中野みどりの紬きもの塾

染織家中野みどりが「紬きもの塾」を開講しました。このブログはその記録を中心に紬織り、着物、工芸、自然を綴ります。

工房展「紬の会'17-着る愉しみ」終了しました!

2017年06月02日 | 紬の会
 柿染め白地段着尺「真珠の彩り」

「紬の会'17-着る愉しみ」展、5月の連休に始まり、昨日工房展示も無事終了致しました。

ご来場くださいましたみなさま、ありがとうございました。
作品集「樹の滴」を読まれた遠方の方も実作を見てみたいとお越しいただきました。

みなさんから自然な色や風合いの布に「本当に綺麗でいつまでも見ていたい」という声も聞かれました。

暑い日が多かったのですが、私の紬でわざわざお出かけくださいました方々にも心より御礼申し上げます。
手元を離れた作品が使う方の着こなしの中で生き生きとした美しい表情を見せてくれていて、本当に嬉しく思いました。

工房では作品をご覧頂くだけではなく、紬を着る上での帯や小物の取合せ、着物のマイサイズの再確認、洗える襦袢の検討のご相談、名古屋、半幅帯結びのミニ塾なども行いました。

暑くなってきましたので、ヘンプの肌着も好評でした(Mサイズステテコ残り僅か)。
ヘンプ・リネンタオルの汗取り(補正にも)の縫い方説明もいたしました。

また、たくさん着物を持てない方などには特に有効な、単衣紬を長く着ていく場合の話などもしましたが、櫻工房ならではの紬の会となりました。
個別にミニ紬塾として着るための様々な相談事も随時受け付けておりますのでお問い合わせ下さい。

上の写真は今回出品しておりました「真珠の彩り」と題した着尺の部分ですが、注目してくださる方も多く、光線による色の違い、深さに私自身も改めて驚きました。
写真では捉えられない何とも言えない色合いです(グレーのように見えるかもしれませんが、白系です)。
夕方も蛍光灯は点けずに自然光の仄暗さの中でご覧いただきました。
 
白い着物は難しそう、、と思われがちです。
しかし、どなたにも顔映りがよく、張り詰めた白ではない包容力のある豊かな色で、ちょうど今月、6月の誕生石は真珠ですが、真珠の装身具はどなたをも品よく引き立てるように、この着尺も相通じるものがあるように思いました。自然のなせる技です。

これからしばらくは緑を濃くしていく庭木を少しずつ染めながら在庫の糸をもっと増やしていこうと思います。
植物から引き出せる色の幅を広げていきます。
白の中にも無数の白があるように植物と紬糸(絹)が醸し出す生きた色の世界を極め、それを生かした織物を織れたらと思います。

今後も堅牢で美しい現代感覚の紬織りをめざして日々精進してまいります。

今後とも宜しくお願い申し上げます。





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