ささやんの天邪鬼 座右の迷言

世にはばかる名言をまな板にのせて、迷言を吐くエッセイ風のブログです。

マフィアと独裁政治

2017-06-20 14:05:17 | 日記
政治の「マフィア化」という言葉があることを知った。センセーショナル
な言葉だが、これは、私が政治の「独裁化」という言葉で言い表そうとし
たこととあまり違わない。きのう注目した長谷部恭男・早稲田大教授の言
葉をもう一度引用することにしよう。

「公が私によって占拠されている。濃密な人間関係で強く結ばれた集団
が、官僚機構や一部マスコミも縄張りにおさめ、社会一般に対して説明責
任を果たそうともしないで権力を行使するとき、公権力は私物化され、個
人間の私的な絆をテコに政治が行われる。社会全体にとって何が利益かを
丁寧に説明し、納得を得ることで権力は民主的な正当性を獲得しますが、
現政権はそんなものは必要ない、反対するやつは切り捨てればいいと。ま
さにむき出しのマフィア政治です。」

独裁政権の特徴として、私は「我田引水」をあげたが、これは長谷部氏の
言い方を借りれば、「公が私によって占拠される」ということにほかなら
ない。独裁政権は、公の財を、身内やお友達の利益として私物化する。
「濃密な人間関係で強く結ばれた集団」だけで公の利益を独占しようと企
てる。独裁政権は、「個人間の私的な絆をテコに」統治を行おうとして、
「官僚機構や一部マスコミも縄張りに」おさめる。

そういう我が物顔のやり方に対しては、当然、世論の激しい反発が沸き起
こるだろう。この政権は、「民主的な正当性を獲得」しようとすれば、説
明責任を果たし、世論の激しい批判の声に対して、「社会全体にとって何
が利益かを丁寧に説明し、納得を得る」努力を惜しむべきではないのだが、
嘆かわしいことに安倍現政権は、「そんなものは必要ない、反対するやつ
は切り捨てればいいと」いう姿勢で臨んできた。

こういう現状を、長谷部氏は「むき出しのマフィア政治」と呼ぶのだが、
これは私の言い方では、「暴走状態の独裁政治」ということになるだろう。
いずれにせよ、こういう政治に対する世論の反発は、首相の殊勝な記者会
見の言辞などでおさまるものではない。
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