中野みどりの紬きもの塾

染織家中野みどりが「紬きもの塾」を開講しました。このブログはその記録を中心に紬織り、着物、工芸、自然を綴ります。

八寸帯と小川郁子作江戸切子帯留――「紬の会'17」のお知らせ その3

2017年05月04日 | 紬の会
明日からの「紬の会'17-着る愉しみ」展最後のお知らせです(5月8日まで)。^_^ 

18歳の時に古い芭蕉布や丹波布、山陰の絵絣などと出会いました。
そして20代で宗廣力三先生の手紬糸による刺し子織りの紬着尺に出会い魅了され、その場でこの道を決めました。
この秋にはこの仕事を始めていつの間にか、40年になります。
そこにある美しさの根源は何かを私なりに追い求め、少し見えかけたように思いますが、まだもう少し探求していきたいのです。そのためにも今後暫くは発表は控え、染のところからじっくり向き合いながらまた進めていこうと思っています。
今回の展示ではこれまでと現在を御覧いただきたいと思います。


最後に単衣、夏物にお使い頂ける八寸の帯を1点ご紹介します。
上の写真は八寸かがり帯「花水木」です。
立体的な織です。段の色はサーモンピンクと萌黄色という感じです。
大人可愛い帯です。こちらは仕立て上がっておりますのですぐお使いいただけます。。
他にも九寸節糸の夏帯もあります。紗の着物や上布などと合わせて頂けるような上質で繊細なものです。

昨年、白系の八寸夏帯をお求めいただいたお客様とお目にかかる機会があったのですが、お母様から譲られた落ち着いた紫の紗の着物に合わせてくださってました。小川さんの帯留とともに素敵に着こなしてくださってました。

紬は帯も洗い張りもききますし、汗を余り心配せずにお使いいただけます。
透け感は強くはありませんので、盛夏のみではなく5月中旬から9月中旬くらいまで締められる感じのものです。お手持ちの夏着物、単衣などと合わせてご覧ください。

サブコーナーの竹工芸の林まさみつさん、江戸切子の小川郁子さんにも渾身の作をお送りいただいております。ものすごいです!!
要望はお伝えしましたが、お二人の私の紬に合うものを作るという意気込み、技、感覚が光っています。私もとてもうれしく思いました。

新たな写真を撮る時間がなかったのですが、林さんの竹バッグは、東京ではなかなか見ることは出来ませんのでこの機会にぜひご覧ください。とても丁寧な仕事です。
林さんはかたち21の笹山さんが80~90年代にかけて発刊していた『かたち』の定期購読者でした。時々DMを送ってくださってました。技術がしっかりしているだけではなく踏み外さない範囲で創意工夫をされる真摯な姿勢も共感します。
今回は新しく黒のバッグや、やや大ぶりのものも含め、内袋の素材も様々です。涼し気な生平もあります。点数もたくさんお送りいただきました。竹や布の染は植物染料や漆などです。価格は12万~18万です。

 チラッとお見せします。。実作を是非ごらんください。
小川さんにお願いした「シャープな感じで、、」も、かなりの大人テイストの帯留で圧巻です!!癖になる美味しさ、というか後を引きます、、。^^
価格は3万円台です。三分紐も合う色目を用意しています。

さて、7日のミニ紬塾「用と美と紬」は、会場は茶室ですが、お茶の心得などは不要ですので気軽にお申し込み下さい。なんと!あと1名まだ大丈夫です。お抹茶ではありませんが茶菓し付きです。
とらわれのない、根源的で普遍的な話ができればと思っています。着ることの、創ることの未来へ繋がる実りある話ができればと思います。
茶室の障子越しの光を確認しましたが、すごくいいです。特別な時間をお愉しみいただきたいと思います。
塾は別室ですので、この時間帯も作品展示のみをご覧いただけます。

私は今の時代こそものを吟味し、大切に使い、次世代へ残すべきものを伝えなければならないと思っています。
道徳とか伝統とか愛国を押し付けるようなことではなく、自然の中で生かされている私達、人の手わざを育て、尊重し、使っていくことは、美しいものやことを自然に愛する人が育ってきます。
日本の豊かな本物の文化が途切れないことを切に願っています。

連休はお忙しい方もおられると思いますが、下旬の工房展示でも構いませんので気軽にお出かけ下さい。紬はあまり見たことのない方も私の仕事にご興味をお持ちでしたらお出かけ下さい。
小さな額装品もたくさん作りました。

とりあえず8日(月)までは自由ヶ丘でお待ちしています。

アクセスなど詳細はこちら

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文化
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