有志舎の日々

社長の永滝稔が、 日々の仕事や出版・学問などに関して思ったことを好き勝手に 書いていきます。

『AERA』(朝日新聞出版)にインタビューが載りました

2017-08-10 10:11:01 | 雑談
最新号の『AERA』(8月7日号)に、不肖・永滝へのインタビューが載っております。22ページの「わが家の歴史を調べてみると」という記事の一部です。
本業の出版とは全く関係なく、祖先調査の面白さについて、という話題です。
私がインタビューで話したのは、個々の先祖の名前や住んでいたところだけ分かってもそれだけのことで殆ど意味ないので、広く歴史書を読んで自分の先祖のいた地域や生業・精神史を知る事が、先祖調べの醍醐味だということなのでした。でも、字数が無かったので、読者にそこまでくみとってもらえるかどうか?
もう一つ言うと、「先祖調べ」というと右翼反動的な過去礼賛・血筋礼賛だと誤解されがちですが、そうではなく、永滝家のように百姓ではない渡り職人という家系から、定住社会とは違う別の日本が見えてくることもあります(漂泊民差別の問題も含みます)。そういう意味で、複数の日本というものを「先祖」を介して自らの身に引きつけて考えられる機会になればということなのです。

また、そのあとの「明治にだって功罪がある」という記事には奈良勝司さん(有志舎刊『明治維新と世界認識体系』の著者)の「明治維新150周年批判」のインタビューも載ってます。

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