知してそこを効果的に使えるような展開を増やしたいですね。


相手は調子が悪いので、先制点を奪われないようにまず守備ありきの慎重な試合の入りをするかもしれません。ヴァンフォーレは始めから果敢に仕掛けていき、先制点を奪って相手のプランを崩したいところ。先制点をヴァンフォーレが奪えたのなら、ヴァンフォーレの一方的な試合展開もあり得ると思います。試合で優位に立てたのなら守備選手を投入して逃げ切る策を持っている城福監督。もちろん守備だけではなく水野選手や平本選手など相手をヒヤリとさせられる交代カードも備えています。前回対戦は0対3と完敗でしたが、今回は大丈夫。自信をもって戦い、勝ち点3を持って山梨に帰りましょう!…やられたらやりかえす!倍返しだ!!


【予想スタメン】
大宮アルディージャ
  ノヴァコヴィッチ ズラタン
チョ              渡邉
      上田  金澤
下平    片岡  菊地    村上
        北野

直近5試合の成績→×××××

ヴァンフォーレ甲府
パトリック
ジウシーニョ 河本
福田 柏
パラナ 保坂
佐々木 山本 青山


直近5試合の成績→△×△×△



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