ささやんの天邪鬼 座右の迷言

世にはばかる名言をまな板にのせて、迷言を吐くエッセイ風のブログです。

北をめぐる韓国の不思議

2017-04-20 11:23:30 | 日記
人はそれぞれの観点から世界を見る。それぞれの観点から解釈された世
界、それが目の前に現れる世界の姿であり、そこに一つとして同じものは
ない。見る観点が違えば、世界の姿も異なってくる。

安倍首相がこんなことを言ったという。朝鮮半島でいったん軍事衝突が起
これば、難民が多数日本に押し寄せてくる。日本はその備えをしなければ
ならない、と。

安倍首相のこの発言を危機意識の表れとみなし、そこに過剰な危機意識を
読み取るか、あるいはその逆を読み取るかは、人それぞれである。危機意
識が足りないと見る人がいる一方、逆に危機意識が過剰だと見る人は、そ
こに、安保関連予算を増やそうと目論む首相の意図を読み取るかも知れな
い。あるいは、そこに、森友学園問題から国民の目を逸らそうとする首相
の意図を読み取る人もいるだろう。首相の発言には森友学園問題から国民
の目を逸らそうとする意図が働いている、と聞いて、「それは考えすぎだ」
と思う人もいるはずだ。

ものの見方は人それぞれ。――常日頃そう思う私でも、びっくりするような
話を聞いた。安倍首相の件(くだん)の発言に対して、韓国の外務省報道
官が、「仮想の状況を前提とし、誤解を招き、平和と安定に否定的な影響
を及ぼし得る言及は自制すべきだ」と不快感を示したという。

そればかりではない。韓国では、北朝鮮情勢をめぐる日本の警戒心に対し
て、「日本が危機をあおっている」との批判が、メディアなどで相次いで
いるというのだ。朝鮮日報は社説(4月18日付)で「緊張をあおるような
低水準の稚拙な言動といわざるを得ない」、「慰安婦像に対する感情的な
腹いせにしか聞こえない」と述べている。日本側の危機意識をまるで理解
しようとしていないように見える。

北朝鮮と直接、軍事的に対峙(たいじ)しているはずの韓国で、このよう
に現実的な危機感がほとんど見られないのは、私からすれば、逆に不思議
と言うしかない。「所変われば品変わる」と言うが、この隣国の「品」に
は理解できないことが多すぎると思うこの頃である。
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