有志舎の日々

社長の永滝稔が、 日々の仕事や出版・学問などに関して思ったことを好き勝手に 書いていきます。

「歴史」を言論・思想圧殺に利用してはならないこと

2017-08-02 19:10:05 | 学問
「学び舎」の中学校歴史教科書『ともに学ぶ人間の歴史』を採択した灘中学校・高校に極右からの抗議・いやがらせが続いているとのこと。
校長の和田孫博氏がその状況を明らかにしました

定型化した抗議文を拡散して、それを沢山の人が送りつけるというパターンの「洪水抗議」方式というお決まりのやり方だが、こういった卑劣なやり方をして人びとを苦しめて恥ずかしくないというのは、こういう連中がいかに「醜い日本人」かということを示していると思います。
同じ日本人として、「恥を知れ!」と言いたい。

有志舎そして永滝稔は、灘校と和田校長の毅然とした姿に拍手を送ります。
歴史を愛する者として、また歴史学の成果を世に広めるという任務を持つ出版社として、「歴史」を道具にして人間の精神や言論を圧殺しようとする暴力には断固反対します。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。