ささやんの天邪鬼 座右の迷言

世にはばかる名言をまな板にのせて、迷言を吐くエッセイ風のブログです。

国産PCはアメ車なのか

2017-02-09 11:53:00 | 日記
主にパソコン関連の情報を掲載するサイトがある。私はこのサイトを覗
くのを日課にしているのだが、そこにメーカーの宣伝と思われる記事が
載っていた。

それによると、日本の若者の場合は、他の先進諸国の若者と比べて、PC
の普及率が低いという。PCに触れる機会が少ないと、社会人になって困
るから(=我が社の製品が売れなくて困るから)、なぜ若者がPCを持ち
歩かないのか、その原因を調査してみた。すると、「持ち歩かない派」が
挙げた主な理由は、以下のようなものだった。「重い/場所を取る/ス
マホでもそれなりに済む/バッグにしまうには大きすぎる/壊れるのが
心配」。
そこでこのメーカーは、軽くて場所を取らず、堅牢な2in1タイプのノー
トPCを「カジュアルキャンパスモバイル」のコンセプトで開発制作し、
このほど販売するに至ったという。

あれれ?この記事、宣伝目的とはいえ、何かがおかしい。「若者がPCを
持たない」という事実を、この記事は(「若者がPCを所有しない」では
なく、)「若者がPCを持ち歩かない」という意味に歪曲し、そこから宣
伝文句を展開している。大事なのは「若者がPCを所有しない」理由を明
らかにすることなのに、肝心のこの問題を避けて通ろうとしている。理由
ははっきりしている。「若者がPCを所有しない」理由は「PCが高価すぎ
るから」であり、若者のPC所有率を上げようとするなら、このメーカー
に限らず日本のPCメーカーは、PCの価格を下げなければならないのに、
それだけは避けたいと考えているからである。

考えてもみよう。1台で10万円も20万円もするPCを、日本の若者がそう
簡単に買おうとするだろうか。買いたいと思うだろうか。

私が言いたいのは、日本のPCの価格は高すぎる、ということである。自慢
ではないが、私は現在、2in1タイプのノートPCを2台、形だけが
Macbookに似たノートPCを1台所有している。いずれも中国製の製品
であり、価格は、3台全部合わせても、7万ぐらいだから、日本製PC1台
の1/2から1/3の値段である。スペックはというと、2in1タイプのノー
トPCがRAM4G、ROM64Gで、OSはWindowsとAndroidとのデュアルブー
ト。Macbookに似せたノートPCのほうは、RAMが2G、ROMが32Gで、OS
はAndroidの派生形とも言えるRemixである。これだけのものが、中国
の通販サイトを利用すれば、それぞれ2万5千円、1万5千円ぐらいで買え
てしまうのだから、日本製のPCなどバカバカしくて買う気にならない。

今この文章を打ち込んでいるのは、RemixのOSを載せた中国製ノート
PCを使ってである。これを購入したときには、中国の春節を間に挟ん
でしまったために、手元に届くまで随分と日数がかかってしまった。

でも、こういう自分の経験を踏まえて言えば、日本のPC産業はグロー
バルな販売競争では、確実に負け組になってしまうと思うよ。
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